「フェリシモこども基金」から2022年度に基金を拠出した「坂本 龍太朗(さかもとりょうたろう)」さんから、このたび活動レポートが届きましたので下記にてご紹介します。
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緊急医療パック266セットをウクライナへ届けました
当初予定をしていた210セットより56セットも多く医療セットをウクライナに届けることができました。これは「救える命を救う機会」が56セット分も増えたことを指します。
〈現地の様子や現地の声〉
「フェリシモこども基金」からご支援をいただいた頃は、ウクライナでは医療物資不足が深刻でした。同様にポーランドでも品薄状態が続いていたため、11ある搬入元から医療物資をかき集めました。
そのようにして集めた物資は、さまざまなルートでウクライナに搬入し、その後は民間人避難車両、救急車、病院、避難所などに配られました。
実際にウクライナ北東部にあるハリキウでは、「車に備え付けてあった医療物資のおかげで、ロシア軍によるミサイル攻撃で負傷した人の命がつながった」との連絡も入っています。
10月も終わるころになると、ウクライナから「医療物資の不足状態がある程度全土で解消した」という知らせが入りました。これはうれしいニュースではありますが、こうなるまでに8ヵ月もの月日がかかり、それまでは「医者がいても医療物資が足りず、救える命も救えなかった」というケースが数多くあったことを忘れてはなりません。
〈支援者のみなさまへ〉
このたびはご協力いただきありがとうございました。今後も現地の人々が、おひとりでも多く生き延びることを支援に託し、戦後の復興につなげていきたいと考えています。インフラをはじめとするライフラインの復旧にはかなりの時間を要しますが、引き続き息の長い支援を呼びかけていく所存です。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
(坂本 龍太朗さんより)
■ウクライナ国内への医療物資支援
実施場所:ポーランド ワルシャワ市/ツェレスティヌフ郡
実施期間:令和4年8月1日から支援物資搬入完了日(9月末を想定)まで
・プロジェクトの詳細はこちら
・坂本 龍太朗さんのその他の支援活動(Facebook)はこちらから
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