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2023年度基金活動報告―チャレンジドのスキルアップや地域理解を深める支援(特定非営利活動法人 親子の未来を支える会)

フェリシモ「CCPチャレンジド応援基金」から、2023年度に基金を拠出した「特定非営利活動法人 親子の未来を支える会」さまより、このたび活動レポートが届きましたので下記にてご紹介します。

*   *   *

2023年1月に厚生労働省が参画する出生前検査認証制度等運営委員会のサイト「一緒に考えよう、お腹の赤ちゃんの検査」がオープンしました。

出典:一緒に考えよう、お腹の赤ちゃんの検査|出生前検査認証制度等運営委員会
https://jams-prenatal.jp/

当団体はこのサイトの中で、「出生前検査について相談できるところ」のひとつとして紹介されています。また、2023年3月25日に開催された厚生労働省補助事業のシンポジウム「みんなで話そう! 出生前検査のこと」のトークセッションに、理事の水戸川真由美が登壇しました。

妊娠中の検査に関する情報サイトの「イベントのお知らせ」内にあるシンポジウム動画表紙

おなかの赤ちゃんに病気や障がいが見つかったときに、妊婦さんやそのご家族を支える窓口として開設された「胎児ホットライン」では、このたびブックレット「おなかの赤ちゃんと家族のために~月編・星編~」を増刷しました。

「月編」は妊娠の継続を考えている方に、「星編」は妊娠の継続をしないことを考えている方に向けて、考えるべきポイントがまとめられています。どちらからでも読むことができる2つの表紙の装本になっている「月編・星編」は、公式サイトからPDF版をダウンロードすることができます。

■ブックレットの一覧・入手方法
・お急ぎの場合は、PDF版をこちらからダウンロード(無料)できます。
https://fetalhotline.fab-support.org/booklet/

・お手元に置きたい場合は、こちらからご購入いただけます。
https://npofab.thebase.in/

ブックレット「おなかの赤ちゃんと家族のために~月編・星編~」

胎児ホットラインでは、日々さまざまなご感想をいただいています。以下、胎児ホットラインに届いた「声」の一部をみなさまにご紹介します。
「ネガティブな気持ちがポジティブな方向に向きました。」
「話すだけで、すごく楽になりました。」
「アドバイスも的確にいただき、産前の不安も軽くなりました。」

当団体では2つの自治体と委託契約を行い、3つの保育園や小中学校において医療的ケア児の看護支援に携わっています。医療的ケアの実践および自立支援や看護師の人材育成、マニュアル作成など、さまざまな活動を行っています。

また長野県須坂市においては、子どもと家族、子育て・教育に携わるすべての方のために、なんでも相談室「ももの木」を開設しました。相談者からのさまざまな相談に、行政や専門家と連携をとりながら、ともに考え対応しています。

なんでも相談室「ももの木」のパンフレット

〈支援者のみなさまへ〉

2023年に出生前検査のサイトができたことは本当に素晴らしいことです。しかし、情報を得たからといって、決断できるかといえばそうではない方や、さまざまな支援や相談先があってもそこにたどり着けない方もいます。

当団体ではそのような方に、「相談」、「つなぐ」、「支援を作る」ことを目指しています。-1才(うまれるまえ)からのサポート(病気の予防・ピアサポート・胎児治療・福祉との連携など)や、家族の自律的な決定を支援しながら、社会的・医学的にサポートするためには何をすべきかを、さまざまな視点から考え活動をしています。

みなさまからのご支援のお陰で、このような活動を続けることができたことに、心から感謝申し上げます。

■親子の未来を支える会さまの詳細はこちらから
■胎児ホットラインの詳細ははこちらから

〈参考〉
出典:妊娠中の検査に関する情報サイト|こども家庭庁 出生前検査認証制度等啓発事業 https://prenatal.cfa.go.jp/

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