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ワークスタイルはコーポレートスタイル採用担当が東京のスタートアップでインターンをしてきた話【後篇】

こんにちは!
フェリシモ採用担当のあずまです。

今回のエントリーは、前回予告をさせていただいた私自身の体験を通して感じたことを書かせていただきます!

インターンで感じたことは書ききれないほどあるのですが、今回は次の項目でご紹介します。
(少しマニアックになってしまう箇所があるかもしれないのですがご容赦ください…)

【会社ごとにちがうよ働きかた(キホン編)】

【会社ごとにちがうよ働きかた(業種なるほど編)】

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【会社ごとにちがうよ働きかた(キホン編)】

・出社時間
とっても基本的なお話なのですが、「出社時間」について。
何時にはお仕事を開始しましょうという時間のことなのですが、フェリシモでは「前日までの始業・終業時間選択制(コアタイム10:30~16:30)実働1日8時間」という体制を基本としています。
これは朝7時30分~10時30分のあいだの時間から出社する時間を決め、事前に申請するというものなのですが、各自その日の都合に合わせて時間を変えていたりします。なので出社時間は全員同じではありません。
インターン先のチームは出社時間は朝10時が基本。一斉にそろって始業するのは新鮮でした。また、私はフェリシモでは8時~8時30分の間に出社していることが多いため、10時スタートというと少し遅く感じたのですが、首都圏では通勤ラッシュを避けて意図的に9時30分以降に出社時間を設定されている企業も多いとか!

・業務ツール
最近では限られた資源で成長していくために、スタートアップ向けといってもいいような業務ツールが多く提供されています。
今回、フェリシモではまだ本格的に導入していないコミュニケーションツールを使う機会に恵まれました。

インターン先で使用されていたツールのジャンルとしては、

– プロジェクト管理系(GitHubなど)
– コミュニケーション(Slack、ShaMO!など)
– ドキュメント(ドライブ)(Dropboxなど)
– 情報共有・蓄積(esa.ioなど)
– 労務管理ツール(SmartHR)
– 経理・会計ツール(freee)
– その他(Re:dash、Google Apps、その他業務ツール)

などがありました。esa.ioなどはエバーノートに似ているのですが軽くて使いやすかったため、フェリシモでも試しに使っていきたいなと考えています。

・コミュニケーションの取り方
フェリシモでは社員ひとりに一台社用携帯電話があるのですが、インターン先では電話といえば基本は代表電話のみでした。
チームメンバーが少数精鋭で、オフィスにいるときも近くにいることから同じチームのメンバー同士で電話を使う必要はありません。口頭かチャットでコミュニケーションを取り仕事が進んでいきます。
チャット中心のやりとりは新鮮でしたが、直接話をするコミュニケーションとはまた違う楽しさがありました。
フェリシモではまだまだメール文化なのですが、素早く返信し合っているときなどはほぼチャットに近いですし、社内では実験的にチャットツールを導入しています。これからは社外のお取り引き先ともeメールではなくLINEなどに近い感覚のチャットになるかもしれませんね。

・勉強会とイベント
渋谷という土地柄、社内外での勉強会の開催はかなり多いと感じました。毎日どこかで技術系、マーケティング、デザイン、ワークスタイル、ネットワーキングなどのテーマで大小の勉強会やイベントがおこなわれていました。
神戸もなくはないのですが、関西だと大阪や京都が活発な印象です。仕事を終えてからも交流や勉強の機会がある環境は刺激になりましたし、情報や人脈へのアクセスコストが低いのは東京・渋谷という地の利を感じました。※今年はフェリシモでもイベントを企画したいと考えています!神戸も盛り上げたい!

【会社ごとにちがうよ働きかた(業種なるほど編)】

・共有とWIPの文化
扱うツールにも特徴が表れているのですが、スマホアプリやWebサービスを開発する上で「だれかひとりしか知らない状況」は避けるべきで、進捗はみんなに公開しておくことがプロジェクト管理の基本だということが徹底されていました。
例えばSlackなどでもダイレクトメッセージを送れるのですが基本はメンションもチャンネル内でおこないます。これからよりツールが普及するにあたっては、エンジニアの方々では”あたり前”のこともリテラシーがまだまだ追いついていない企業では、そういったコミュニケーションに抵抗があるかもしれませんね。※フェリシモはその点は心配していません!
資料やデータについても同じ考え方で、全員のアクセスが可能なクラウドに置き関係者で編集を重ねていきます。権限などを設定することもありますが、基本はチームメンバーにはオープンにされています。
また、WIP(Work In Progress)の姿勢が浸透していることも印象的でした。制作途中、開発途中である場合はもちろん、一度公開したとしても修正しより良いプロダクトに仕上げていくという姿勢は業種ならではだと感じました。

・新しいものを取り入れることと守るべき作法
さすがWebサービスを運営されているメンバーだけあって、新しいアプリやサービスは積極的にスマホにダウンロードして試されていました。
そしてそれらは大手企業によるサービスではなく、渋谷界隈のスタートアップがリリースしたサービスであったりと、新しいことをしようとしている人たちがつくるおもしろいサービスや事業に刺激を受けスタートアップ同士で高めあう雰囲気ができているように感じました。
一方で、複数参加した勉強会においても開発面ではサービスをローンチした当初のコード(Webやアプリを構成する言語)の質に問題があり、その後改修に手がかかるという話も聞きました。
だからこそ開発では要件の内容や優先順位を見極め、仕事の進め方まで共有しフィードバックを受けながらセオリーと作法を守ることが、安定したサービス運用につながることを学びました。
そういう意味で、エンジニアはほんとうにやりがいのあるお仕事で、職種としての価値が上がっていることもうなずけます。

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以上長くなりましたが、まとめますと…

会社ごとに事業そのものや規模、働く人、立地などすべてが違うため単純に比較することはできないのですが、フェリシモのように創業から50年を越えて多くのお客さまに支えられながらなお新しいことに挑戦しようとしている企業がもつ良さと、
スタートアップ企業のように、現状維持では後退であり、あらゆる面で成長が求められるチームだからこそ持ち得る良い面の両方を知ることができたのはとても貴重な経験になりました。
フェリシモは会社の在り方を「コーポレートスタイルデザイン」と呼び、どんな会社であるべきかを考え続けています。今回感じた他社のワークスタイルはそのまま自社や他社に移植できるものではなく、企業文化や人あっての働きかただと思っています。

コーポレートスタイルとワークスタイル。
他社での経験をいかして、引き続きフェリシモらしい働きかたの実現に取り組んでいきたいと思います!

今後は、今回のように社外での経験を通して働く仲間が成長できるような制度を提案していきたいと考えています。

インターン先のチームによる今回の件のインタビューが下記に掲載されています。よろしければご覧ください!以上、他社インターンの報告でした!お読みいただきありがとうございました!

WANTEDLY(外部リンク)
「【大手企業からスタートアップへ社会人インターン】自分たちで開発をし続けていくサービスのスピードを体感」

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