はいさい!海とかもめ部飛び入り部員の旅カナです。
4連休いかがお過ごしでしたか?私はこの季節恒例になりつつあるカツオ&マグロ漁に行って来ました。ええ、もう釣りと言うより漁です。今回も釣りの師匠にお世話になります。ちなみに師匠もインストラクターの免許を持ったダイバーさん。
カツオ&マグロ漁は朝暗いうちに港に着かなければなりません。船の席取りや駐車場の場所取りや、早く行かないといろいろ大変なのです。連休ということもあって、どの船も満員御礼です。
夜明けとともに出航です。
マグロ狙いのみなさまは、電動リールの付いた竿です。船に持ち込むクーラーボックスの大きさが、やる気の証です。
私は師匠からお借りした手動リールの竿。
エサはオキアミ。コマセという撒き餌のための道具にもオキアミを詰めます。この海域のマグロ&カツオは相当オキアミを食べていると思います。
雨の予報でしたが、午前中は降らず、海も静かです。海の上は気持ちいいな~
そして…!見てください、この船の数!あちこちの漁港から集まった船が一大船団をなしています。このひとかたまりの船団で約25~30隻、その船団が湾内に3つ4つは見えます。ということは100隻以上!? 1隻に12~18人くらいは載ってるので、約1,500人が「釣ってやる…!」とギラギラした目で海を見ているというわけです。
私はカツオ狙いですが、同じ船の人にマグロがヒットしました!
カツオは10~15m、マグロは40~50mくらいのところにいます。狙う魚によって出す糸の長さを変えるわけです。マグロはあんなに大きな体をしているのに、あんなに小さなエビに食い付くなんて。しかもそれで釣り上げられちゃうなんて、人生、いや、魚生一寸先はわからないものです。しかしマグロも賢いですから、エサを食い逃げすることもありますし、糸を切って逃げることもあります。まさに人間VSマグロの知恵比べ・力比べです。
でも人間の方がだいぶ賢いです。写真ではわかりにくいですが、エラのところに丸い金属の輪っかがはまっているの見えますか?これは、針にマグロがかかったら竿の先から輪っかを通して落とします、すると胸ビレで止まって、ぐっと上に引くとエラに引っかかってマグロは息ができなくなり、抵抗する力が弱まるのだそうです。人間賢いわ。
途中まではリールで巻き上げますが、最後は手で糸を手繰り寄せます。すごい力技です。ここからはプロの漁師さんの仕事。一人がそうやって糸を手繰り、もう一人がタモ網ですくい上げます。すくうと言っても、30kgはあるマグロが死に物狂いで暴れてるわけですから、まさに格闘技です。
ようやく上がりました!でかっっ!ゆうに1m以上はあります。
これ釣った人どうするのかな?食べきれないんじゃない?家族って言っても4~5人でしょ?何ならお手伝いしましょうか…?とは言えなかった私は赤の他人。
これもし自分が釣ったらどうしようかな?すしざんまいに売りに行こうかな?(←まったく不要な妄想)
人のマグロばかり見ていたわけではありませんよ。私もカツオ釣りました!
今回の目標は、1人で(自力で)3匹釣ること。結果は…目標達成!!3匹釣れました!わ~~師匠、ありがとうございます!
大きいやつはすごい引きで、かかったら「巻いて巻いて!」と言われるけど、そんな簡単にはいきません。引き込まれそうな竿を必死で抑えて、なんとかリールを巻き上げ…最後は横から漁師さんが網ですくってくれて船上へ。写真?とてもそんな余裕はありません(汗)。ほかの釣り客さんで頭にGoPro付けてる人を見ましたが、その気持ちわかります。
はい、ということで、ドヤ写真(笑)
師匠、船長、今回もありがとうございました!何から何までお世話していただいた相変わらずの“お姫さま漁業”ですが、楽しかったです!(“お姫さま漁業”って語の組み合わせが違和感ありまくりのパワーワードw)
さて、おうちに帰ったら釣ったカツオを料理しておいしくいただきます。
見てください、このきれいな身の色。
レシピ検索サイトで見つけたカツオのタタキとモッツァレラチーズ&アボカドの香味ソースがけを作ってみました。自分で釣った海の幸の味は格別です!
こちらは、カツオのカプレーゼ風サラダ。これもおいしかったです。今夜は漬け丼かな~?
いや~日本の海はすごいな~、こんな都会のすぐ近くでこんなにマグロやカツオが釣れちゃうなんてな~。もぐもぐ。
ということで、今年もカツオに感謝!海に感謝です!
ではまた来週!
あっ、今週は兵庫県川西市で、鍵井靖章さん主催の100人の水中写真展をやっているのです。私も出品しています。 会期が残り少ないですが、良かったらお越しください!
今回のテーマは「百色眼鏡」
1枚の写真を上下左右反転させたものを4枚合成した万華鏡のようなアーティスティックな作品になっています。
なっていますって言ってますけど、私もまだ見てません(笑)この展覧会で初めて自分の作品とご対面です。
「Blue+(ブループラス)Vol.6」
▼会期:2020年9月21日(月)~9月27日(日)
12:00~20:00
▼入場無料
▼場所:Wedge
兵庫県川西市火打2-15-24
https://www.studio-wedge.com/map
▼行き方:
阪急電鉄宝塚線「川西能勢口」駅またはJR福知山線「川西池田」駅より北へ徒歩約15分、もしくは阪急バス3,4乗場よりバス「勝福寺前」停留所下車すぐ