はいさい!海とかもめ部飛び入り部員の旅カナです。
まだ7月の多良間島ダイビングのお話続きます。
今日は、4日潜ったうちの3日目のお話です。前日、太陽にハロがかかって「明日は雨かな?」と思っていましたが、曇り空でのスタートです。
ちなみに、この日のおにぎりは特大でした(笑)
エントリー直後、船を見上げると、透明度は良いもののやはり太陽の光が足りない感じです。
1本目は《ミーツぬグー》というポイントです。
30m付近にハナゴンベがいました。きれいな魚で、私は大好き。でもイメージ通り写真に撮るのが難しい魚でもあります。
これはそのハナゴンベの幼魚です。ちょっと遠かったので、拡大したら画像が粗くなりましたが、本当はめちゃくちゃきれいなんです。
エダサンゴの群生が息を飲むほど巨大で、そこにヨスジフエダイの群れが大集団でお散歩です。見たことのない光景です。
砂に隠れていたのは、ヤッコエイ。ガイドさんに見つけられて、ぴゅーっと逃げて行きました。
じゃーーん!我らがアイドル「亀吉(かめきち)」くんをご紹介します!まだ子ガメですが、すごく人馴れしていて、特にオーナーガイドさんには「なでて~」とおねだりしに来るほどなついています。Youtubeで見ましたが、犬みたい(笑)この時はちょっと眠そうでした。
最後はイソギンチャクの陰でかわいいクマノミベイビーとかくれんぼ。見ーつけたっ!
休憩時間。照り付ける日差しの中、ハマヒルガオが海風にそよいでいます。
スタッフTシャツ。「会いに行こう。タラマブルー」いいですね。島の周りにはこんなにたくさんダイビングポイントがあるんですね。
2本目は《パナリグー》というポイント。サンゴが豊かで小魚が群れ群れで、今の時期ほんとに楽しいですね。
タカサゴの幼魚がぶわーーーっと。ハエみたい、なんて言ったら怒られますねw
根の裏側もライトを当てればこんなに豊かな色彩が。海は不思議です。
カマスの幼魚が小さな無数のナイフのようにキラキラ光りながら川となって流れて行きます。カマスは小さくてもカマスの形をしてますね。
キンギョハナダイ、ヨスジフエダイの幼魚とサンゴのコラボ。これも色彩が美しいです。
密です!(笑)根の下にはキンメモドキがぐっちゃり密っています。
かっわいいーーー!ドリー(ナンヨウハギ)の子どもがフタスジリュウキュウスズメダイの幼稚園に混ざっています。この子もちっちゃくても大人と同じ色柄・形なんですね。
ミノカサゴは幼魚の時は黒かったりします。もっと小さいとスケスケで透明なんですが。
マクロから一転、巨大なエダサンゴ…!これ、動物ですからね。地球上でも結構巨大なサイズの部類に入るんじゃないでしょうか?
人間と比較してみるとその大きさが分かります。ワイドに弱い私のコンデジでは、サンゴがまったく入り切っていません。
こちらも大きなサンゴです。リュウキュウキッカサンゴという種類です。レタスみたいですね。何千年もかかって育った大きさです。
3本目は《ワイドバレー》というポイントへ。
入るとすぐにウメイロモドキの群れがいました。少し遠かったですが、青に黄色のとてもドリーミーな魚です。大好きです。
クロユリハゼのペア。ペアは珍しくありませんが、群れを見まして。「クロユリハゼって群れるんだ!」と驚きました。
ツバメタナバタウオという色がきれいな魚。必ず一匹で岩の下にいて、仰向けになって泳いでいます。人それぞれ、いや、魚それぞれ思うところがあるのでしょう。
砂地に隠れているこれは、クロホシハゼという魚だと教えてもらいました。なるほど、おなかに大きな黒い目玉があります。…にしても、目つき悪い(笑)
こちらも背びれに丸い目玉が2つ付いていますよ。これはカンムリベラの幼魚です。大人は別に可愛くないのですが、子どもはダイバーに大人気。ベラ系はそういう魚が多いです。
マクロからまたワイドへ目をやると、オキナワスズメダイがぶわーーっと群れていて、すっかり楽しくなって、終了~。
この日は夕方に、1人で前泊港まで歩いて散歩に行きました。港の外は静かなビーチ。
ふと港の中を見ると、防潮堤の際にごみが打ち上げられていました。今やどんな離島でもプラスチックごみの問題と無縁ではありません。
ビーチと陸の間には、 こんな風になってるところもありました。 ごみを捨てているのか集めているのか、島で出たごみか海から流れついた漂着ごみか分からないですけど。
離島って確かに持ち込まれた物資は決して消えてなくならないし(ごみ焼却場はあるようですが、いわゆる埋め立て地はないと思うし)、燃やせないものはこうなりますよね。でも、これは日本の、いや世界の縮図だと思います。
こんなにきれいな海なのに、人間の作った未解決の問題はすぐそばまで迫って来てるんだな、と思いながらビーチを後にしました。
ではまた来週!