はいさい!海とかもめ部飛び入り部員の旅カナです。
とうとう夏本番がやって来ました。しかし、私の夏は終わりました…
7月に2回沖縄にダイビングに行って、そしてその2回目の直後に沖縄に2度目の緊急事態宣言が出されて、私がお世話になった多良間島のダイビングショップはクローズされてしまいました(泣)
多良間島のきれいな海の写真をご紹介する前に、離島が今どんな状況に置かれているか、少しご説明したいと思います。
海の日の連休に私が行ったのは、多良間島。宮古島と石垣島のちょうど真ん中にあります。地図で見たら分かるように、まわりには何もありません。
Googleで検索したらイメージ画像は黒糖でした。人口1,300人余り。いわゆる二次離島で、直行便はなく、宮古島から飛行機またはフェリーで島に入ります。コンビニはありません。高校もないので、子どもたちは中学を卒業したら島を出ます。

島にはお年寄りがたくさんおられます。診療所は1軒しかありません。もし万一島民にコロナ陽性者が出たら、ドクターヘリで宮古島に運ぶと思いますが、宮古島のコロナ対応病床は3床で、すでに3名陽性者が出ています。石垣島もすでに感染者数が病床数を超えたので、万一の時は那覇までヘリで運ばなければならない状況に今すでになっています。
ということを踏まえ、多良間村では8月3日に告示を出され、「8月31日まで観光客は来島中止」を要請されました。観光業にとっては大打撃ですが、島としてはやむを得ない判断だと思います。
私がお世話になった島で1軒のダイビングショップ、郷土マリンサービスJAWS2では、どこよりも感染予防に力を入れ、ものすごく気を使って慎重に営業されていたのに、このような事態になってしまって、残念でなりません。どうか早くこの事態と折り合いがつきますように、と今は祈るばかりです。
そして、この手つかずの美しい自然が残る素晴らしい島に、いつかぜひ海を愛するみなさんに行ってほしいと、心からそう思います。
では、写真を見ながら、多良間島の旅を紹介しましょう。
私はいつも那覇に前泊して、早朝便で離島に入るスタイル。この日の朝は……
わ!ガラガラ!那覇空港ががらんどうです。こんなことってあるの?

いつものように、RAC(琉球エアコミューター)の小型機DHC8に乗り込みます。

そうだった、首里城。今年は沖縄にとっていろいろな試練があった年。でも、希望はいつだってあるはず。

空港を飛び立つ飛行機の影が滑走路に。

海の上にも飛行機の影。

RACのお姉さんにこんな手書きの地図をもらいました!なんかめっちゃ嬉しい。Simap(しまっぷ)だって。可愛い♪ 島によって “島くぅとぅば”(島言葉=方言)がこんなに違うんだね。

宮古島が見えてきました。ああ、海が青いなあ。

宮古島で乗り継ぎですが、搭乗ロビーから出ることは出来ず、来た時と同じ飛行機に乗ります。

ジンベエジェットだ!行って来ます!

宮古島から多良間島まではわずか15分のフライト。
見えた!見えました!多良間島です。まんまるでぺったんこ。

多良間空港はちっちゃなちっちゃな空港です。

今日はショップからのお迎えはなしなので、村営のバスに乗ります。
時刻表などはありませんが、心配は要りません。飛行機から降り立った自家用車以外の人をもれなく全員回収して、それぞれの目的地を聞いてくれます。
私は宿泊先の「夢パティオたらま」まで。バスで約20分くらいかな?

あ!有名な宮古島まもる君が多良間島にもいるぞ。

宿に着いて準備を済ませたら、ショップからお迎えに来てくれて、港へ直行です!
船は前泊港というところに停泊しています。

港のすぐ横はちっちゃなビーチ。よく子どもたちが遊んでいます。

1日3本出航しますが、私は2本目から合流です。
この船です。オーナーのシュウさん、お久しぶりです!!

乗ったらささっと機材を準備します。

船の上でもマスク着用! リゾートとは思えない怪しさですが、もう今はこれが標準のスタイルです。

海と空はこんなに晴れて気持ちいいのになぁ…!

ということで、次週から海の中の写真をご紹介しますね。とってもきれいでしたよ!お楽しみに。
ではまた来週!