はいさい!海とかもめ部飛び入り部員の旅カナです。
はぁ〜〜ようやく!ダイビングの話にたどり着きました。そもそも今回は7泊11日の旅程の中で、ダイビング
は3日間6本しか予定されていなかったわけです。それがフライトキャンセルで1日減って4本に……。6泊10日もあったのに、少ないっちゃ少ない。仮に観光せずダイビングだけしていたら一応4日間8本は行けたかも。サント島で午後3本目も行けたかも。最終日ニューカレドニアに1泊したけど、早朝1本だけなら行けたかも。…ということで、10日間休みを取ってバヌアツを訪れる場合、「ダイビングしかしない」ならMAX9〜10本は潜れると覚えておいてください。以上、ダイバー限定情報でした。
さてさて、私たちがどこでダイビングをしたかと言うと…ここです、“モソ島”。
https://goo.gl/maps/WXbAYDqPGfZ63kDj7
首都ポートビラがあるエファテ島の北側にあります。船で20分くらい。ポートビラ市内から船着場までは車で約1時間の道のり。ダイビングサービスがホテルを回ってゲストをピックアップして行くスタイルです。ゲストは予想通りオーストラリア人ばかりでしたが、中に神戸から来たというカップルさんがいてびっくりしました。
船着場にはバーみたいなところがあって、そこで船を待たされるのですが、なぜ待っているのか、いつまで待つのか、何の説明もなく、よく分からない時間がえんえんと流れます。さすがバヌアツ、島時間です。基本的に誰も急いでいないのです。
あ、ちなみにこれバヌアツ国旗です。
犬ですら暇すぎて昼寝しています。
ようやく迎えの船が対岸のモソ島からやって来て、乗り込みます。写真を撮り忘れました。モソ島にはトランキリティ・アイランド・リゾートという宿泊施設があり、ダイビングサービスもそこの付属施設です。ツーリストだけでなく、ホテルの従業員や普通の村人も渡し舟を利用します。多分みんな知らない人同士だと思うのに、きゃっきゃとじゃれ合っていて、非常にフレンドリーなと言うか、人と人の垣根が低いお国柄だなと思います。
《トランキリティ・アイランド・リゾート ダイブセンター》
(サイトはこちら)
桟橋から上陸すると目の前に小屋が。ここが今日お世話になるダイビングサービスです。
モソ島ダイビングポイントマップ。
私たちが行くのは、9.Owens Reef(オウェンズ・リーフ) と13.Grouper Gutter(グルーパー・ガター)。これで見ると、グルーパー・ガターはレレパ島のポイントになるんだな。ちなみに有名なのは7のボトルフィッシュ。第2次世界大戦の時に大量に捨てられたコーラの瓶が残っているそうです。サンゴと砂地の癒し系と思って来たけれど、ポイント名を見ると、案外ドリフトのポイントもあるみたいです。何しか1日では足らんいうことですわ。
看板にゃんこ。それ器材入れだかんな。一緒に海に連れてくぞー。
ではこちらのボートで出発です!
《グルーパー・ガター》
いらっさいませ。初めましてのバヌアツの海でございます。水温28.7℃、雨模様の曇り空で、本来ならサンゴきらきら、透明度ぴっかーん!のはずの海が少々薄暗い。海底の白砂も本来もっと白いはず。
しかしサンゴはビッシリです。特にここのポイントで美しかったのは巨大なイソバナ。こういうウチワみたいな形したやつです。
植物ではありません。動物です。ソフトコーラルの一種です。これがまた見事な出来栄えで。大きさで言うと2mほどもあったでしょうか。その巨大なイソバナが左右からニョキニョキ生えている通り抜けのトンネルがあって、そこが最高!ここだけ何回もくぐりたかった(笑)そして…もっとええカメラとライト〜!(涙)
しかしですね、現代には魔法のようなアプリがございまして(笑)。このDive+(ダイブ・プラス)というアプリで色補正すると、あ〜ら不思議!一瞬で青かぶりが取れるのでございます。これ以降ここに載せる海の写真は、ほとんどがこのDive+で色補正したものです。左下にロゴが入っているのがそうです。ご参考までに。
この黄色いエダサンゴの原もきれいだったなぁ。
フタスジリュウキュウスズメダイとテーブルサンゴの図も気に入ってます。
チンアナゴがにょきにょき生えてる原っぱもありました。え?見えない?心の目で見てください。歩み寄りの心が大切です。
大好きなハナゴンベもいたんですよー!そんな深くないところに。普通にいっぱい。ひらひらおべべの美人のハナゴンベ姉さんが気になって仕方ないギョロ目ちゃんは、ウロコマツカサ。
元気なサンゴはちっちゃいお魚たちの保育園です。
これはフウライチョウチョウウオのペアですね。背びれの青い筋がきれい。ちなみに英語では、バガボンド・バタフライフィッシュと言います。直訳(笑)。海の風来坊と覚えてあげてください。
チョウチョウウオの外人見つけました!えっと…つまり日本にはいない種類ということですね。サンセットバタフライフィッシュという種類だそうです。オーストラリア、サモア、フィジーなど太平洋の熱帯の海に生息していると。うまく撮れなかったけど、ペアでした。
これは普通に日本にもいて、サラサハゼと言います。
お見事!ソフトコーラル!
ウミウシ発見〜!(バディがねw)めっちゃ小さい。1.5〜2cmくらいでしょうか?キベリアカイロウミウシと言います。可愛い。
《ランチ休憩》
さて、1本目を終え、 一旦上がってレストラン(と言うか掘建て小屋)でランチ休憩です。なんかお花飾って可愛くしてる。
おお〜豪勢なビュッフェです。バヌアツ牛のバーベキュー!あっしー曰く、こんな豪勢なランチ付きのツアーはバヌアツでは初めてだと。美味しかったです。Tranquillity Dive オススメです。
《オウェンズ・リーフ》
2本目です。その名の通りサンゴが豊富なポイントです。その前に、浅場で私の大好きなテングカワハギみっけ。
アサドスズメダイの幼魚。色が可愛いので、“ふんわり写真家”の方々に愛好されています。私はそんな風にはよう撮りませんが。
なんでしょうねー?!ソフトコーラルの一種だと思うのですが、レースのような網目が面白いです。
クロハコフグ発見。沖縄にもよくいる子です。
サンゴがきれいですねー。元気、元気!
こちらはアイスクリームみたいな見事なコブハマサンゴ。大きいです。何百年ぐらい生きているんだろう?
ここの青いエダサンゴが一面に広がる斜面が気に入りました。
そしてその上にデバスズメダイがぶわーーっと群れててですね。それはそれは素晴らしい光景だったのです。
今度は巨大なウミウチワ!なんでもデカいな(笑)。ちなみにイソバナと似ていますが、見分け方はイソバナは放射状、ウミウチワは網目状とのことです。さっきの写真と見比べてみてください。
デバスズメダイ幼稚園。
イバラカンザシ。色がきれいですね。英語でクリスマスツリー・ワームと言います。
なんかよく分かんないけど、不思議な色の海藻に惹かれました。
2本目終了~。2本とも約50分間のダイビングでした。残圧はまだ半分くらいあるけどね〜(笑)
以上、バヌアツ、エファテ島周辺でのダイビングの様子でした!
いかがだったでしょうか? ここは特に流れもなく深くもなく、そして大物や群れなどには遭遇しませんでしたが、もりもり豊富なサンゴとお魚を見ながらの穏やか〜な癒し系ダイビングでした。できれば晴れた日に海が真っ青なラムネ色の時に潜りたいです!
ではまた来週!