
こんにちは!海トーク76話、すしずの4コマ漫画です。
ヤドカリはぱっと見地味な生き物かもしれませんが、注目すべきはその家選び。
甲殻類の仲間で、常に巻貝の貝殻を背負って生活しています。
成長して体が大きくなると窮屈になった外皮を脱ぎ(脱皮)、これをくり返すことで成長していくのです。
もちろん住処にしている家も狭くなってしまうのでお引越しの必要があります。
彼らにとって家選びは非常に重要です。
理想のサイズ、形、強さ、壊れていないか……ヤドカリは脚やハサミを使って新しい貝殻を細かくチェックします。
魅力的なの貝殻を他のヤドカリが背負っている場合は貝にしがみついて戦い、無理やり引っ越しさせることも。(そしてその貝殻を乗っ取ります。)
イソギンチャクをはがして自分の貝殻にくっつけて、イソギンチャクの持つ刺胞毒で家の防御力をアップさせるヤドカリも。
そのヤドカリが新しい貝殻に引っ越す場合には、前の貝殻からわざわざイソギンチャクも引きはがして、新居にくっつけるそうですよ。
家へのこだわりが尋常じゃないですね!
■来月の海トークのテーマは「魚たちのスピード」でお送りします。お楽しみに!