3年前に編集者の方を紹介してもらい始まった、山と渓谷社カレンダー<しあわせのうみ>。私の写真の特徴である、カラフルかつ透明感のある絵柄で構成されて、年々人気が高まっている。(ありがたい!!)
これは、初年度の2018年の表紙。
これは2019年度の表紙。ワイドの景色だけでなく印象的にマクロのクマノミだったので、すごい冒険的だな~と思った。
そして、
これが2020年度の表紙ですね。これは今年、天王洲ビレッジのイベントなどで、メインビジュアルとして使用し、めちゃくちゃ活躍してくれた1枚。
さてさて、ではひと月ずつ、1枚ずつ見ていきますか!
1月はこれ!
これは、モルディブのフィッシュヘッドというポイントで撮影した1枚。撮影した時のことは、今でも鮮明に覚えている。お魚が何重奏にもなり、手応えを感じながら撮影した。1月にこの絵柄を持ってくる編集者とデザイナーのセンスは、本当に素敵だと思う。
2月は、
これも思い出の1枚で、パイ インターナショナルから写真集を連続で出してもらっているときに、ラジャアンパッドで撮影したものです。この写真も候補に上がっていたのですが、当時の女性編集者がサンゴのブツブツがどうにも気持ち悪いと却下されていた……写真。あ、これを書くとネガティブになりますが、実物を見て下さい!!!そんなことないですから~!!!笑
ってもう遅い???苦笑
3月は、
これは確か……バリのムンジャガンで撮影した1枚。あまりにも美しい景色で、当時はこんな風にストレートにしか表現することができなかった……また会いたい景色。
4月は、
ラジャアンパッドで撮影した1枚。この仕事を依頼してくれた長年の友人、戦友が、先日他界した。もっと一緒にたくさん笑いたかった……よ。
5月は、
これは、ニューカレドニアのイルデパンで撮影した1枚。撮影当時は、今エアカラン航空で活躍している小川理志さんがガイドをしていて、彼に見守られながら撮影した。遠くから見てもすぐに目につくほど、このピンク色は海底で強烈だった。
6月は、
モルディブで撮影した1枚ですね。これも私っぽいというか……人気の根があって、たくさんのダイバーがこのポイントにエントリーしているんだけど、あまり近くにいたら迷惑になる(ま、私も写真が撮れないんだけど)ので、一人で砂地をふら~っと。すると青いお魚たちが降ってきたので「おおきに~」って撮影した1枚。
7月は、
これもモルディブでの1枚。とにかく色んなお魚がごちゃ混ぜになっている写真が好きで……魚影の濃いモルディブでは、こんな絵柄が意外と簡単に撮影できる!のだ!
8月は、
わー、これは今年撮影した1枚ですね……めちゃ新鮮に覚えてる……笑
タイのシミラン諸島で、想定外に出現したジンベイザメ。前に小魚が群れていて、夢のような対面でした、笑
9月は、
これもすごく覚えてる。フィリピンのリロアンで、ファインダー越しにノコギリハギ?をずっと撮影していて、背景に黄色が見えた瞬間にうれしくて撮影した、のを!笑
10月は、
たくさんの陸写真から選ばれた、珍しい海中外の写真。カヤンゲルまで、デイドリームパラオに連れて行ってもらった時に撮影した1枚。手つかずの美しい景色が続いていたな~笑
11月は、
コモドの人気ポイントのバットゥボロンですね。キンギョハナダイがとても群れていて……ただでさえ美しいのに、この時はクルーズ船だったので、少し夕方の光で潜ることができたのが、また良かった!
12月は、
フィリピンのアラニオで撮影した1枚。超マクロ(小さい生き物ばかり)の砂地ポイントで、一瞬目立つ存在だったこの景色。翌年も同じ場所に行ったが、もう同じ輝きはなかった……。自然の中ではそんなものですね。簡単に裏切られる……。し、逆に思いがけず、しあわせも与えてくれる。
もしよければぜひ、お家に飾ってください!
ということで、また来週!ほな!