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屋久島でカメカメダイビング

はいさい!海とかもめ部飛び入り部員の旅カナです。もう9月ですねー。すっかり夏が終わってしまった気分ですが、まだまだ海の話を聞いていただきます(笑)
今日は屋久島ダイビングのお話、第3回目です。
屋久島の一湊(いっそう)という港から3分のところにポイントがあります。
「ここ以前はカメポイントと呼ばれてて、必ずウミガメに会えたのに、最近いないんですよねー。カメどこ行っちゃったのかなあ?」とガイドの原崎さんが言った次の日。
カメカメダイビングでした(笑)

朝早いですからねー。まだカメさんはおうちで寝ています。 岩陰に頭つっこんで爆睡中(笑)
トントン、おはようございますー。「ん…だれー?起こすのは?」
「もー、せっかく気持ちよく寝てたのに。仕方ない、朝の空気でも吸いに行くかー。よっこらしょっと」。そう言ったかどうか分かりませんが、カメさんすいーっと水面に上がっていきました。
キラキラした波にカメのシルエット。きれい。

ちなみに、カメはどのくらい呼吸せずに水中で寝ていられるか知っていますか?
答えは…「 海底で眠る場合は30~90分程寝ては浮上して呼吸をします。その動作を数回繰り返します」(引用:NPO法人屋久島うみがめ館ウェブサイトより)
へぇ~へぇ~へぇ~。爆睡しているように見えて実は、一晩中息をせずに寝てるわけじゃないんですね。いや、でも90分息をしないで寝ていられるっていうことの方がオドロキか。人間だったらあの世行き。

しばらく泳いだらまた別の個体に遭遇。めっちゃ砂かぶってます(笑)かなり長い時間寝てたことが分かります。

結構大きな個体でした。この子も熟睡中。
青と白の世界にウミガメは何を思うのでしょうか?

しばらくするとまたまた別の個体に遭遇。3匹目です。みんなでそーっと周りを囲んで写真撮りまくり。決して触ったり、急な動きをしてカメを怖がらせたりしてはいけません。

しばらくすると4匹目の個体に遭遇!ホンマにカメカメやな…!なんかサンゴに挟まってはりますけど(笑)。

反対から見るとこんな感じ。
こーんな間近で写真を撮られて、多少迷惑そうではありますが、屋久島ではみんながカメをとても大切にしているので、人間を怖がることがなく、こんなに近づいても逃げません。「カメの涙の写真が撮れることもあるんですよ」とガイドの原崎さん。

カメの動画をお届けしようかと思ったのですが、写真がいっぱいなのでまた今度。すいーっと泳いでいくカメのあとをずーっとついて行ったら竜宮城に着くのかな?
屋久島はウミガメの産卵地で、その保護活動が盛んに行われています。夜中に産卵の様子を観察するツアーとか、卵を保護して孵化させたカメの赤ちゃんを放流するイベントとか、観光客でも参加できるさまざまなカメ活動があります。
自然に孵ったウミガメの赤ちゃんが沖に出られず波に流されて港に入って来て、船の近くや桟橋のすみっこに“カメ溜まり”ができるのが8月の風物詩だそうです。

ではまた来週!

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かもめブログライターご紹介

旅カナ

『海とかもめ部』飛び入り部員。元「ecolor[エコラ]」ブランドマネージャー、現「幸福のチョコレート」マネージャー。 旅が好きでこれまで旅した国は35ヵ国。趣味はカメラとダイビング。沖縄離島とフィリピンを主に潜り、経験本数は約500本。 特技は海の生き物のイラストをダイビングログブックに描くこと。インスタグラムで「お絵描きDiver 旅カナ」として作品を発表中(@nosekana)「海とかもめ部」ではブログ「海の写真館」連載担当。 イメージキャラクター:タンクを背負ったカンパチ

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