はいさい! みなさんこんにちは! 今年は本当に台風が多くてビックリですね。海とかもめ部飛び入り部員の旅カナです。前回に続き、8月のお盆休みで訪れた久米島のお話です。ドンピシャ台風に当たり、1日目、2日目と丘ダイバーとして手持ち無沙汰な時間を過ごした翌朝3日目、ようやく海へ出航です!
風はまだ強いものの、天気はまずまずです。波はあっても海の中に入ってしまえば静かなものです。まず出会ったのは、白化イソギンチャクにお住まいのクマノミさんです。真っ白に見えたイソギンチャクを近寄ってよく見ると、繊細なレースのような模様が入っています。美しい。
次に遭遇したのはノコギリダイさんの群れ。キレイ! 比較的どこの海にでもいる魚なので、みんながスルーする中、1人群れに入れてもらって一緒に泳ぎ回り、至近距離で写真を撮ってご機嫌なワタクシ。(私は群れが大好物なのです。そして、ノコギリダイはあまり逃げません)
ドロップオフの下の方からグルクンの大きな群れが“ざあーーっ”とすごいスピードで駆け上がって行きました。よく見ると、クロヒラアジが一匹、下から群れを猛スピードで追い上げています。その後ろにはカスミアジも!速い速い!
食う方も食われる方も必死です。ザ・捕食シーン! すごい迫力! 遠目でもハッキリ見えました。あとから写真を見たダイビング友だちが教えてくれたのですが、このシマシマ模様は、攻撃体勢になった時にだけ現れる体色変化だそうです。知らなかった…! 自然って面白い。
久米島は那覇から西へおよそ100km。沖縄県内では5番目に大きな島です。観光地化はそれほど進んでおらず、のんびりとした南の島の雰囲気が漂います。ハテの浜という沖合の砂州のビーチがとても有名で、ノンダイバーの旅行者は必ず船で訪れる場所です。