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石垣島でよみがえる珊瑚礁に出会う

はいさい!海とかもめ部飛び入り部員の旅カナです。9月の石垣島ダイビングのお話の続きです。初日は平日だったこともあって、ゲストは少なめ。3本目はファンダイブのゲストは私1人だけでした。「旅カナさん、リクエストは?」とガイドのA5さんに聞かれ、「サンゴのきれいなところに行こう!」と言って連れて行ってもらったのがここ。

うわぁ、サンゴがモリモリです〜。日差しもたっぷり。ああ、水面にサンゴが映ってますねぇ。水深3〜6mと言ったところでしょうか? 銀色のキビナゴの群れが、“キラキラキラ〜♪”という効果音を立てて(もちろん私の脳内でですが)、水面近くを流れて行きます。もう絵に描いたような南の島の珊瑚礁。

でも、この珊瑚礁、よく見るとところどころこんな風にはげたような箇所があって、サンゴが飛び飛びにコロニーを作っています。1個1個のコロニーはまだ小さいです。あ!そうか! この土台になっている白っぽい岩のようなかたまりは、死んだ珊瑚礁なんだ。一旦全滅してガレ場のようになってしまった珊瑚礁の上に、また新たなサンゴが根を降ろし、再び造礁が始まっているのです。

サンゴがもう少し大きくなるとこう。

さらに広がって密集してくるとこう。きれいだ。
すごいなー。こうやって生命は繰り返し再生して行くんだなぁ。こういう海の姿を見ると思うんです。ひとつひとつの生命は儚く、しかし全体としての自然は強靭である、と。この場所に来られて良かった。この生命溢れる美しい海を、私はずっと忘れないと思います。

今回潜った石垣島のポイントは「崎枝ビッグクラック」というポイントで、御神埼(うがんざき)灯台〜崎枝湾の間のどこかだったと思います。崎枝湾の辺りは波も静かで、よく体験ダイビングにも使われます。同時に、シュノーケリングの名所でもあります。透明度も良いので、ボートで連れて行ってもらえればシュノーケリングでもダイビングと変わらない水中の景色や生物を楽しめると思います。一生懸命大きくなろうとがんばっているサンゴを、触って折ったりしないようにだけ気を付けて、思い切り楽しんでくださいね。

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かもめブログライターご紹介

旅カナ

『海とかもめ部』飛び入り部員。元「ecolor[エコラ]」ブランドマネージャー、現「幸福のチョコレート」マネージャー。 旅が好きでこれまで旅した国は35ヵ国。趣味はカメラとダイビング。沖縄離島とフィリピンを主に潜り、経験本数は約500本。 特技は海の生き物のイラストをダイビングログブックに描くこと。インスタグラムで「お絵描きDiver 旅カナ」として作品を発表中(@nosekana)「海とかもめ部」ではブログ「海の写真館」連載担当。 イメージキャラクター:タンクを背負ったカンパチ

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