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基金活動のご報告

こんにちは、海とかもめ部です。

フェリシモでは、沖縄の美しい海を支える珊瑚礁を守るために、海基金(旧沖縄サンゴ基金)を設立しました。2018年4月からは「未来のたからもの サンゴの森基金」と一緒になり、活動を広げています。この海基金は『海とかもめ部』の商品を購入いただくことでも参加いただけます。

みなさまから支援していただいた基金は、サンゴ礁の再生に取り組むNPO主催によるサンゴの植え付けや、ビーチクリーン活動、海洋環境学習に活用されています。

今回は基金の拠出先のひとつ、 特定非営利活動法人 アクアプラネットさまの2022年度活動レポートをご紹介します。

【石垣島の海で育成していたサンゴの白化と産卵】

白化したサンゴ

2022年8月、石垣島周辺でサンゴの白化現象が起こりました。養殖場を含む多くのサンゴが白化し、同様にフェリシモサンゴ畑のサンゴも白化しました。10月にサンゴ畑を確認した時は、まだ白化状態が続いていたので経過観察を継続。その後は水温の低下に伴って、徐々にサンゴの回復が見られました。

白化から復活したサンゴ

12月になると耐え抜いたサンゴたちに「色」が戻りました。そこで回復したサンゴたちを、白化の影響が少なかった場所へとサンゴ畑を大移動させることにしました。そしてこれを機に、かねてから進めてきた養殖部材のプラスティックフリー化を実現するため、サンゴ畑を土台から作り直しました。

養殖場を移動させた後のフェリシモ畑のサンゴたち

ひと月後の1月、サンゴたちが順調に成長していることを確認し、フェリシモサンゴ畑として新たな場所での育成を3月に再始動させると、サンゴたちを隠れ家にしようと魚たちが集まりだしました。そして5月8日、枝状に伸びるミドリイシという種類のサンゴたちが一斉に産卵を開始しました。「自然環境のすごさ」と「生命力の強さ」を改めて感じた日になりました。

サンゴに集まる魚たち

〈支援者のみなさまへ〉

今年は青紫色に見える枝サンゴが一斉に産卵しました。サンゴの産卵が確認できたことは、非常にうれしいでき事です。養殖サンゴが育ち、産卵して自然環境の中で新たなサンゴが育つ。一歩一歩ですが前進しています。これからも自然環境への配慮や啓発活動を行いながら、みなさまとともに再生への一歩を歩んでいければと思います。今後ともご支援よろしくお願いします。

アクアプラネットさまのその他の活動はこちらからご覧いただけます。

増え続ける海洋ゴミ。今この瞬間も、街や川から海へゴミが流れて来ています。これからは作り消費するだけではなく、未来の環境づくりまで暮らしの中で意識することが求められます。
私たちができることはひとつひとつは小さなことですが、大きな力となって集まれば未来を変えていけると信じ、これからも現実に目を背けることなく、海をきれいにする活動を続けていきたいと思います。引き続き、みなさまのご支援をよろしくお願いいたします。

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トヨ

『海とかもめ部』の部長をしています。
楽しく、おもしろく、そして海のために。

海を好きな人に楽しんでいただけるよう、盛り上げていきたいと思います!

キャラクター:キンチャクガニ

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