こんにちは、海とかもめ部です。
フェリシモでは沖縄の美しい海を支える珊瑚礁を守るために、海基金(旧沖縄サンゴ基金)を設立しています。2018年4月からは「未来のたからもの サンゴの森基金」と一緒になり、活動を広げています。
多くのご支援を賜り、本当にありがとうございます。
今回は基金の拠出先のひとつ、 特定非営利活動法人 アクアプラネットさまの2021年度活動レポートをご紹介します。
【石垣島の海で育成していた「サンゴ畑」で、サンゴが産卵しました】
サンゴ苗50本の植付けをしてから、3年の間に30本が大きく成長をしました。部分的に死滅を起こしている個体は分割をして、生育のし直し作業を行った結果、現在では植付け当初と同じ数にまでもどりました。
指のサイズから育てたサンゴ苗は、今ではたくさんの魚たちが住むことができる「大邸宅」へと変化を遂げています。そして、サンゴがこのサイズまで大きくなると……「サンゴが産卵をします」。
なんと、今年の5月にサンゴの産卵を確認!!!
ついにやりました。サンゴ養殖活動の目標のひとつを達成することができました。
育てたサンゴが産卵をし、自然の岩礁に着生。そこからサンゴ礁へ。
その一歩を踏み出したのです。サンゴの養殖活動に携わっている私たちにとっては非常にうれしい瞬間で、このサンゴの産卵は4月と5月に確認されました。
まだまだ成長をしているサンゴたち。それぞれのサンゴが大きく育てば育つほど、たくさんの生きものたちも集まってきます。色とりどりの魚たちが「サンゴ畑」で乱舞をしている、そんな様子も浮かんできます。私たちは「サンゴ畑」のメンテナンスを続けながら、サンゴの成長を見守っていきます。これからが楽しみですね!
〈支援者のみなさまへ〉
「サンゴ畑」でサンゴたちは成長を続け、産卵にたどり着きました。これは本当にすごいことです。しかし、サンゴは非常にデリケートなので、ちょっとしたストレスでも影響が現れるため、気を抜くことはできません。
継続したメンテナンス作業はもちろんのこと、ひとりひとりの行動が自然環境への配慮に繋がります。まだまだ成長途中のサンゴたちに、これからもご支援よろしくお願いします。
アクアプラネットさまのその他の活動はこちらからご覧いただけます。
増え続ける海洋ゴミ。今この瞬間も、街や川から海へゴミが流れて来ています。これからは作り消費するだけではなく、未来の環境づくりまで暮らしの中で意識することが求められます。
私たちができることはひとつひとつは小さなことですが、大きな力となって集まれば未来を変えていけると信じ、これからも現実に目を背けることなく、海をきれいにする活動を続けていきたいと思います。引き続き、みなさまのご支援をよろしくお願いいたします。