映画「プラスチックの海」観て来ました。
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会場はこちら。アップリンク京都。
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海洋プラスチックごみの現状を訴えるドキュメンタリー映画です。
例え情報としてすでに知っていることでも、映像の持つ力は圧倒的ですね。絶対的なリアリティを持っていると思いました。
映画としては、純粋なエンターテイメント作品じゃないんで、当然「鬼滅の刃」よりは眠いわけですが、それでもやっぱり、多くの人にこの映画を観てもらいたいと思います。
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割とショッキングな映像も多いです。
浜辺で息絶えた水鳥のお腹を割いたら、中から大量のプラスチック片がごっそり出てくる図なんて、普通に楽しい日常生活を送っていたら、絶対目にする場面はないですよね。
でも、それは紛れもなく真実で。
今ここ、私の目の前ではないけれど、地球のどこかの海辺で実際に起こっている出来事なんです。
しかも、その水鳥のお腹にパンパンに詰まってたプラスチックは、もしかしたら私が半年前に分別して捨てた“つもり”のあのプラスチック容器かも知れない……。回収されたプラごみは、リサイクルという名のもと、アジアのどこかの国に輸出されて、分別しきれずに川や海に投棄されたかも知れないから……。
プラスチックはなくならない。
「ゴミ箱に捨てて目の前から消えたら、それであなたは“捨てた”と思っているかも知れませんが、プラスチックは決して消えてなくなりはしないのです。」
海洋生物学者のシルビア・アール博士が映画の中で語った言葉が耳に痛い。
映画館では、「プラスチックの海」公開に合わせて、agnès b.(アニエスベー)のこんな展示も行われていました。
『海洋科学探査船タラ号展』supported by agnès b.
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気候変動や海洋プラスチックごみが海やサンゴに与える影響を調査する活動を17年前から続けています。アニエス・ベーが設立したタラ財団が支援しています。
やはりヨーロッパは日本よりだいぶ進んでいると思いました。日本も早く社会のルールやシステムを変えていかないと。
私も相当いろいろ「お店がタダでくれようとするもの」を「いりません」と断るタイプですが、それでも「容器包装プラスチックごみ」の分別袋は、何なら燃えるごみの袋より早くいっぱいになります。
スーパーで買い物をする限り、絶対そうなりますよね? 小松菜も豆腐もナスも柿の種も全部プラスチックの包材に入ってますもんね。
まずは消費者である私たちが、(積極的に選んでいるか消極的に選んでいるかは別にして)「プラスチックから別の素材に変えてほしい」と意思表示をしない限り、企業の姿勢は変わらないと思いました。
「でも何をしたらいいのかわからない」
という人のために、ちょっとずつでも日常生活の中でできることを、まずは知ることから始めては?と思います。
会場では関連書籍も売られていました。子どもでも分かる絵本や、テレビ番組が書籍化されたものもあります。
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書籍名だけ紹介しておきますね。(リンクも)
『「いいね」vol.39 すぐにはじめてください。さよならプラスチック生活』
『脱プラスチックへの挑戦 持続可能な地球と世界ビジネスの潮流』
『プラスチックの現実と未来へのアイデア』
『プラスチックモンスターをやっつけよう!きみが地球のためにできること』
『追いつめられる海』
タラ号展のこのパネル展示が参考になったのでご紹介します。
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なるほどなるほど。
えー、みなさま、まずはペットボトル飲料を買う代わりに、マイボトルに水やお茶を入れて持ち歩く習慣から初めてはいかがでしょうか?
日本の水道水、飲めますよ(笑)
海外のレストランでも先進国なら「Tap water please.」と言えば、ちゃんと水道水をコップに汲んで持って来てくれます。
私が今フェリシモで注文しているこちらの商品をご紹介しましょう。これ、可愛くないですか?! 実は今でも1つステンレスボトルは持っているのですが、もっと小さいのが要る時があるのです。この小ささがいい!
メリーポイント交換のプレゼント品ですが、購入することも出来ます。お届けは2021年3月分です。
CCP ユニカラート ポケットに入れて持ち歩ける アートな保温保冷ステンレスボトル
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あと、Krasoブログの「エコバッグ特集」もいいのがいろいろ紹介されていたので、お気に入りを見つけてください。レジ袋、もうもらわないですよね?
【新作登場】7月1日レジ袋有料化! 自分に合うマイバッグを見つけよう
![](https://www.felissimo.co.jp/kraso/blog/wp-content/uploads/2020/10/mybag2010_cover.jpg)
今回、映画「プラスチックの海」を見て、私が思い出したのが、数年前に行ったセブ島のジンベエザメ・スイムのポイントです。毎朝決まった時間に必ずジンベエが現われて一緒に泳げることから、非常に有名な観光地で、たくさんのシュノーケラーやダイバーが訪れていました。
しかし、潜ってみると海中には無数のビニール袋が浮いていて、恐らくジンベエはあの大きな口を開けて、餌のオキアミと一緒にビニール袋をずおおおぉぉぉぉっと吸い込んでいたと思います。私が数枚回収したからと言って、どうにかなるレベルではありませんでした。
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野生の動物に罪はありません。私たち人間が責任を持って解決しなければならない問題なのだと思います。
私のインスタよりその時のログ引用です。
お絵描きダイバーKanaのイラストログブック。フィリピン・セブ島・オスロブ 2017年5月
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ではまた来週!(か再来週!寒いから海には行ってない~)