はいさい! 海とかもめ部飛び入り部員の旅カナです。
9月連休の沖縄・石垣島で私の夏は終わってしまったので、すっかりふて寝状態でしたが、海の写真を見返していたら、楽しかった石垣島とお魚のことを思い出しました。
気を取り直して、美しい海の生き物たちをご紹介しましょう。
まずはこれ。いかにも亜熱帯の珊瑚礁らしい光景です。これはデバススズメダイと言います。ボートからエントリーした真下がこの状態でした。もうムレムレ。一気にテンションが上がります。デバススズメダイは光の当たる方向と見る角度によって、エメラルドグリーンに見えたり、ターコイズブルーに見えたり、とても美しい魚です。ありふれた熱帯魚と言う人もいますが、群れが大好きな私にとっては大好物です。
次は、ハナミノカサゴです。ひらひらとした大きな胸びれを広げた姿は、まるで京劇の三国志に出てくる旗を背負った武将の役者さんのようだといつも思います。華のあるお魚ですが、背びれには猛毒があります。
次は、チョウチョウウオの仲間です。特徴的な模様は、黒い丸に白い筋、みなさんはこれが何に見えますか? 世の中には詩的なイマジネーションとネーミングセンスを持った人というのはいるもので、この子の名前は「ウミツキチョウチョウウオ」と言います。分かりますか? 漢字て書くと「海月」。つまり、白い筋はビーチの水平線で、黒い丸は夜空に浮かぶ月というわけです。そう言われたらもうそうとしか見えません。
こちらの群れは「オヤビッチャ」。なんでそんな名前なのかは知りませんが、何度でも口に出して言いたくなる、語感の可愛い名前です。しかしこいつが意外と攻撃的で、真正面からダイバーに向かってきてマスクを突ついたりします。岩肌一面にびっしり産み付けた卵を守る産卵期は特にコワイです。
ハイ、出ました〜〜! みんな大好き、アオウミガメさんです。寝ています。むちゃくちゃ堂々と寝ています。バッシャバシャ写真を撮られても、微動だにしません。今なら甲羅の上に乗って浦島太郎ごっことかできそうです。いや、しませんが。
ハイ、そしてこれもみんな大好きチンアナゴです。去年の今頃すみだ水族館で「チンアナゴまつり」なるものに行ったのを今思い出しました。砂地にニョロニョロ生えています。もう頭の中は「チンアナゴの歌」無限ループです。一説によるとむっちゃ長いそうですが、穴から出た全体像を見たことはありません。いったいどのくらいあるのでしょう?
いい角度で写真を撮るためには、そう〜〜っと匍匐前進するかのごとく、水底から10cmくらい浮かんで近寄るわけですが、きっちり中性浮力が取れなかったり、あおり足という砂を巻き上げないフィンキックができないダイバーは、すぐチンアナゴに気配を察知されて、穴に引っ込まれてしまいます。残念でした。チーーン。
続きはまた次回。
石垣島は関西からだと直行便で約2時間半。東京からだと3時間半でしょうか。関西人からすると新幹線で東京行くのと同じくらいなので、まあまあ近いですよね。昔大学生の頃に台湾〜石垣島〜那覇と船で旅したのを思い出しました。遠かった。(もちろん当時から那覇ー石垣島間の飛行機は飛んでいました)