こんにちは、海とかもめ部です。
フェリシモでは沖縄の美しい海を支える珊瑚礁を守るために、海基金(旧沖縄サンゴ基金)を設立しています。2018年4月からは「未来のたからもの サンゴの森基金」と一緒になり、活動を広げています。集まった基金は、サンゴ礁の再生に取り組むNPO主催によるサンゴの植え付けや、ビーチクリーン活動、海洋環境学習に活用されています。みなさまから支援していただいた基金額は合計10,306,846円(2020年8月現在)となりました。
多くのご支援を賜り、本当にありがとうございます。
今回は基金の拠出先のひとつ、沖縄県立沖縄水産高等学校さまの2019年度活動レポートをご紹介します。
【沖縄水産高等学校と協力企業さまとの沖縄本島南部海岸ビーチクリーン活動】
本校総合学科海洋生物系列・マリンスポーツ系列と琉球ガラス工芸協業組合さま、ビクトリー陶器さま、フェリシモさまと合同で行っている沖縄本島南部海岸でのビーチクリーン活動は、今年で11回目の実施となりました。毎年同じポイントで清掃活動をしているのですが、明らかに故意に捨てられたもの、風に流されてきたもの、昔流れついて砂から出てきたものなどがまだ多く見られます。
一見すると枯れ葉、枯れ枝などが目立ちますが、実は多くのプラスティック系のゴミが混ざっています。植物は分解されますが、プラスティック系はなかなか分解されません。残さないようにていねいに拾っていきます。
分別中です。プラスティック系は細かくボロボロになっているものも多く、その破片がマイクロプラスティック問題につながると思うと、残さないよう確実に仕分け、回収に熱が入ります。
<支援者のみなさまへ>
沖縄水産高校では次世代を担う新たな視点を持った水産・海洋関連産業の後継者育成を目指し、海洋環境教育にも力を入れています。近年、SDGsでも叫ばれるように、海洋環境に関する諸問題は地球規模で深刻さを増しており、学校でも産業と環境の両立を考えることのできる生徒が着実に増えています。ビーチなどだけではなく海の中まで海洋環境の変化を体感させることで興味関心を高めています。
海の春夏秋冬を感じ、小さな変化でも気づく。そしてそれを周りの人々に発信していける人材となるべく、知識・理解の深化を図る。これは、机の上で教科書や動画を見ているだけではいつまでも体得することができません。
みなさまからご支援いただいた器材を使い海に出て、季節に問わず海に入ることができることは将来的な「サンゴ礁の保全活動」に繋がると考えています。これからもご支援いただければ幸いです。
前回の活動レポートはこちら
沖縄県立沖縄水産高校さまのその他の活動はこちらからご覧いただけます。
大きな海に対して、私たちができることは小さいですが、
現実に目を背けることなく、海をきれいにする活動を続けていきたいと思います。引き続き、みなさまのご支援をよろしくお願いいたします。