リアルな魚の姿に思わずギョっとするこのクッション。実はこれ「魚板」という木製の法具がモチーフになっています。お寺ではこれをたたいて食事や法事の時間を伝えるのだそう。なぜ魚の形かというと、魚は眠るときも目を開けていることから、寝る間を惜しみ日夜修行に励むようにという修行僧への戒めの意味が込められているのだとか。また、魚の口もとの珠(たま)は「煩悩珠」と言い煩悩を表しています。自分の中にある煩悩とは何かと考えつつ、一年を振り返るアイテムにぴったり! お部屋のインテリアとして飾るもよし、抱えてふかふかのさわり心地にうっとりするもよし。家族との楽しい団らんのひとときにぜひ♪ 魚板(ぎょばん)とは? 禅宗のお寺、主に黄檗宗(おうばくしゅう)寺院で見ることができる魚の形をした木製の法具。木魚のルーツになったという説もあります。口から出ている珠は煩悩を表す「あぶく」で「貧(とん)・瞋(じん)・痴(ち)」といい、人が持つ根本的な三つの煩悩「三毒(さんどく)」を表しているのだそう。