【LOVE Local】この手ぬぐいをセレクトした(フーズノート店主Fuの)大きなテーマは「LOVE Local」。ここで言う「local」は「みんなの地元」。だいじなのは「自分の地元」だけじゃない。日本中の「みんなの地元」をみんなで大切にしていけたらいいなと思うのです。「local(地域)」の伝統技術や特産品・産業。地元の人たちの地元への愛などなど。知っているようで知らなかったモノ・コトを、もっともっと知りたい。そして、それらが「つづく・つながる・ひろがる」と展開できたらうれしい。そして「どこかのいいもの・素敵なもの」を「ええぇっ!そうだったの。いいなぁ。素敵!ほしいほしい!」と、みんなで大事に守りながら、どんどん使って楽しみたいのです。
【牛冷やす】夏場の炎天下で働いた牛を、川や沼に連れて水をかけて労をねぎらったことから生まれた夏の季語。モチーフは「九曜文(くようもん)」。九曜とは天地四方を守護する惑星のことで、道中安全のための印としても牛車につけられました。
【花の酔】花見の宴会で酒に酔うことを表す春の季語。花見といえば、昼だけに限らず「夜桜」を楽しむ乙なもの。柄は、その名も「よろけ縞」という波のような縞模様で、配色は桜のような味ありのピンクと濃紺。
【星月夜】秋の夜空が、星の光で月夜のように明るいことを表す秋の季語。古来の日本で、星を円で表していたことに由来する「星七宝」と呼ばれる模様をモチーフに、夜空の明暗をイメージする2色で配色。
【冬銀河】「冬銀河」は、冬の夜空にかかる天の川のこと。澄み切った冬の空気によってくっきり美しく見える銀河を、時代や流行に左右されない「水玉文様」とモノクロの配色で表現。
【花の酔】表と裏でかなり印象が違いますね。
薄いピンクも、裏の色が影響していなくてちょっと驚き。素晴らしい技術。
【牛冷やす】表と裏。洗練された配色。かっこいい。素敵。
【星月夜】手ぬぐいならでは。昔は裂いて傷の手当てに使ったりもしていた手ぬぐい。裂いて使うのもいいですね。リボンがわりにラッピングに使うのも楽しい。
【冬銀河】テーブルセンターみたいに使っても素敵。
手ぬぐいは、包むのも得意です。
帯を巻いてお届け。美しい佇まい。そのまま贈りものにできますね。
【hirali(ひらり)】大阪は堺の手ぬぐいブランド「hirali(ひらり)」は、日本で唯一という”ロール捺染による両面染色技術”をもとに、「重ねの色目」という日本古来の色彩文化に着想を得たものづくりをしているブランド。日本の季語をモチーフにした文様が表と裏それぞれに異なる色で染色された手ぬぐいは、表裏一体となって季節の色合いを表現。絶妙な配色は洗練されていて美しく、暮らしに彩りを添えてくれます。
【全国で唯一、手ぬぐいの両面染色技術】手ぬぐいの染色方法としては「注染(ちゅうせん)」も有名ですが、「hirali」の手ぬぐいは「ロール捺染(なせん)」と呼ばれる染め方で作られています。素材は、日本伝統の製法でゆっくり時間をかけて仕上げられた ”和晒(ざらし)生地”を使用。 一般的な手ぬぐいよりは、ほんの少し厚い感じ。綿のやわらかな風合いが特徴です。江戸時代から和晒産業が盛んだった大阪・堺市。ロール捺染の技術を用いて手ぬぐいや浴衣、布おむつなどを生産してきました。しかし、暮らしのかたちが昔と大きく変わりつつある今、和晒の表も裏も知り尽くした老舗工場は「両面染色」という新しいテキスタイルを生み出しました。こうして、新しい価値を備えたブランド「hirali」は、ロール捺染の技術を次世代へとつなぎます。「進化する伝統」……かっこいい。
「ロール捺染」は、染色したい場所に糊を混ぜた染料を金型で捺し染める技法で、現在これができる職人は全国にほんのわずかしかいません。しかもこの「金型」を伸ばしたり削ったり、0.1mmを調整するような世界を担っているのこそ、機械ではなく職人さん。すごい。
キッチンの定位置に掛けておくのはもちろん、お掃除などなど、常に手ぬぐいを持ち歩きたい……乾きが早い生地なので、手をふくのにもぴったりなんです。