「旅する大和茶」をテーマに、奈良の「健一自然農園」で育った大和茶が日本各地の名産素材と「産地コラボ」。おいしいお茶が生まれました!
●1回のお届けセット例です。【しょうが和紅茶】やわらかな新芽からていねいに仕上げた和紅茶に、高知県で栽培されているしょうがの粉末を加えました。【トゥルシー春番茶】冬を越えた茶葉を春に収穫した春番茶に、人気のハーブ、トゥルシー(ホーリーバジル)をブレンドしました。【りんご和紅茶】よく熟したりんごをスライスして、香りと風味を和紅茶に移しました。香料はあえて使用せず、フレッシュで繊細な香りと風味が楽しめる仕上がりに。
【七福健茶】ほうじ茶・三年晩茶・緑茶の3種類のお茶と、4種類の素材、合計7種類をブレンドしたお茶。「めでたい日のためのお茶」として七福神をイメージして生まれたブレンドです。【ラベンダー和紅茶】貴重な北海道産真正ラベンダーをていねいに選別、裁断を行い、絶妙なバランスで和紅茶にブレンドしました。【ゆず和紅茶】飲みくちはすっきり、それでいて、のどでは深いコクを感じます。ゆずの風味が生きた味わい深い和紅茶です。
【クワトロシトラス和紅茶】ゆず、ゆこう、すだち、あわすずか、徳島県の個性豊かな「クワトロシトラス(4種類の柑橘)」の香味を、コクの豊かな和紅茶に移した「日本のアールグレイ」とも言うべき、味わい深いブレンドです。【月桃和紅茶】沖縄を代表するハーブ「月桃(げっとう)」と和紅茶のブレンドです。奈良と沖縄、遠く離れた場所で育っているのに、もともと一体だったかのような相性の良さです。【レモン和紅茶】レモンの果皮のさわやかな香りと、和紅茶の風味が絶妙のコンビネーション。
パッケージの裏に「おいしい飲み方」を記載しています。ひとつのティーバッグでも、1 杯目と2 杯目でお湯の温度を変えると違うおいしさが楽しめます。すっきりとしたやさしいおいしさが楽しめる「水出し」もおすすめ。
何人かでお茶するときでも、ティーバッグなので各自が好きなお茶を選べて楽しいですね。
【七福健茶】めでたい日のためのお茶として、七福神をイメージして生まれました。いいことがあったら「あ、あのお茶でお祝いしようかな」とか、新しい本を買ったから「ラベンダー和紅茶をおともに読書タイム」など、お茶とともにあるしあわせな時間ができたらいいな。
パッケージのイラストも「旅」がテーマ。ちょこっとおすそわけに、1袋プレゼントするだけでも喜んでもらえる、かわいいパッケージです。
小さめのカップで飲むと、ぎゅっと凝縮された旨みをじっくり味わえるので、お茶の個性をクリアに感じられます。カップの素材や厚さによっても味の感じ方は変わるので、「いつものお茶」も飲み方を変えるだけで、新しいおいしさを発見できます。
「健一自然農園」は、奈良県北東部に広がる「大和高原」にあります。2001年、15年ほど放棄されていた耕作放棄農地を借り、ほぼ一人で開墾したところからはじまりました。その後も地域の方から茶園を受け継ぎ「自然栽培」でお茶を育てています。この「自然栽培」という言葉には、法律では定義がなされていないため、第三者認証がありませんが、私たちが行なっているのは、農薬・肥料を使わずお茶を育てる栽培方法です。
【旅する大和茶】お茶を通じて人も自然として在る未来を想い、奈良の大和高原で自然のしくみに寄り添う「自然栽培」で育てたお茶は、私たちの心とからだにも寄り添ってくれる気がします。「旅する大和茶」のコレクションは「大和茶」と、多様で素晴らしい日本の大地との新しい出会いの旅がテーマです。自然栽培茶の素直なおいしさと土地ごとのまっすぐな個性を、日本人ならではの“和える”感性を大切にブレンドしました。日本各地の個性豊かな素材と大和茶の、美しい和のハーモニーを心ゆくまでじっくりとお楽しみください。
【”世界一の和紅茶”をもう一度 第1章】紅茶は、緑茶や烏龍茶と同じ茶樹の葉から作られていますが、その違いは茶葉の「発酵度合の差」。不発酵のものが緑茶で、茶葉が褐色になるまで発酵したものが紅茶です。茶葉には緑茶向き、紅茶向きなどさまざまな品種がありますが、日本で栽培されている茶葉のほとんどは緑茶として飲まれるため、和紅茶の生産量は多くありませんが、最近は和紅茶の注目度、人気度ともに上昇中です。日本での和紅茶の生産は明治時代から始まり、「輸出品」としてさかんに生産されていました。そして時は1958年(昭和33年)、なんとロンドンで開催された「全世界紅茶品評会」で最優秀賞を獲得したのは和紅茶だったのです。紅茶の国イギリスで「世界一の紅茶」という評価を受けたとは。「世界一の和紅茶」の誕生です!
【”世界一の和紅茶”をもう一度 第2章】さて、その「世界一」の紅茶の産地はいったいどこだったのかというと、奈良県北東部にある大和高原の山添村(やまぞえむら)でした。戦後、輸出用にと日本のいくつかの場所で紅茶用の品種の研究などが進められた中で、「おいしい紅茶(用の茶葉)ができる土地」と認められ、大企業が工場を設け、村をあげて国産紅茶の栽培を行っていたのが山添村だったそうです。しかしその後、海外からの紅茶輸入量増加にともない、外国産紅茶との価格競争がきびしくなるにしたがい、紅茶用の茶畑では緑茶の品種への植え替えられたり、耕作放棄茶園が増えていき、紅茶工場の閉鎖とともに「世界一に輝いた山添村の紅茶」は幻の存在になりました……。
【”世界一の和紅茶”をもう一度 第3章】しかし、それから幾十年、この山添村で耕作放棄寸前の茶畑を引き継ぎ、和紅茶を作り始めたのが「健一自然農園」です。伊川さんは「いったんはこの地域で紅茶生産が0になっていました。それでも”日本中から選び抜かれた山添村の風土は、必ずまた皆が感動するような和紅茶が作れるはず”という直感がありました。そしてそれは間違っていませんでした。唯一無二の素晴らしい茶畑を引き継いだ奇蹟に感謝し、再び新たな世界一の和紅茶への旅を始めたいと思っています!」と語ってくれました。そしてさらに現在、山添村では健一自然農園だけでなく、伊川さんがアドバイザーとなり「世界一の和紅茶をもう一度」と、耕作放棄茶園を再び緑輝く茶園にするべく、さまざまな取り組みが続けられています。この「旅する大和茶」は、和紅茶をメインにしたコレクション。また、「健一自然農園×フェリシモ 心とからだにそっと寄り添うお茶セット(ティーバッグ)の会」でも和紅茶をたくさんお届け中です。ぜひ未来の「世界一の和紅茶」に想いをはせながらお楽しみください。
【�W徳島クワトロシトラス�Wプロジェクト】徳島県の奥地で耕作放棄された茶畑を見に訪れた伊川さんを案内した方が、徳島が誇る、ゆず、すだち、ゆこう、あわすずかの4種類の柑橘(クワトロシトラス)の新しい価値を生み出すことで地域の農業を盛り上げようと活動しておられる、徳島大学の栄養学が専門の先生でした。そのご縁から、徳島県産の4種類柑橘と奈良県産の和紅茶を合わせて作り出したのが「クワトロシトラス和紅茶」です。まさに「日本のアールグレイ」と呼ぶにふさわしい、すばらしいお茶になりました。
【健一自然農園のこと 伊川健一】農薬を使わない当園の茶畑には虫や鳥が遊びに来ます。不要な草はできる限り美しく刈り取り、地域との調和も大切にしていますが、さまざまな草花ものびのびしています。お茶はとても多様性にあふれた作物です。ひとつの茶葉から、数え切れないほどの種類の味や香りを表現することができます。だから育つ土壌や環境がとても重要。「自然栽培」を行っているのは、自然のしくみに沿いその恵みを享受しながら美しい土壌と環境を守り、未来へとつなぐため。「自然栽培」と言うとたいそうかも知れません。山のおいしいお茶っ葉を、そのままみなさんに飲んでほしいんです。
現在はこの地で約30の茶畑を経営しているほか、ご縁をいただいた日本の地方で、自然に沿った茶業の指導などもさせていただいていて、少しずつ「健一自然農園モデルの茶畑」が全国で誕生しています。お茶は身近な飲みものですが、その豊かな個性やいろいろな楽しみ方はまさに無限大! お茶の魅力を知れば知るほど、暮らしも人生も豊かになると思うんです。お茶のある暮らしを通じて、みなさんの健やかな心とからだづくりのお手伝いができたらな、と思います。【健一自然農園 代表 伊川健一】
夏の茶畑。地元のおばあちゃんたちが雑草を刈っています。健一自然農園では、地元の雇用も生んでいます。
茶畑で刈り取った雑草はそのままうねに戻し、ふかふかの土を作ります。自然にあらがわず、自然の恵みをそのままいただく、そんな農法が実践されています。