message to everyone
「チャイルド・ケモ・ハウスは、近隣病院で高度医療を受けられるお子さんとそのご家族が、おうちのような環境で滞在していただける施設です。全国から来られるご家族は、子どもが入院中の宿泊先を探さなければなりません。また、付き添いが可能であっても半年から1年以上、日常生活が困難な状況になります。当施設では、お風呂に入ったり、ベッドで休息するという、ふだんと同じ当たりまえの時間を過ごしていただくことができます。医学の進歩に伴い、治療後も重い病気を持ちながら地域で生活するお子さん、ご家族が増えてきました。チャイルド・ケモ・ハウスでは当施設に滞在中だけでなく、滞在後もつながり続けていられる場所でありたいと思っています。「入院してからきょうだいと会える時間がなかったが、ハウスではきょうだいとの時間も過ごせた。この施設がなければ行き場所がなかった」とおっしゃるご家族がたくさんいらっしゃいます。ご寄付によって、お子さんやご家族に当施設を安価に利用いただける運営を継続することができます。今後も施設継続のため、どうぞよろしくお願いいたします。」
(公益財団法人チャイルド・ケモ・サポート基金 事業局長 田村亜紀子さん)
from the field of activity
コロナ禍で集まってのイベントや楽しい時間をつくることがむずかしくなっていますが、病院から当施設に帰ってきてほっと一息、癒やしの時間を持っていただくためのグッズをそろえたり、感染対策をして朝食のパンを提供したりと工夫して支援を継続しています。この半年は、部屋の利用は満室で、キャンセル待ちとなっています。当施設には大きなプレイルームがあり、それを見ただけで早歩きをしたり久しぶりに走ったりするお子さまも。「こんなにからだを動かしたのは久しぶりです」と、楽しくプレイルームで遊ぶお子さんの姿を見るお母さんのうれしそうな表情が印象的でした。
病院から帰ってきたご家族さんへ、企業協力で提供した「キャンプ飯」をキャンプの雰囲気とともに。