エギュイーユ・アン・フェット(針の祭典)手芸市2022は、今年もパリの最南にあるポルト・ドゥ・ヴェルサイユという展示会会場サイトにて開催されました。
フェリシモパリオフィスのスタッフSが4日間のイベントを孤軍奮闘で切り盛りしました。
以下、Sからのレポートをご紹介します。
2020年の展示会は直前に中止、実に3年ぶりの開催
3年ぶりとなる今年の出展者数は約150、コロナ禍以前は200を超えていたのでまだ影響はあるものの、展示会の開催直前に規制が緩和されたので、開催できただけでもよかったと思います。
昨年末には参加意向を伝えなくてはならなかったのですが、当時はまだ3月のコロナ禍の状況が読み取れなかったせいか、フランス外からの参加者は復活していませんでした。
正確な入場者数は未発表ですが、いつも開催初日の木曜日に押し寄せていた地方からのグループの数の減少は顕著でした。
3月に入ってから、遠距離移動に関してはほぼ規制緩和になったものの、以前のような気軽さで遠出するムードにまではまだ戻っていないと感じました。
一方、土日の来訪者はパリジェンヌが主なのですが、こちらはかなり以前に近い活気が戻っていました。
という訳で非常におおざっぱな印象ですが、来場者数は2019年と比べて6~7割だったという印象でした。
フクロウ、ネコちゃん、ゾウさん をおひろめしました
3年ぶりの開催ですので、今回はフクロウ、ネコちゃん、ゾウさんの3年分のキャラクターをおひろめし、型紙3種をフランス語に翻訳して販売しました。
今回のブースは会場入口すぐの場所だったので、かなり目につきやすく良かったです。
展示の全体テーマは「アーティスト」だったので、ハッピートイズたちをアーティストに見立て、絵筆や絵の具、500色鉛筆などをちりばめてディスプレイしました。
オンライン展示のQRコードを掲示して、コロナ禍でもハッピートイズプロジェクトは続いていたことPRし、とても好評でした。
振り返ると、2014年の初出展から早8年、7回目の出展となりますが、もう8年来の顔見知りの方もいますから3年ぶりに再開して抱き合う方も何人か……。私に手編みのマフラーを持ってきてくださったり、型紙を入手する前にもかかわらずにフクロウやゾウの編みぐるみを5体持って来てくださる方もおられました。
今年も多くの人がハッピートイズの前を通る途端に一気に笑顔に変わったり、また初回から来訪し続けてくださっている方などは、迷わず3種類とも購入してくださったりとリピーターも多く、相変わらず大きな手ごたえがありとてもハッピーな4日間でした。