第5回めは、お顔作りのバリエーションについて
こんにちは、kumikoです。あちこちで春の訪れを感じる今日この頃、気持ちがウキウキしてきますね。
「トイズ作りのとっておきのアイデア」の5回めは、お顔作りのバリエーションについて書こうと思います。お顔の表情はいちばん個性が出せるところ、ハッピートイズの作り方説明書は基本的なレシピととらえて、あれこれアレンジを加えるのも楽しみのひとつです。
私が今までに作ったハッピートイズたち、作り方説明書に載っていないアレンジをご紹介しますね。
よくやってみているのが刺しゅうで「まつげ」を表現することです。乙女チックでラブリーな感じになります。目をつけ終わってから黒の刺しゅう糸で刺しています。
「ラブリー クマくん」はまぶたをつけるデザインでしたが、気分でまつげをつけたくなって(笑)、どっちにしようか迷って両方試してみたんです。最終的には全体のテイストを見て、まつげをつける方で落ち着きました。
「いつでも前向き明るいワンちゃん」のときは、作り方説明書にはなかったのですが、白いフェルトを目台として使ってみました。白目部分があることで何となく茶目っ気のある、上目づかいの表情になった気がしませんか?
あと、丸い鼻のデザインのときは市販のボンテンをよく使います。小さな円形の布地をぐし縫いしてわた詰めするのがちょっと面倒だったので……過去に私が作ったハッピートイズたちの鼻、ボンテン使用率、高しですねぇ(笑)。
このボンテン、取りつけるときにちょっとコツがありまして、球状のままだと接着面積が小さいので少しだけカットして平らにするとつけやすくなります。ご参考までに‥‥‥
ほかにも目や耳のつけ位置でお顔が変わってきます。
目と目の間が離れているとおおらかな表情、近いと少し慎重派なお顔に。また目を低めの位置に付けると幼い印象にもなります。耳もつけ位置で変わります。動物の特徴にもよりますが、イヌやクマなどは耳を離してつけると子どもっぽいお顔になる感じです。
とはいえ正解はないので作り手が楽しんで作るのがいちばんいい表情になると思います。ここがいちばん大切なポイントですよ~!
さぁ、次回はボディを仕上げていきましょう。手足の付け方について書いていきたいと思います。
それではみなさま、今日も楽しいハンドメイドライフを送ってくださいね。ではまた~~~。
kumikoさん (ハンドメイド作家)
手づくりを楽しむ主婦クリエイター。身近な材料を自由な発想でアレンジするのが得意。2013年よりハッピートイズプロジェクトに毎年参加。アイデアいっぱいのハッピートイズを作り続けている。毎年製作レポートも担当。そのほかにも「クチュリエクラブ」の会員誌『クチュリエの種』にて”阿部久見子さんのリメイクレシピ集”を連載中。
ブログ つくること、暮らすこと
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