第3回目は、わたの詰め方について
こんにちは、kumikoです。
2022年が始まりました。今年もハンドメイドのある暮らし、楽しんでいきましょうね。
さて、「トイズ作りのとっておきのアイデア」も3回めとなりました。読んでくださっているみなさま、ありがとうございます!
今回のテーマは「わたの詰め方」です。
ぬいぐるみにわたを詰めるのって簡単そうに見えますが、いざ試してみるとアレレ? なんかうまくいかないよ~ってことありませんか? 先っぽの方に全然入ってなかったり、途中になぜか変なかたまりができちゃったり……そういうのを解消するためのちょっとしたコツを書いていきます。
まずは下準備!
市販のわたは袋にギュ~っと詰まって入っていますから(びっくりするくらいギュギュっと詰まっていますよ)、まずは袋から出してふわふわにほぐしてあげてください。
わたを詰めるとき、私がやっていること
①基本的には手で詰める。届かないところや細い部分は詰め棒を使う。
②わたは奥の方(返し口に遠いところ)から詰め始める。布地の裏側に貼りつけるような感覚で詰める。
③ほっぺ、おでこ、おなかなど、ふくらませたいところを意識して詰める。
④手足など対になっているパーツには同じ分量になるように詰める。
(①~④についてラブリークマさんの型を使って具体的に説明しますね)
①基本的には手で詰める。届かないところや細い部分は詰め棒を使う。
わたは手で詰めるのがいちばんいいと思っています。だけど手の届かないところや細い部分には詰め棒の出番。私は菜箸を使いやすい長さにカットして使っていますよ。棒の先端が丸まっていたりツルツルしていたら思い切ってカットしちゃいましょう。わたの繊維をすべらせることなく押し出せるように、詰め棒の先端はちょっとざらつくくらいがよいのです。道具は自分なりにカスタマイズするのがおすすめです。
②わたは奥の方(返し口に遠いところ)から詰め始める。布地の裏側に貼りつけるような感覚で詰める。
返し口から遠いところ、例えば手のパーツなら手先部分から詰め棒を使って詰めます。アウトラインのカーブがきれいに出るように、布地の裏側にわたを貼りつけていくようなイメージで詰めます。そして、わたは布地の内側で全体がつながるように(小さなかたまりができないように)繊維を絡めながらしっかり詰めていくといいですよ~。
③ほっぺ、おでこ、おなかなどふくらませたいところを意識して詰める。
わたの詰め方でぬいぐるみのシルエットは変わってきます。なので、ふくらませたいところを裏側から押し出すように意識してわたを詰めましょう。
④手足など対になっているパーツには同じ分量になるように詰める。
手や足は2つずつあるので両方が大体同じくらいのボリュームになる方が自然ですよね。だけど目分量で詰めていくとなかなか左右ピッタリにならないことが多くて……そんなとき私は、片方を詰めたら重さを量ってみています。もう片方にも同じ分量のわた(布地も含む)を詰めればOKというわけです。
とまあこんな感じでわた詰めについて書いてみましたが、感覚的なことを文字で説明するってむずかしいですね。伝わったでしょうか。できることならみなさんにお会いして「こんな感じですよ~」って手元を見ていただきたいです(笑)。
さて、次回は顔づくりについてです。目の付け方や耳の位置、作り方説明書に載っていないアレンジの紹介などをしたいと思います。長くなりそうなので2回に分けて書く予定です。
それではみなさま、今日も楽しいハンドメイドライフを送ってくださいね。ではまた~~~。
kumikoさん (ハンドメイド作家)
手づくりを楽しむ主婦クリエイター。身近な材料を自由な発想でアレンジするのが得意。2013年よりハッピートイズプロジェクトに毎年参加。アイデアいっぱいのハッピートイズを作り続けている。毎年製作レポートも担当。そのほかにも「クチュリエクラブ」の会員誌『クチュリエの種』にて”阿部久見子さんのリメイクレシピ集”を連載中。
ブログ つくること、暮らすこと
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