ハッピートイズプロジェクト

こんにちは。
いつも「フェリシモ　ハッピートイズプロジェクト」を応援していただき、ありがとうございます。
毎年かわいいトイズを製作してくださる、ハンドメイド作家kumikoさんから、今年も製作レポートが届きましたのでご紹介します。製作のヒントになりそうなポイントもたくさんありますので、ぜひご覧ください！！

毎日暑いですね～。ハッピートイズファンのみなさま、お久しぶりです。kumikoです。

今年のハッピートイズは「ほっこりおちゃめなアヒルさん」。キットに付いてくるポストカードのアヒルさんがと～ってもカワイイですよね。これを見て「わぁ、私も早く作りたい！」とワクワクしてきました。

どんな子にしようかと考えるのが毎回楽しみなのですが、今回は赤いスカーフを巻いたアヒルさんを作りたい！と浮かんできました。絵本に出てくる外国のカントリー風なアヒルのママさんのイメージで。トイズ本体より付属品（スカーフ）からスタートしたのは今回が初めてです。さて、どうなるでしょうか？

スカーフに合うように各パーツの布選びを進めました。お家にあるハギレから選んだので、今までのハッピートイズに使った布もまた登場しているかもしれません（笑）。

頭は淡いイエロー系、足には水玉の入ったマスタード色、胴はお洋服を着ているように見せたくて水色系の布を、羽は波型の曲線がかわいらしいので色もラブリーに‥‥‥ピンクやオレンジ色の無地の布にチュールレースを重ねて使うことにしました。

こんなふうに羽の表地にチュールレースを仮どめし、羽裏の布を中表に合わせて縫います。

カットした各パーツで仕上がりをイメージしてみるとこんな感じです。なかなかキュートでしょ♪

ひとまずこれで縫い進めますね。

今回は細かいカーブが何か所か出てきます。羽の波型の曲線や足先の曲線です。ここをきれいに縫うのはちょっと大変かもしれませんが、コツは型紙のとおりに布をカットして、裏にはできあがり線を描いておき、できるだけ線に沿って縫うことだと思います。まち針を使って布がズレないようにゆっくりと、縫い目も細かめに縫うとよいですよ。

（チュールレースは重ねて縫うとズレやすいので、縫ったあとにアウトラインに合わせてカットしました）。

縫い終わって表に返す前に必ず切り込みを入れましょう。特に深くくぼんでいる部分には切り込みを入れておかないと、布が引きつれてきれいなカーブが出なくなるのでご注意を！

緩やかなカーブの縫い代には、以前（ゾウさんの時）やったみたいに切り込みの代わりにピンキングばさみでカットしました。

「すくすくゾウさん」製作レポート　【ハンドメイド作家Kumikoさん】

縫い終わったパーツを表に返してみたところです。きれいなカーブが出てひと安心です～。

裏側の処理って意外と大事なんです^^

次はわた詰め＆組み立て作業。こんなふうに進めるとよかったですよ～というポイントを説明しますね。

くちばしを付けるときは縫いとめる位置に薄く線を描いておき、ズレないようにまち針を刺して縫い合わせました。頭とくちばしの中心ラインを合わせるのがポイントです。

足に角度をつけるときは目打ちで筋を付けるような感じで折り曲げ、まち針でとめてから縫い合わせました。布素材ですからピッタリ直角になることはありませんが、深めに折り曲げて縫うのがいいみたいです。

さあ、どんなアヒルさんになったでしょうか。

ジャジャ～～ン♪

コットンレースで作ったエプロンも添えてみました。後ろにもレースの飾りを‥‥‥これ、私の中ではヒップパニエが入っているドレスを着ているイメージなんですが、伝わりますかねぇ～（笑）。

そしてそして、今回はできあがったアヒルさんを連れてお外へ出かけてきました。私も「ぬい撮り」というのをやってみたんです～。慣れなくて近所をうろうろしてきただけでしたが、それでも青空の下で撮るのは開放的で、緑がきれいだから赤いスカーフは映えるし、お家で撮るよりかわいく撮れた気がしています！　これはハマるかもですよ～（笑）。

以上、今年のハッピートイズ「ほっこりおちゃめなアヒルさん」作りのレポでした。毎回トイズ作りには発見があり、今回は撮る楽しみも加わってとってもエキサイティングでした(^^♪

何か少しでも参考にしていただけるとうれしいです。

みなさま、今年も楽しくハッピートイズづくりに参加してくださいね～～～。

＜ハッピートイズ通信＞

【連載】ハンドメイド作家・kumikoさんが教える、トイズ作りのとっておきアイデア　もご覧くださいね～～

kumikoさん (ハンドメイド作家）

手づくりを楽しむ主婦クリエイター。身近な材料を自由な発想でアレンジするのが得意。2013年よりハッピートイズプロジェクトに毎年参加。アイデアいっぱいのハッピートイズを作り続けている。毎年製作レポートも担当。そのほかにも「クチュリエクラブ」の会員誌『クチュリエの種』にて”阿部久見子さんのリメイクレシピ集”を連載中。

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