みなさま、こんにちは♪ 奥山佳恵です。
毎年ぬいぐるみ作りに参加させていただいてます。
いつも決めていることは、素材を子どもたちが着ていた服にすること!
なので、サイズアウトした服は私にとって常に
「お、これ素材になるか?」という目線。笑
2022年「チャーミングなたれ耳うさちゃん」は
大切に着ていたお気に入りのパジャマと
ダウン症のあるコが描いてくれた
かわいいイラストのTシャツに!
こちらの素材にいくつか生地をプラス
サイズアウトを最大限に活かしてこう!
いい感じでお名前のサインまで入れられた♪
切り取られた服たちは
まるで追いはぎにあったあと。笑
なかなかのやり遂げた感!
パジャマからはボタンも摂取よ♪
パジャマの生地は
取れるところが
何かとギリでしたが。笑
組み合わせを考える時間はいつも楽しい♪
……と思いきや
今年も安定のヤラかし!
同じ向きの胴サイドを作っちまった―!
何十年参加していても、毎年似たよーな失敗していて
私、おかえり! って思う。
この「21」も活かしたかったんだけど
「まつだはるき」くんのサインの方を大事にしたいので
このように修正。
これにてなんとか胴ができそう!
手足の大きなカーブは
中心から待ち針をたくさん打って
少しずつ、動いて止めてを
繰り返してミシン。
こうすると美しく縫えるのですが
いつだって「返し口」がわずか。
「後で縫うところを少しでも小さくしたい」という
セコい思いがついつい働いてしまうのですが
小さい方が裏に返しづらいんだよねー
「返す」といえば、「返す」前に入れる
カーブの切り込み!
縫い終えたら早く「表に返して」仕上がったとこが見たい! と
「切り込み」作業を忘れしてしまいがち。
表に返したものを切り込み忘れのために
また裏に返すなんて死んでもイヤなので
私は切り込みを絶対、忘れない。 (そこまでの決意?)
細長いもの、小さいものを返す作業は
子ども用のおハシが便利♪
おかげで、今年でハタチになった長男が昔使っていたおハシ、
今もずっとお裁縫箱の中に入ってます! 一本だけ。
たれ耳うさちゃんの象徴でもある、たれ耳。
その先端には、ほんの少しのわたを入れるんですって♪
わたを入れる時は左右同じになるように、あらかじめ
入れるわたを用意してから入れるようにしています!
手足のわたも同様に♪
小さな尻尾にもわた。
わたを入れて引きしぼった糸をそのまま利用してぬいぐるみに縫い付けよ♪
↑作り方説明書には書いてないけど勝手に合理的に!
みるみる立体的になってきたー!
「顔」は、作っている人が「まず笑うこと」がコツ!
って思っているので今年もニコニコと微笑みながら作ったのですが
微笑むっていうかニヤついてる? 笑
頭と首をつけたらなぜかニヤつきも収まってホッとした。
両手、両足は長ーい「ぬいぐるみ針」を使い
左右同時に付けるのだ!
角度や位置を手早くバランスよくつけられて便利-!
ありがとうぬいぐるみ針!
使う時の気分はいつだって、必殺仕事人ですが。
(脳内でチャララ〜のテーマ曲))
実はこのぬいぐるみを制作していた日の翌日が次男が通っている
小学校でのワークショップで一応のお手本として私のぬいぐるみが必要で!
め―っちゃめちゃギリギリのできたてホカホカで
完成に間に合った―!
どんな風に作っても大丈夫。
求められているのはクオリティーじゃないから。
そこに、「誰かが笑ってもらえたらいいな」の気持ちが
わたといっしょに込められていたら。
ただ「完成」することだけがゴールだから!
例えば、私は「こういうコを作ったよ」というご説明のためだけに、この日に間に合うよう
前日の製作で作りましたが、持参してみなさんにお見せして気がついたこと
しっぽを縫い付けた糸を、そのまま切り忘れてた。
現場にて、ハサミをお借りしてチョキン!!と切ったこの時点で
ようやく完成-! 笑
こうして誕生した今年のぬいぐるみ。
これから作っていただいても、まだもう少しくらいは間に合うかも!作ってみると、わかります。
「誰かのために」と作るものは、実は、作った人から幸せになっちゃう効能が♪
まだ間に合いますので、みなさまもごいっしょに
幸せになっちゃいませんか?
今年も参加させていただいて展示までしていただいてありがとうございました!
さて、これからはまた来年のための素材探しだ♪
どこかにサイズアウトの服は、いねが―。
奥山 佳恵(おくやま よしえ)
・タレント
1992年映画『喜多郎の十五少女漂流記』で主役スクリーンデビュー。数々のドラマ、バラエティ・情報番組、舞台、雑誌などで幅広く活躍。子育てに関する著書に『眠れぬ森の育児』(主婦の友社)、『生きてるだけで100点満点』(ワニブックス)がある。ブログなどで自身のイラストも紹介。
・奥山佳恵 てきとう 絵日記
・奥山佳恵インスタグラム