フェリシモCompany60th

ひとりの心地よい暮らしと社会のしあわせをともにかなえる。「寒い中頑張る人たちを応援! 裏ボアパンツサンプリングキャンペーン」にまつわる10のこと。

こんにちは、フェリシモしあわせ共創事務局のFukuです。
裏ボアパンツ」は、ファッションブランド「Live in comfort / リブ イン コンフォート(以下、リブイン)」のロングセラー商品です。パンツの裏地が全面ボア素材の「裏ボアテック(R)」であたたかく、寒い冬もこれさえあれば安心のアイテム。2009年に発売して以来、お客さまのお声をもとにアップデートしながらずっと愛され続けています。

今回ご紹介する「寒い中頑張る人たちを応援! 裏ボアパンツサンプリングキャンペーン」は、より多くのお客さまにこの「裏ボアパンツ」を知っていただきたいという思いから、2025年1月にスタートしたキャンペーン企画です。

寒いところで働く方たちを応援するために、大学のサークルの仲間や職場での制服利用などを目的にお客さまからご応募いただき、5組に裏ボアパンツをプレゼントして実際にはいて感想をお寄せいただきました。

企画を担当した黒田亜由美さんに、キャンペーンにかけた想いを聞きました。

話し手:黒田亜由美さん
聞き手:フェリシモしあわせ共創事務局

Q1、黒田さんの日々のお仕事について教えてください。

ファッション事業部に所属し、Webを担当しています。お客さまに検索していただくためのSEO対策関連をはじめ、フェリシモのファッションにまつわる商品をより多くの方に知っていただくための施策を考えたりしています。

「寒い日はもう裏ボアパンツしかはけません!」と、自身も「裏ボアパンツ」ユーザーの黒田さん。

Q2、2024年に15周年を迎えた「裏ボアパンツ」。どのようなお客さまに支持されているのでしょうか?

お客さまは40〜50代の女性が多い印象で、台所で家事をしているときや犬の散歩中、寒い現場でのパート中など、さまざまなシーンで活用いただいています。ちなみに、「裏ボアパンツ」が誕生したのは、「リブイン」の企画担当が取引先の担当者さんとの会話の中で、「冬の朝、着替えるときに寒くてひやっとするのがつらい」という話を聞き、「それならあたたかいパンツを作ってみよう!」と企画したことがはじまり。現在もお客さまの声を取り入れながらシルエットをリニューアルしたり、バリエーションを増やしたりと、少しずつ改良を重ね、ペチパンツやスニーカーなど、パンツ以外のアイテムも誕生しています。「卒業式などまだ肌寒い時期の学校行事が寒くてつらいので、見た目はフォーマルだけれど中が暖かいものが欲しい」という切実な声が届くこともあって、お客さまとともにある商品だなと感じています。リピーターやまとめ買いをしてくださる方が多いのも「裏ボアパンツ」の特徴です。

シーンやはき心地にあわせてさまざまなタイプを展開しています。

Q3、「寒い中頑張る人たちを応援!裏ボアパンツサンプリングキャンペーン」とはどんなキャンペーンなのでしょうか?

5名以上の団体・企業さまを対象に、ご応募いただいた中から5組に「裏ボアパンツ」をプレゼントするというものです。企業さまはもちろん、イベントやサークル仲間でのご参加もOKで、実際に「裏ボアパンツ」をはいてみた感想をフィードバックしていただくというとてもシンプルな企画です。

実はこの企画、「職場が寒いので、裏ボアパンツを制服代わりにしています!」という、スーパーで青果を担当していらっしゃるお客さまのお声から着想を得ています。たしかに、室内で働く人ばかりではなく、冬空のもと屋外で働く方や、屋内であってもスーパーや工場など室温が低いところで仕事をしている方々がたくさんいらっしゃいます。「裏ボアパンツ」は、動きやすいし、なによりとても暖かい。ですから、冬の制服としてニーズがあるのではないかと考えたんです。

Q4、そもそも、どんなきっかけで始まった企画なのでしょうか?

「裏ボアパンツ」の認知を広めて、もっと多くのお客さまにこの商品の良さを知っていただきたいという目的がもちろんありますが、根底には、寒い中でがんばっていらっしゃる方たちを応援したいという気持ちがあります。さらにその想いを掘り下げていくと、「裏ボアパンツ」が人を暖めてくれる機能には、社会性があると思ったんです。社会問題や環境問題を解決するというマクロな視点での社会での支援ももちろん大切なことですが、個人の日常を心地よくすることもひとつの社会性と言えるのではないかと思うんです。私たちは、社会のなかで暮らし、働いています。「裏ボアパンツ」をはくことで、寒い中で働く人たちが暖かくなったり、制服にすることで動きやすくなったり。こうやって「誰かの不便を不便でなくする」ことは、その人の半径1mくらいの“社会のしあわせ”をかなえているのではないかと思ったんです。そして、日々の暮らしを心地よくするための服を作るという「リブイン」のコンセプトともマッチするのではないかと。

「裏ボアパンツ」はメンズも豊富に展開しています。今回、ご応募いただいたみなさまにお送りしたのは、モコモコ感がなくすっきり見える「ベーシック」のデニムor黒。

Q5、どのような方から応募がありましたか?

ご応募いただいた方たちの熱量がすごくて! 1件目にご応募いただいたのが、能登の刀鍛冶屋さん。実は、フェリシモのお客さまがつないでくださったご縁なんです。以前から刀鍛冶屋さんとお付き合いのあったあるお客さまが、今回のキャンペーンを知り、寒い場所で仕事をしておられる刀鍛冶屋さんにわざわざご連絡してくださりご応募につながりました。2024年に起きた能登半島地震のことがずっと気になってはいたものの、どのような支援が必要とされているのかが把握できていない中で、基金など広がりのある応援がむずかしく、フェリシモとして何ができるだろうかとずっと考えていたんです。ですから、こうして能登の会社さまとつながることができたことは、支援への小さな一歩だと感じています。また、「息子の卓球の応援のために体育館へ観戦に行くととっても寒くて耐えがたいので、ママたちみんなではきたいです!」という方や、ツリーハウスを作っているという学生団体さんなどからもご応募いただきました。

Q6、キャンペーンを行う前に、第一弾企画として、サンプルをプレゼントしたのだとか?

そうなんです。実際に「裏ボアパンツ」をはいて寒いところで働くときの活用イメージを、キャンペーンにご応募くださるお客さまと事前に共有したいと考えたんです。そこで、以前からお付き合いのあった秋田の「一般社団法人 ONE FOR AKITA」さま、青森の「ヒビノス林檎園」さま、兵庫の「太陽酒造株式会社」さまにサンプルをプレゼントして感想をお送りいただきました。

左から「一般社団法人 ONE FOR AKITA」さま、「ヒビノス林檎園」さま、「太陽酒造株式会社」さま。

「ヒビノス林檎園」さまからは、「いつもの重ね着をする時と同じ調子で、インナーパンツの上から裏ボアパンツをはいて作業をしていたら汗だくになりました」。秋田犬の保護活動を行う「一般社団法人 ONE FOR AKITA」さまからは、肌ざわりがいいという感想とともに、「これをはいたらもう他のパンツははけない!」などといった実感のこもったお声が寄せられました。

Q7、サンプリングキャンペーンでは、どのような感想が集まりましたか?

おそらく卓球の試合中に座っていらっしゃったのでしょうか、「厚みがないのにあたたかい」「生地がペラペラじゃないので座っていてもシワがつきませんでした」というリアルな感想がありましたね。学生団体さんからは、「風が吹いたり雪が降ったりする中でツリーハウス作りをしていましたが、足元が冷えることなくぬくぬくと作業ができました」とのお声も。他にも、「冬は重ね着をするとシルエットが崩れてしまうけれどきれいに見えるのがいい!」「風を通さず暖かい」「デニムとは思えないほど柔らかいはき心地」「冬の必需品になりそう」など、あたたかさの実感とともに実用性が高いというニュアンスの感想が多く寄せられ、とてもうれしいです。私たちは通販企業なので、お客さまがすべての商品を手にとって感触を確かめたり、実際に試着してみることができませんし、カタログやWebの文字や写真の情報では、なかなか伝えられないこともあるんですよね。ですから、そうした体験をご提供し、他のお客さまにも共有できることはとても価値のあることだと感じています。

Q8、「裏ボアパンツ」の新たな活用方法が見えてきそうですね。これからどんな人に使ってほしいですか?

隠れたニーズがまだたくさんあると思うんです。例えば、小さなお子さまのいるママやパパたち。子どもって屋外でも寒さに負けず遊びまわるので、私も公園遊びに付き合うときにはいていて助かっています。あと、意外と実際のご活用シーンで多いのが、「犬の散歩に行くときにはいています」というお声。わんちゃん好きの方たちともっとつながるきっかけになりそうですし、動物園や水族館で働く人たちにはいてもらえたらうれしいなとか考えるとワクワクしますよね。「裏ボアパンツ」の後ろのポケットのところに企業やお店のロゴワッペンをつければたちまち制服にもなりますし、寒さ対策で日々重ね着をしているご高齢の方にもマッチすると思います。いい商品なので、具体的な活用事例が増えて、「裏ボアパンツ」を必要としているお客さまにより広く知ってもらいたいんです。裏ボアパンツを知ってもらって、寒い冬をあたたかく過ごせる方が増えることが何よりうれしいことですから。

15周年を迎えた「裏ボアパンツ」、これからもみんなにしあわせを届けます!

Q9、これからトライしてみたいキャンペーンはありますか?

「リブイン」チームではのびのびとアイデアを出し合っていて、すごく寒い土地に裏ボアパンツの自販機を置いてみたいとか(笑)、100人で着てみるとか、いろいろ話しています。着るだけで暖かいというとてもシンプルな商品だからこそ、意外性のあるおもしろい仕掛けをしてみることでその魅力をより印象的に伝えることができるのではないかと思うんです。お客さまの声からヒントを得てアップデートしている商品ですから、「こんなふうに使えるんだ!」という事例をリアルな声とともに発信していくことで、商品そのものもキャンペーンもアイデアの幅がさらに広がりそうな予感がしています。

Q10、ファッション事業部として幅広くお客さまへ発信を行う黒田さんの、今後の展望をお聞かせください!

「裏ボアパンツ」に限らず、服って、毎日着るものだからこそ、ちょっとした工夫ひとつで不便が解消されたり、心に余裕が生まれたりするものだと感じています。たとえば、「裏ボアパンツ」は、これ一枚で寒さをしのげるから重ねばきの必要がなくなり、不快なごわごわ感から解放されたり、トイレのときが楽ちんになったり。ほんとにちょっとしたことが、日常の小さなストレスを減らし、より快適な時間を生み出すんです。私は、そうした、洋服だからできることにこだわり、着る人が少しでもうれしくなったり、毎日がちょっと楽になったりするような工夫をこれからも積み重ねて、日常におけるちょっとしたことを解決するという社会性を追求していきたいと思います。アイデアの種をたくさんまきながら、「服には、まだまだできることがある」というメッセージをお客さまに届けていけたらと思っています。

この記事をシェアする
Twitter
Facebook
LINE
コメントを投稿する
ページトップへ戻る