こんにちは、フェリシモ環境コミュニケーション事務局のFukuです。
毎日のお買い物をスマートにしてくれて、レジ袋の使用削減にもつながるエコなレジカゴリュック。みなさんもTVCMで見たことがあるかもしれません!
レジカゴリュックは、商品を企画した岬直子さんの日常生活での困りごとをヒントに2016年に誕生しました。以来、たくさんのお客さまに共感いただき人気のアイテムとなっています。レジカゴリュックの生みの親であり、生活雑貨ブランド「ラミプリュス」の商品企画を担当している岬直子さんに、レジカゴリュックの誕生秘話と日々の心がけについて伺いました。
話し手: 岬直子さん
聞き手:環境コミュニケーション事務局
Q1、レジカゴリュックは、ひとことで言うとどんな商品ですか?
私の人生に変化をもたらした刺激的な商品、でしょうか。
Q2、人生に影響した商品ですか!レジカゴリュックは岬さんの暮らしがヒントになり企画された商品とは知っていましたが……。どんなところが刺激になったのでしょうか?
第二子を出産後、実体験をもとに企画したという経緯ももちろんありますが、2016年にレジカゴリュックを企画してからというもの、たくさんの方にお買い上げいただき、テレビ出演させていただいたり、CM制作の現場に立ち合わせていただいたり、実店舗をお持ちの企業さまと取引をさせていただいたり、これまでの商品企画ではなかったような展開があって、たくさんの方に支えていただきました。レジカゴリュックという商品がなければ、なかった出会いや経験に満ちていたんです。
Q3、レジカゴリュックは、二人目のお子さんが誕生して、自転車に子どもと荷物を乗せて保育園の送り迎えをしていたときに「買い物した荷物をどこに乗せれば……」という疑問から企画された商品なんですよね。
そうなんです。きっと「これがあればもっとらくなのに!」というアイデアって、みなさんの暮らしのなかにたくさん転がっていると思うんですよね。私の場合はありがたいことに、フェリシモで生活雑貨の企画を担当しているということもあり、日常生活で得た気づきをアイデアとして社内でシェアできて、それを商品化できて、みなさまにお届けできるという環境にいます。レジカゴリュックも、私の生活の困りごとを共有することで誕生した商品で、同じような悩みを持つ方々に使っていただいています。また、レジ袋有料化という時代の流れもあり、使い勝手のいいエコバッグとしても共感いただけたのではないかと思っています。レジカゴリュックが、お客さまの日常生活にとどまらず、地球環境のためにもお役に立っていることはとてもうれしいです。
Q4、レジカゴにセットして、レジカゴリュックをそのまま取り出して背負えるという、ありそうでなかったアイテムですが、他に特にこだわったポイントはありますか?
自転車で使いやすいことがアイデアの起点になっていますが、汎用性の高いものにしたいとは思っていました。例えば、車のヘッドレストにかけてガバっと広げて使えたり、ショルダー部分を長くして徒歩使いでもOK……というふうに、できるだけ多くのシチュエーションで使っていただけるよう、お客さまのいろんな行動パターンに寄り添うアイデアを盛り込んでいきました。
Q5、あらゆるニーズに答えようとすると、用途が制限しづらく、ときには使いづらいものになることもあると思います。けれど、レジカゴリュックはすべての悩みをかなえてくれる魔法のようなアイテム。企画をする際にはどのようなことに気をつけていますか?
より幅広い層の方に使っていただくにはどうすればいいのかを常に考えています。商品化をする際は、目的やターゲットをしぼりますが、あらゆる使用シーンを想定して商品を企画しています。
ちなみに「ラミプリュス」のターゲットはワーキングママですが、働くママにやさしい商品であれば、おのずとほかの属性の人たちにも役立つ商品になり、生活を応援することができるのではないかという思いが込められているんです。機能性はしぼっていても、使用シーンの切り口を増やすことでたくさんのニーズに応えられるようにとの思いで商品を企画しています。
Q6、コラボレーションなど横展開も広がっていますが、岬さんはふだんからどのようにターゲットのニーズをリサーチされているんでしょうか?
リサーチというほどのことではありませんが……日常的にちょっとずつネタを拾い集めて、商品企画のアイデアが生まれているのかもしれません。レジカゴリュックは実体験をベースに商品を企画しましたが、自分が当事者になれることばかりではないので、常にまわりを見渡して、人々の行動を観察していることは多いかもしれません。それから情報収集はもちろんのこと、お客さまからいただいたお声はいつも大事に読ませていただいています。今後の商品展開や改善への参考にさせてもらっていますね。レジカゴリュックの発売以来、本当に多くのお声をいただいてきたので、お客さまとのコミュニケーションの時間が増えたと感じています。
Q7、これまでにいただいたお客さまのお声のなかで、特に印象深いエピソードはありますか?
旅行代理店を長く経営されていたお客さまからお手紙をいただいたことがあって。「レジカゴリュックは機内への持ち込みもしやすく、旅に適した商品。まるで風呂敷のように不定形だからこそ融通がきいて、とてもいいアイテム」だというような内容だったのですが、経験に基づいたご意見と思いがこもったお手紙でうれしかったですね。
機内に持ち込んで足もとに置くときにも形が変わって使いやすく、旅先で荷物が増えたときにも活用できるあたりが旅に適しています。また、アウトドア好きな人が不定形で持ちづらいシュラフを入れたり、お着物を入れるのに使っていますという方もいらっしゃいます。普通のカバンだと、袋からあふれてしまったら物理的にカバンを閉めることができませんが、レジカゴリュックは懐の深さがあるのではみ出してしまっても、ひもを閉めれば包み込んでくれるんですよね。
Q8、無限の可能性を秘めていますね!横展開のバリエーションも豊富ですよね。
そうなんですよ。素材や柄違いもありますし、保冷、
Q9、岬さんはほかにも生活グッズを手がけておられますが、ご自身のライフスタイルが変わったことで、企画をするときの意識も変わりましたか?
「かわいい!」とか「コレクションしたい!」というワクワクする気持ちよりも、必要にかられて商品を買うことが増えていったんですよね。子どもがいると、バッグひとつにしても、小さくてかわいいものではなくて、大きくてポケットがたくさんついていて、雨の日に備えて
Q10、当事者目線で商品企画を手がけていらっしゃることがとても伝わってきます。これからのことをお聞かせください!
あらゆる可能性を探っています!今の時代、世の中にないものはないくらい多くのものがあふれています。日常で出会うたくさんの要素から欲しいアイデアをピックアップして、環境にやさしいという視点を織り交ぜつつ、いろんなものをかけあわせることで、いい科学変化が起きて新しい商品づくりにつながっていくものだと思います。もっとお客さまのニーズをくみとって、レジカゴリュックを発展させていきたいですね。新たな展開も企画していますので、お楽しみに!
コメント
コメント
今年の四月から県外の学校に進学して
初めての一人暮らしを始めた娘に
このリュックを持たせました。
カタログで見つけた時、
これ絶対必要だと直感し
購入しました。
徒歩で15分の距離にある
スーパーまで元気よく出かけ
帰宅した後には、
ビデオ通話で
「今日はこれを買って来たよ」と
中身を見せてくれます。
慣れない土地での暮らしを
このレジカゴリュックに
支えてもらっています。
ありがとうございます。
画像をみて娘を思い出し
思わずコメントしてしまいました。
yoshikokobaさま
「レジカゴリュック」が、慣れない土地での娘さまの一人暮らしを応援できているようで、とてもうれしく、心がほんわか温まりました。
お母さまの娘さまを思う気持ちが、商品を通して伝わっているんだな。と思いました。
時を経て、今ではもう、知らなかった土地がなじみのあるホームグラウンドになりつつあるでしょうか。
これからも、私どもの商品をお役立ていただけましたら幸いです。
コメント、本当にありがとうございました。
フェリシモ環境事務局