以下の基金から2017年度に拠出したこどもみらい探求社さまの活動レポートをご紹介します。
関東と関西で行っている「おやこ保育園」を大阪で開催。「おやこ保育園」は、子どもを預かる本来の保育園とは違い、保護者が保育士と一緒に子どもを見ながら、子育てスキルを学ぶ弊社独自のプログラムです。
<当日の流れ>
場所:SALT VALLEY ashiharabashi(大阪市浪速区)
日時:2018年10月30日(火)10:30~12:00
①登園/ 自由あそび
②はじまりのあつまり(今日の絵本、挨拶、出欠確認、自己紹介、注意事項の確認)
③こどもが主役のじかん
(日常にある素材を出して、こどもは遊ぶ。大人は観察シートを用いて子どもの様子を見ながら気づきを
書く)
④おとなが主役のじかん:ペアレンツ・ダイアログ
(最近の旬なキーワードを紙に10個書いて、それをもとにおしゃべりを楽しむ時間)
※こどもは、引き続き探求遊び
⑥おわりのあつまり(振り返り・挨拶・集合写真)
この日は、10組の親子とスタッフあわせて総勢26人。
はじめは大人もこどもも緊張した空気が流れていましたが、積極的に声をかけてくれるママが現れすぐに和やかなムードに。場所見知りをする子もいましたが、その子のペースを大切にして、会場全体を見守りながらスタート。1から10までをみんなで数えた後、ティンシャ(チベットの鐘)を鳴らして絵本を読み始めます。
こどもたちはじっと絵本を見つめ、その世界を楽しんでいました。その後の自己紹介でさらに場が和み、こどもが主役の時間へ。
普段はなかなかおもちゃとして使わないような素材(コップ、お皿、洗濯バサミなど日常の暮らしにあるもの)を用意して、こどもがどのように素材と出会い、遊びを作り出すのかを大人に見守ってもらいました。見守るといっても大人はついつい声をかけたくなったり、手を出したくなったりしてしまうので、オリジナルで開発をした「観察シート」を用いて気づきを書いてもらいました。
気づきを共有する時間では、「普段こんなふうにゆっくりこどもを見たことがなかった」「こどもは自由に遊びを作り出すのがうまい」などの発見をしてくださっていました。
その後は大人が主役の時間。この日のテーマは「旬なキーワード」。 紙を配布して、こどもではなく自分の旬なキーワードを10個書いてもらいました。普段はどうしてもこどもが主語になっていたり、こども優先になっているからなのか、意外と10個書くのは難しいとの声が。書いた紙をもとに3人組で見せ合いながら話をすると共通点を見つけたり、「それわかる!」と共感しあったりして、大人の距離もぐっと近づきました。
今後は同じ会場で大阪クラスの「おやこ保育園」がはじまります。どんなコミュニティができていくのか、私たちも楽しみです。
<支援者のみなさまへ>
こどもみらい基金へのご支援、ありがとうございます。みなさまからの応援のおかげで、新しい親子とこうしてつながることができました。今後もさまざまな企画を通して、たくさんの家族との出会いを作りながら、親子で “一緒に生きる” ことを楽しんでもらえるように発信していきたいと思います。
引き続き、ご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします!
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