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2017年度基金活動報告ー地雷廃絶活動支援(認定NPO法人 難民を助ける会)

2017年度に次の基金より拠出した認定NPO法人難民を助ける会さまの活動レポートをご紹介します。

  • ・メリーポイントで社会貢献(地雷廃絶活動支援)
  • ・アルモンド地雷のない未来基金

アフガニスタンの北西部における地雷除去活動を支援し、半年間で39,936㎡(テニスコート約153面分)の土地を安全にすることができました。

■実施場所:アフガニスタン・イスラム共和国バグラン県プリ・クムリ郡バラ・ドゥリ村
■実施期間:2017年4月~2017年10月

2017_jirai_1.jpg 炎天下の日中の除去作業。すぐ近くに村がある(2017年8月、バグラン県)

半年の事業期間内に39,936㎡(テニスコート約153面分)を安全にし、埋設されていた6個の対人地雷を除去しました。この除去活動により73家族が安全に暮らせるようになりました。さらに、近隣に住む461家族も、利益を受けることとなりました。

土地を安全にすることは、その場所に住む人々が地雷で死傷することを防ぐだけではありません。地域の農民たちは家畜を飼育しており、それが収入源の一つとなっています。地雷によりこれらの家畜が死んでしまうと収入が絶たれてしまい、経済的にも苦境に陥ってしまいます。また、除去された土地は農作業に利用することができます。さらに、子どもたちが遊ぶ場としても活用することができます。経済的な面でも、そして、子どもの健やかな成長を促すうえでも大きな意味があります。

除去活動を実施した村人に話をうかがったところ、除去活動がなされたことにより、20~30家族が近いうちに転居してくることを期待しています。これは村に活気を取り戻すことにつながるかもしれません。

2017_jirai_2.jpg 地雷原のそばを通って子どもたちは水汲みに行く(2017年10月、バグラン県)

2017_jirai_3.jpg

地雷除去チームの専門家が地雷原の近くに住む住民に話を聞く
(2017年10月、バグラン県)

<支援者のみなさまへ>

当会は協力団体と共にアフガニスタンで地雷除去活動を実施してもうすぐ20年になります。この間みなさまには度々ご支援いただき、厚くお礼申し上げます。地雷除去は本当に地道な作業です。炎天下のアフガニスタンで作業員たちが来る日も来る日もコツコツと作業に従事しています。一日一日の積み重ねが地域に住む人々の暮らしの安全と安心を支えています。当会では今後も、アフガニスタンでの地道な活動をサポートしてまいります。

前回の報告書はこちら

■難民を助ける会さまのその他の活動はこちらからご覧いただけます。

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