「上賀茂神社式年遷宮基金」から2015年度に基金を拠出した「賀茂別雷神社(上賀茂神社)」さまの活動レポートをご紹介します。
世界文化遺産・賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ・通称上賀茂神社)では、奈良時代から続く第42回式年遷宮事業を平成31年3月までを目標として国宝・重要文化財修復保存事業を行っているが、この度の基金は、387年振りに新調された狛犬の費用の一部として充てさせて頂いた。
当然、現在も様々な日本の伝統技術を受け継ぐ「宮大工」が存在するため、江戸時代初期の三代将軍家光の時代、江戸幕府の費用に依って行われた、寛永五年遷宮(1628年)の際に新造された狛犬を手本として、今回の遷宮で新造する事となった。
本歌(手本)となった387年前制作奉納された狛犬
奉納式で国宝本殿に納められた新造の狛犬
奉納後の唐獅子(からじし)
奉納後の高麗犬(こまいぬ)
〈支援者のみなさまへ〉
費用の一部として今回お納めいただいた金額を充てさせて頂きました。心よりみなさまの真心に感謝申し上げます。こういった事を通じて途切れる事なく、日本の伝統文化技術を継承し後世に残していければと思います。
また、平成31年まで、まだまだ重要文化財修復保存事業が継続されますので、神社YELLを通して引き続きご理解ご協力をいただければ幸いです。
■神社YELLプロジェクトについてはこちらのページにてご覧いただけます。
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