2013年度に次の基金より拠出した公益財団法人 世界自然保護基金ジャパン(WWF)さまより活動レポートが届きました。
WWFジャパンは、日本の石垣島やインドネシアのスマトラ島、アフリカのカメルーンなどのフィールドプログラムと、温暖化防止などのグローバルプログラムに取り組んでいます。
<スマトラ島における活動>
インドネシアのスマトラ島は、現在、世界で最も急速に森が消失している場所のひとつです。WWFジャパンは、スマトラ島の中部および南部において、森林の状態や野生生物の調査、密猟や違法伐採を防ぐためのパトロール、地域の人々が豊かな自然と調和しながら続けられる産業(エコツアーや養蜂など)の育成を支援しています。また、この地域で獲得された木材を原料に、紙製品などを生産・輸出している企業のモニターをおこなうとともに、スマトラ産の木材由来の製品を購入している日本の企業に、自然環境・野生生物・地域社会に配慮した「責任ある木材の調達」をするよう働きかけています。
<スマトラ島>違法伐採や密猟などを取り締まるパトロール。
悪路と、野生のトラやゾウから身を守るため、飼い慣らしたゾウに乗って行う。
<スマトラ島>森に自動カメラをしかけ、生物の多様性を調査する。
「人と自然が調和して生きる」。WWFがめざす未来を実現するには、志を同じくする世界中の方々の理解と支え、そして長い年月が必要です。その輪に加わってくださったこと、何より、WWFを選んでくださったことに、心より感謝申し上げます。いつまでも、生命の輝きにあふれた、健やかな地球を未来へと受け渡していくために、ぜひこれからもWWFの活動をご支援ください。
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