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2013年度基金活動報告 ― ストリートチルドレンの自立支援活動への支援(ベトナムの「子どもの家」を支える会)

2013年度に次の基金より拠出したベトナムの「子どもの家」を支える会(JASS)さまの活動レポートをご紹介します。

  • ベトナム子どもの家基金

 

私たちはベトナム社会主義共和国の中部・フエ市(人口30万人)でストリートチルドレンや親のいない子どもたち、貧しい家庭子どもたちのための施設「子どもの家」を作り、現地に滞在し、衣食住・通学・自立を保障する活動を20年間行っています。

 

■みなさまからいただきました寄金で以下の活動を実施。

(1)7歳から24歳までの40人の子どもたちの衣食住の費用
フエ市内に「子どもの家」を建設し、40名の子どもたちを収容。3食の食事、衣類、その他日常の生活の全てを保障しています。路上に寝ていたり、親がいない(死亡を含め)子どもたちが自分の力で生活できるまで
「子どもの家」での生活を保障しています。郊外の貧しい農村に住んでいたA子・B男の姉・弟は家が貧しく、父親が死亡。兄弟が多く学校へ行けませんでした。私たちが直接農村を訪問し、生活実態を確認し、その後、「子どもの家」入所。現在は、姉は中学、弟は小学校に通い、「成績最優秀賞」という成績を取り健康に生活しています。

(2)「子どもの家」に入所した子どもたち全員に通学を保障
父親が死亡し、母親が他の男性と再婚。「居場所」を失った姉妹。姉は、7年前にフエ医科大学に合格。6年間学び、現在は、大学に残り、研究者の道を目指しています。妹は、3年前にフエ医科大学薬学部に合格し、薬剤師をめざし、毎日勉学に励んでいます。現在、「子どもの家」には小学生2名、中学生19名、高校生6名、大学生7名、大学研究生1名、職業訓練5名。

2毎日3回の食事(1).JPG(毎日3回の食事)

 

3毎日3回の食事 (2).JPG(毎日3回の食事)

4「子どもの家」の部屋で勉強.JPG(「子どもの家」の部屋で勉強)

 

<支援者のみなさまへ>
私はベトナムの「子どもの家」を支える会代表の小山道夫と申します。1994年にベトナムのフエ市へ行き、日本の仲間と「子どもの家」を設立し、20年たちました。20年間、現地に住み、ストリートチルドレンや生活困難な子どもたちと一緒に生活し、子どもたちの「自立」をめざして、共に生活しています。皆様方からの支援金は、貧しい子どもたちの「衣食住」の費用、通学費用に充当しております。
子どもたちは、世界中の宝物です。一人ひとりの子どもたちが、成長し、自立し、幸せな人生を送ってくれることを願っています。みなさま方のご支援に心から感謝しております。

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