2012年度に次の基金より拠出した日本さい帯血バンクネットワークさまの活動レポートをご紹介します。
- メリーポイントで社会貢献 国内医療支援(骨髄移植&心臓(臓器)移植など)
私たちは、それぞれ独立した8つの公的さい帯血バンクで形成されており、さい帯血移植に必要なHLA(白血球の血液型)情報などの全国一元管理と公開適合検索、より安全なさい帯血の保存と提供および移植が公平かつ安全に行われるための事業を推進しております。
日本赤十字社北海道さい帯血バンク
東京臍帯血バンク ※現在は活動終了
日本赤十字社関東甲信越さい帯血バンク
東海大学さい帯血バンク ※現在は活動終了
中部さい帯血バンク
日本赤十字社近畿さい帯血バンク
兵庫さい帯血バンク
日本赤十字社九州さい帯血バンク (平成25年4月1日現在)
「さい帯血」とは、母親と胎児を結ぶへその緒(さい帯)と、胎盤の中に含まれる血液のことです。さい帯血の中には血液をつくりだす細胞(造血幹細胞)がたくさん含まれているため、白血病などの血液疾患に苦しむ人たちに移植することにより、その治療に役立てることができます。
「さい帯血バンク」とは、さい帯血の提供に同意された妊産婦から頂いたさい帯血を冷凍保存し、移植を希望される患者さん(第三者)に提供するところです。公的なバンク事業は、国から補助金を得て運営しています。
平成24年7月には、ネットワークのシステムの再構築(リプレイス)を行いました。災害発生などの非常時における対策として、システムのバックアップ体制の強化と、さい帯血の提供が可能となる体制を整備しました。
平成24年9月15日(土)には、平成24年度のさい帯血バンクネットワーク全国大会を東日本大震災の被災地である仙台市太白区文化センターにおいて、骨髄移植推進財団と初めて合同で開催しました。
平成24年9月「移植に用いる造血幹細胞の適切な提供の推進に関する法律」が成立されました。平成26年1月の法施行にともない、各さい帯血バンクは国への申請を行い認可された後、さい帯血供給事業者として、より大きな責任が課せられることになります。今後も公的さい帯血バンク事業の責務である安全で高品質なさい帯血提供のため、関係機関のみなさまと連携を深め、新たな体制の確立に尽力いたします。
※平成26年3月「日本さい帯血バンクネットワーク」は業務を終了しました。これまで担ってきた業務の多くは、支援機関として指定を受けた日本赤十字社が引き継いでいます。
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