フェリシモが生活者とともに行う「もっとずっときっと基金」の助成事業として、一般社団法人福祉防災コミュニティ協会による「福祉避難所マニュアル作成研修会」が1月6日からスタートします。災害時、多く犠牲になっているのは、高齢の方や障がいがある方々です。「福祉避難所マニュアル作成研修会」は、そうした方の命をどのようにして守るのか。災害時に要配慮者を受け入れる避難所「福祉避難所」が機能するように、福祉施設、市町村の福祉関係部局、社会福祉協議会の職員などを対象に、福祉防災コミュニティ協会が企業の基金を活用して初めて実施する研修です。
◆「福祉避難所マニュアル作成研修会」の概要
東日本大震災では犠牲者の過半数が高齢の方、また障がいのある方が犠牲となった割合は被災住民全体のそれと比較して2倍程度となっています。また、発災時だけでなく、その後の避難生活中に亡くなられる災害関連死について、そのほとんどが60代以上です。また毎年のように起きている水害で犠牲となっているのも高齢の方・障がいがある方です。2021年の改正災害対策基本法の施行に合わせて、福祉避難所のガイドラインも見直されています。これまでの災害では、この福祉避難所が機能していないことにより、一般の避難所に行くことが難しい認知症の方や知的・精神障がい者、乳幼児などは避難する先がなく、車中泊や被災した自宅にとどまるなど、過酷な環境で避難生活を送っていました。「福祉避難所マニュアル作成研修会」は、福祉施設、市町村の福祉関係部局、社会福祉協議会の職員などを対象に、福祉避難所マニュアル作成に関する研修を2回行うことで、マニュアルの完成を目指す研修です。
これまでも福祉防災コミュニティ協会では、福祉避難所の運営マニュアルを作ることによって、災害が発生した際に福祉避難所が機能するように研修をおこなってきましたが、企業の基金を活用して研修を行うのは今回のフェリシモ「もっとずっときっと基金」が初めてです。
初回は福祉避難所の必要性、概要、現場の状況についての講義、福祉避難所をどう運営するかについて参加者同士でワークショップ、マニュアルひな形を活用した福祉避難所マニュアルの作成手法の講義を実施します。参加者は出身組織に戻り、アンケートや職員のグループワークにより自地域、施設の状況に合わせてマニュアル素案を作成します。2回目は、各自のマニュアルの相互参照、講師の助言等によりレベルアップを図るとともに、初動対応について講義します。これにより実効性の高いマニュアルが成果として残り、今後の福祉避難所設置・運営に資するための研修です。
◆研修会スケジュール
京都府京都市:前期 1月6日、後期 3月7日
奈良県奈良市:前期 1月24日、後期 2月22日
大阪府堺市:前期2月3日、後期2月20日
大阪府吹田市:2月21日「福祉避難所運営に関する勉強会」
◆研修会講師:湯井 恵美子(ぬくい えみこ)〈福祉防災上級コーチ〉
平成25・26年度 大阪府立支援学校PTA協議会会長、顧問。令和4年3月 兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科博士後期課程単位取得、満期退学。防災士No.79000。大阪府立支援学校PTA協議会OB会 防災担当。大阪府教育庁 学校防災アドバイザー(特別支援学校担当)。防災企業連合 関西そなえ隊 事務局。(一社)マンション防災協会MALCA マンション防災認定管理者。おおさか災害支援ネットワークOSN 世話役(日本防災士会大阪府支部)。DMW総合研究所 代表、NPO法人災害救援レスキューアシスト 理事。(一社)ADI総合研究所 理事、など
◆鍵屋 一(かぎや はじめ)
跡見学園女子大学観光コミュニティ学部 コミュニティデザイン学科教授。(一社)福祉防災コミュニティ協会代表理事。京都大学博士(情報学)。元板橋区職員。内閣官房、内閣府、経済産業省、国土交通省・厚生労働省の防災関係検討会の座長など(※)。
(※)内閣官房 「人・コミュニティ・地域のレジリエンス向上のための研究会」座長、内閣府「高齢者等の避難に関するサブワーキンググループ」座長、国土交通省・厚生労働省「高齢者施設の避難確保検討会」座長、ほか多くの防災関連の委員を歴任している。
◆「一般社団法人福祉防災コミュニティ協会」
2016年11月に設立された非営利型の一般社団法人。福祉事業者のBCP作成研修、福祉避難所マニュアル作成研修、実践的訓練等を実施し、福祉人財の防災力向上を目指しています。2021年度は本協会認定コーチによる研修を153回実施し、1万5千人以上に受講いただきました。また、実践指示書、防災スタートBOX、福祉避難所開設BOXにより、施設長等が不在でも初動対応ができる商品を開発し、(社福)埼玉福祉会の協力により販売しています。2021年度から災害時の高齢者、障がい者等の安全な避難生活を支援するため、企業版ふるさと納税を活用した福祉避難所整備事業、2022年度から福祉避難所開設・運営マニュアルの無償提供を行っています。また、災害時には福祉事業者等への支援活動を行っています。
公式サイト>> https://fukushi-bousai.jp/
東京都千代田区神田錦町3-21 ちよだプラットフォームスクウェア内
事務局住所:〒213-0001 川崎市高津区溝口3-25-10 日本ミクニヤ株式会社内
Mail: fukushibousai@gmail.com
◆フェリシモ もっとずっときっと基金
毎月1口100円から参加できる「もっとずっときっと基金」は、日本各地で発生する震災などの自然災害からの復興にすみやかに対応するとともに、防災・減災などの取り組みを支援します。いつどこで発生するかわからない災害に備え、ともに健やかでしあわせな日々が続くことを想い、応援しあう目的で、2011年3月に設立した「東日本大震災義援金(基金)」を2021年5月に変更し、支援先を東北地域から全国に拡大しています。
月1口 ¥100(非課税 ¥100)
詳細とウェブからのお申し込み>> https://feli.jp/s/pr221227/1/
◆お電話でのご注文・お問い合わせ
0120-055-820(通話料無料)
0570-005-820(通話料お客さま負担)
(受付時間:月曜~金曜/午前9時~午後5時)
※携帯電話など「0120」を利用できない場合は、「0570」で始まる番号をお使いください。
※お客さまからのお電話は、ご注文の内容を確認・記録するために録音させていただいております。
※「0570」通話料は20秒につき11円(税込み)かかります。
※PHS・一部のIP電話ではご利用できない場合があります。
~ともにしあわせになるしあわせ「FELISSIMO[フェリシモ]」~
ファッションや雑貨など自社企画商品を中心に、カタログやウェブなどの独自メディアで生活者に販売するダイレクトマーケティングの会社です。ひとりひとりがしあわせ共創の担い手となること、人をしあわせにすること、自然・社会・人としあわせになること。それらの経験価値をコアバリューとした「ともにしあわせになるしあわせ」を具現化する“事業性” “独創性” “社会性” の3つが交わる領域での事業活動を行っています。
― 会社概要 ―
社名 : 株式会社フェリシモ
本社所在地 : 〒650-0041 神戸市中央区新港町7番1号
代表者 : 代表取締役社長 矢崎和彦
証券コード : 東証スタンダード3396
創立 : 1965年5月
事業内容 : 自社開発商品をカタログやウェブサイトにて全国の生活者に販売するダイレクトマーケティング事業
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