フェリシモでは年間3,000以上ものモノ・コトが誕生しています。
晴れて、みなさまのもとへお届けするまで、プランナーたちは
「何としてでも実現させたい!」 「カタチにしてみなさまの暮らしで役立てたい」
「こんな素敵なものが欲しかった!とみなさまに喜んでほしい」 「みんなで絶対成し遂げたい!」
など、とてもアツい想いを持ち続け、時間をかけてカタチにしています。
どんなモノ・コトにも“アツいココロで、ひとつひとつ”コツコツと積み上げてきた想いを込めています。
今月はそんな想いが、かなってカタチになったモノコトのSTORYたちを。
ページをめくってそれぞれの世界を楽しんでください。
この夏もフェリシモ定期便で
“アツい想い”をお届けします!
誰かとの時間を豊かにしたり、笑顔の時間が増えたり、月に一度の“お届け箱=フェリシモ定期便”でいつもしあわせな時間をお届けし続けたいと想っています。
この夏はフェリシモ定期便でアツい夏に♪
IEDIT
憧れの牧野植物園とのコラボレーションがかないました!
博士が描いた美しい植物図たち
その世界観をまとえる服に仕立てることができました
高知県立牧野植物園を訪れたことをきっかけにその場所が大好きになったプランナー。今回はお洋服づくりのテーマに“緑”を感じられるものをと考えたところ、そのテーマに牧野植物園がぴったりで、いっしょにお洋服づくりができたらと直接コンタクトを取ることに。
今年は牧野富太郎博士の生誕160年の記念の年でもあって、プランナーの想いがかない、博士の図案をモチーフにお洋服を作ることができました。
牧野 富太郎
Tomitaro Makino(1862-1957)
高知県出身、植物学者。近代日本の植物分類学の権威で、1,500種類もの新種発見・命名を行った94年の生涯で約40万枚の標本、約4万5千冊の蔵書を収集。正確性、緻密性、美しさを兼ね備えた植物図は「牧野式植物図」と呼ばれています。
from planner
植物へ注いだ生涯と偉業が今、注目の牧野富太郎博士
「日本の植物分類学の父」と称される牧野富太郎博士。
彼が描き残した植物図約1,700点が、高知県立牧野植物園に保管されています。高知市内からバスで30分ほどの山の上の方にあって、どの季節に訪れても季節ごとの植物が楽しめる、とても広い素敵なところ。 偶然訪れた際、植物園の植物たちに圧倒され、魅せられて、それから何度も足を運ぶほど大好きな場所になりました。いつか博士の植物図でお洋服をつくれたら、と思っていたので、念願がかなってとてもうれしい!
博士の資料は司書がいる「牧野文庫」(非公開)できちんと管理されているので、今回のお洋服づくりの図案選びにも高知の植物園に出向きました。博士の描かれた植物図をそのままプリントするのではなく、柄として使ったアイテムを作りたかったから、膨大な図をひとつひとつ見て選び、選んだ図は博士自筆のオリジナルも見せていただきました。牧野植物園とお洋服のコラボレーションはもちろん、博士が描いた図を総柄で用いることも初めてです。今回、博士の生誕160年の年ということで特別に作らせてもらうことができたんです!
博士の描いた植物がお洋服になる、今回のコラボレーションを植物園のみなさまもとても喜んでくれています。今、注目の牧野富太郎博士ですが、まだまだ知らない方も多いと思うので、これをきっかけに、博士、そして、高知に存在する牧野植物園、そして、改めて植物の魅力を知ってもらえたらうれしいです。
高知県立牧野植物園
牧野富太郎博士の名を冠する植物園。博士ゆかりの野生植物など3,000種類以上が四季を彩ります。博士の生涯を紹介する常設展示やジャングルのような温室など見どころいっぱい。
緻密に描かれたヤマザクラ
数少ない彩色図のコウシンソウをTシャツに
学術的な目的で描いている博士の植物図は、植物の全体図や部分図、解剖図が1枚の図案に描かれています。そんな緻密な植物図と、時代を感じさせる紙の印象もそのままにプリントしたヤマザクラ、そして、数少ない彩色図よりコウシンソウの2柄をチョイス。
牧野植物園×IEDIT[イディット] 植物図Tシャツ
総柄に選んだのは
一輪のヤブツバキ
植物図は墨で描かれているため、プリントのカラーも真っ黒ではない色味に。できるだけ図案の雰囲気が生きるようにしました。ベースのカラーも自然を感じさせるカーキブラウン。ディテールにもこだわり、墨のタッチに合うクラシカルなデザインです。セットアップでも、それぞれでも楽しんでもらえます。
Live in comfort
2022年も大好きなモリスの名作『いちご泥棒』柄で作りました
あの『いちご泥棒』柄がシックな印象に
大好きな生地で着やすさはそのまま、素敵に完成!
学生のころにイギリスの美術館で出会って以来、モリスの世界が大好きな『リブイン』のプランナー。
昨年この大好きなモリスの世界でお洋服づくりがかない、『リブイン』らしく、とっても着やすくてラクチンなのに一枚着るだけで華やか、
お手入れも簡単ですっきり見えの工夫もたくさん盛り込んだモリスシリーズが生まれ、大人気でした。今年も印象を変えて再び登場です!
from planner
プランナーがほれ込んだ
大好きな生地で夏の『大人なモリス』の
世界をとことん楽しんでほしい!
クラシカルなモリスの柄を今年はシックに! より大人っぽく、より着てもらいやすい雰囲気にしてみました。総柄だけれど、ツートーンで、とても上品な印象に。
このシックなモリスの世界観がぎゅっと詰まった柄を、やわらかく、伸びがいい、カットソー生地にプリントしました。とにかく大好きすぎて、いろいろなアイテムにしてきた、とろみのあるカットソー生地は、しわにならず、よく伸びて、すぐ乾く、 そして、着心地が軽やか! いいところを上げたらきりがないくらいで、こんな生地はほかにはないと、今、ナンバーワンのお気に入りです。これは絶対に素敵に仕上がる! と思っていたらそのとおり。イメージどおりの“大人なモリスの世界”のアイテムたちができました。
昨年、絶妙にきれいなシルエットで仕上がったパンツと、細見えがかなうトップス、そして、今年は大人が着られるノースリーブワンピースの3アイテムを作りました。パンツは落ち感がきれいで、軽くて歩きやすい昨年のシルエットをそのまま生かしました。
トップスはフロントのデザインを少し変えて、より着やすくなり、パンツとのセットアップも楽しんでもらえるように。切り替えのデザインはそのままなので、細見え効果はばっちり。
ワンピースは大人でも着られるノースリーブワンピースを『リブイン』で今、大人気のストンとしたシルエットで作りました。肩の部分は広くアームホールは狭く、露出をおさえたデザインに。スカート部分はボリュームたっぷりのAラインシルエットがほっそり見せをかなえます。ワンピースはトップスやパンツとは印象を変えて、ブルーで少し明るい印象に。どのアイテムも着ていることを忘れるほどの軽やかさ! 去年よりさらに着やすく仕上がった自信作たちで、今年の夏を思いっきり楽しんでください。
リブ イン コンフォート 大人モリスの世界 「いちご泥棒」柄の配色カットソー
YOU+MORE!
ステンドグラスが大好きな靴下マニアの
ユーモアプランナーがつくりました!
大好きなステンドグラスをモチーフに
透け感で遊べる靴下ができました
靴下でおしゃれを楽しんでほしい
靴下とともに生きているといっても過言ではない、靴下大好きプランナー。
かねてより作ってみたかったのがシースルーでステンドグラスを表現した靴下。
とても細かく柄を出すことができて思いどおりの仕上がりに大満足!
レトロな色合いで足もとのおしゃれを楽しんでもらいながら、ステンドグラスの趣も感じてもらえる一足です。
from planner
透明と不透明が織り成す表情
ステンドグラスの魅力を靴下に
靴下はお洋服と違って小さい面積だからこそ、ちょっと勇気のいるカラーやデザインに挑戦できるアイテム。靴との組み合わせを考えるのも楽しくて、靴下を変えるだけでスタイル全体の印象を変えられることに気づいたら、いつの間にか靴下に夢中に。今やコレクションは300足にも及びます。
ガラス工芸は学生のころに学んでいて、その魅力に引き込まれました。ガラスの透明感に憧れる人は多いと思いますが、私は、ガラスを通った光が生み出す影だったり、不透明だけれどもわずかに光を通しているような表情も大好きです。また、透明と不透明が組み合わさってできる美しい陰影とガラスをカットするときに出る特徴的なラインがステンドグラスの魅力です。
今回、大好きなステンドグラスを、大好きな靴下に仕上げることができました。無地の部分の面積を多く取りつつ、ガラス窓の部分をシースルーにすることで透明感を、そしてケイムのラインを生かしたデザインを楽しんでもらえる、そんな靴下です。たくさんの糸の中から色を厳選し、サンプルもひと柄数パターンずつ作ってもらい、レトロな雰囲気と、大人っぽくはける色合わせにこだわりました。シースルーの部分は肌が入ることをイメージしましたが、靴下を重ねるとまた違った表情に。冬でもタイツと重ねれば一年中おしゃれを楽しめます。
柄は喫茶室や美術館、教会、洋館の応接室などの窓にはまっていそうなステンドグラスをイメージ。個性的な柄行きながらも上品な印象に仕上がったので、足もとでのおしゃれを楽しんでもらいたいです。
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ステンドグラスの靴下を作ったユーモアのプランナーが
大人気のステンドグラス傘の魅力についても語ってくれました
持っている自分も楽しいけれど、見ている人を
楽しい気持ちにしてくれる素敵な傘です
ひと言でいうと、ステンドグラスの魅力が詰まっている傘です。色部分に濃淡の表情を入れることで、よりリアルな雰囲気にこだわって作られています。透明傘でガラスの質感を表現しているのがすばらしい。
傘そのものもきれいだけれど、壁や床に落ちる影が本当にきれいでうっとりしてしまいます。この傘の模様が実際にガラス素材で、ステンドグラスの窓になっても素敵だろうなと想像してしまいます。
この傘は晴れの日にも持ちたいアイテム。雨は降っていないけれど、この傘を持っていることでひとつのファッションになって、そして、街の美しい景色の一部になると思います。透明傘が持ち主を、そして見ている人の心も上向きにしてくれるのって素敵なことですね。
親骨の長さ約60cmの傘なので、ボリュームのあるスカートや帯を締めた和服の日も、安心してお使いいただけます。
Couturier
素材として魅力的なビーズと
スパンコールのコレクションセットをつくりたい!
クチュリエプランナーが企画しました
ひと粒ひと粒、刺し進めることで生まれる
ビーズとスパンコールの表情豊かな世界にふれてほしい
小さな素材だけれど無限の可能性を秘めた、MIYUKIビーズとスパンコールの組み合わせ
オートクチュール刺しゅうに用いられることも多いビーズやスパンコール。ため息が出るほど美しい世界をみなさまにぜひ楽しんでほしい、興味を持ってほしい、
そんな想いからパリ在住の刺しゅう作家、杉浦 今日子さんにビーズとスパンコールをセレクトしてもらうコレクションを作りました。
素材を熟知され、素材を生かすバリエーションやテクニックもお持ちの杉浦さん。構想から完成までは一年半ほど。
ゆっくりと時間をかけて6つのテーマにあったビーズとスパンコールをセレクトいただき、そのセットで作れるアレンジレシピも紹介してもらいました。
from planner
素材の美しい煌めきにときめきながら、
想像し、使う喜びを!
ひと粒ずつの素材自体は小さいけれど、ひと粒が持っている力をとても感じるコレクションです。この素材たちをアレンジ例をお手本に刺しゅうすると、いろいろな表情の輝きを放つ立体感のあるデザインを、手もとで楽しむことができます。自分の手で、その輝くデザインを形にする喜びをぜひたくさんのみなさまに味わってほしい。この美しい世界に興味を持ってもらい、手を動かして、それぞれの世界観を広げていってほしい!
ビーズやスパンコールがお好きな
杉浦さんだからこそ、のセレクト
今回セレクトしてくれた杉浦さんは、本当に刺しゅうがお好き。ビーズやスパンコールにもたくさん関わってこられた方なので、セレクトも扱い方も素材たちのよさが引き立つものになっています。ビーズもスパンコールも星の数ほど存在するから“選ぶ”ということはすごくむずかしいことなのですが、セットの中のものだけでもイメージの世界観が出せる絶妙なセレクトをしてもらっています。
ビーズ刺しゅうでは、スパンコールを縦に使ったり重ねてみたりすることで立体感が増し、素材や作品の美しさが際立つんです。刺し進めて形になるとビーズひと粒ひと粒の力がぐんと増し、美しさも増して存在感が際立ちます。小さなひと粒の1の力が10にも100にもなるような組み合わせや、いろいろなテクニックも提案してくださっています。素材だけを見ていてもその美しさに思わずため息が出るほど。だからこそ、自分で使って、美しいものを生み出す時間も楽しんでもらえたらと思います。今回のコレクションができるまで、美しいものにふれ続けることができて、とてもしあわせな時間でした。
それはまるで宝石箱!? 使うときにも収納にも
毎回MIYUKIビーズ10種類、スパンコール10種類の
合計20種類を、便利なボックスに入れてお届けします
▽杉浦さんのアレンジ例の作り方説明書でテーマに合わせて、いろいろ作れます▽
刺しゅう作家 杉浦 今日子さん
東京で刺しゅう作家、講師として活動したのち2009年に渡仏。世界第一線のファッションブランドのオートクチュール刺しゅうを手がけるパリのアトリエで、職人として仕事をしながら、その技法を自身の創作に取り入れ、唯一無二の芸術表現を発表するアーティスト。
OSYAIRO
長年のライブ好き推し活プランナーが作りました!
絶対に忘れちゃいけない、
ライブの必需品はこのポーチへ!
フェリシモに入社し、オタクのためのグッズを作れる部活があるなんて! と、驚いた プランナー。
長年のライブ大好き生活のあれこれを思い出しながら、ライブに必要なものは? そして、どんなものがあったらうれしい? をとことん考えて作ったポーチです。
from planner
会場での絶望を防ぐ、
ライブ参戦時の相棒ポーチ
ライブで盛り上がるために必要なのはペンライトと双眼鏡。そして意外と忘れがちなペンライト用の替えの電池。これがなくて会場で絶望した経験がある人も多いのではないでしょうか。そんな事態を防ぐべく、ライブの必需品をひとまとめにできるガジェットポーチを作りました。
ファスナーをスライドさせてふたを開けると、内側にはやわらかい起毛生地、そして大小ふたつのポーチが現れます。ポーチたちは面ファスナーで付いていて取り外し可能な仕様なので、ポーチだけを別のバッグに入れて持ち歩くことも可能。大きい方のポーチには双眼鏡を。小さい方のポーチには電池などの小さいものを。空いたスペースはペンライトの定位置です。ペンライトはデザインもさまざまなので形に合わせてポーチの付け方を変えてもらっても◎。ライブの演出で降ってくる銀テープもくるくる巻いて小ポーチに入れておけば安心して持ち帰れます。ふたの裏側のメッシュポケットはチケットや、替えのマスクやフェイスシールド入れなどに。
ライブの必須アイテムをいつもここにまとめておけば、忘れ物なく万全の態勢でライブに出かけられます。デザインはシンプルな形状ながらも光沢感のあるサテン地とタッセルで推しの衣装のようなイメージに。
赤、青、緑、黄色、紫に加え、大人な雰囲気の茶色もご用意。トラベルグッズやパソコン周りのコード類の収納など、ふだんにも活躍します。
面ファスナーで取り外しできる2個のミニポーチ付き。
ふたの裏には便利なメッシュポケットが。
ペンライトも双眼鏡もおまかせ 推し色ガジェットポーチ
使いみちいろいろ!
かわいい養生テープにキュン♡
Chie’s message
あれもこれも、暮らしをかわいくデコれるテープの正体は、引っ越しや工事現場などでおなじみの養生テープ。耐水性があって、文字も書けて、丈夫なのにピリっと手でちぎれる!マステよりもしっかりつくのに、ガムテープよりはがしやすい♪ 透け感のあるデザインとないデザインの2タイプを使い分けるのも楽しいよ♪
オーガニック栽培を目指す
ベトナムコーヒー農家のトイさん
あこがれの木村秋則さんと夢の対談がかないました!
第10弾メリーファンディング 「オーガニック栽培に託す未来。ベトナムのコーヒー農家の挑戦を応援したい!」 が始まりました。そのベトナムコーヒーの農家が Future Coffee Farm のトイ グエンさんです。トイさんが4年前の2018年、高品質のコーヒー豆を作りたい!と思っていたときに、友人からプレゼントされたのが木村秋則さんの「奇跡のりんご」の本。トイさんの農業に対する考えをがらりと変えたのがこの本であり、木村さんの存在です。トイさんを始めベトナムの農家にとっても木村さんはずっと憧れの存在だそう。今回このことを私たちフェリシモが知り、神戸学校で登壇いただいて以来、長きに渡りフェリシモとつながり続けてくださっている木村さんとおふたりを何とかつなげたい! トイさんに、直接木村さんとお話しをする機会を作ってあげたいと、ベトナム、神戸、青森をリモートでつなぎ、トイさんが木村さんとお話しができる夢の対談が実現しました!
はじめまして
私のヒーローの木村さん
対談はトイさんのこの言葉から始まりました。憧れの木村さんに直接お話しができる貴重な機会です。木村さんの農業に対する想いなど、いろいろと質問されました。
トイさん
今日は木村さんにお会いできて、とてもうれしくて、感謝の気持ちでいっぱいです。木村さんの本を読んで、木村さんが奥さんの美千子さんをとても大切に思われていて、農薬に弱い奥さまのために自然栽培でりんごを作ろうと決断をされたことが印象的です。そして、信念を持ってりんごの木に対して忍耐強く、愛情を持って接しておられました。食べ物を作る生産者としての消費者に対しての責任も強く感じました。
自分の夢を追い続けるために、家族が困窮するという状態であったことは苦しく、つらいことだったと思います。失敗を重ね、すべてを諦めて自らの命を絶とうまで考えたこともこの本を通して、知りました。
一家を支える一人の男性として質問させてください。それでも自然栽培のりんごを作ることを続けてこられたのは、木村さんの中にどのような信念やよりどころがあったのでしょうか?
木村さん
お米や野菜の自然栽培に取り組む人はいましたが、りんごづくりに挑戦している人はいませんでした。お米や野菜が立派に生育しているのを見ていたので、必ずリンゴもできるはずじゃないのかという気持ちが強かったです。でも、失敗を重ねていると、無理なのかなという気持ちもわいてきました。信用もなく生活がどんどん大変な状況になっていくなかで、自分に言い聞かせた言葉が“ばかになるほど、取り組んでみたらどうだ”そして、必ず答えはどこかにあるはずだと信じていました。
自分が今やっていること、決して間違ってはいない。そう思って自分を信じました。その信念をトイさんにも、ぜひ伝えたいと思います。
トイさん
“自分がやっていることは間違っていない!”この考え方は本当にその通りだと思います。私もそのようにベトナムのコーヒーの概念を変えたいと考えて取り組んでいます。安全なもの、品質のいいものを作れば、農家の人たちの生活向上にもつながっていくし、そうやって作ったものを世界中の人たちに届けたいと思います。
今、自然農法のりんごは
誰のために作られていますか?
木村さん
まず、家族のためです。次に私を理解してくださるお客さまのため、それから地球のため。今天候が不順になっており、地球環境を守るために、自然農法を世界中に広めたいと考えています。世界中の農家が自然農法に変えることで、地球温暖化に歯止めがかかる!遠く離れているトイさんや世界中の人たちと手を取り合って、自然栽培を通してこの地球をきれいにしていきたい。もとに戻していきたいと考えています。
トイさん
私は、オーガニック栽培が成功したら、ベトナムで自然農法のコーヒーづくりにチャレンジしたいと考えています。木村さんが自然農法でできたリンゴを最初に販売しようとしたとき、どのようにして社会に認めてもらったか教えてください。
木村さん
樹に実る果物の栽培は全部共通していると思います。初めは見劣りするものが収穫されると思います。私のりんごもやっと実ったりんご、私にとっても家族にとっても宝物のようなものですが、みなさんに理解してもらうのはすごく難しかったです。PR方法もなくて。私は私のりんごをいろいろな人に差し上げて食べてもらいました。そしたら、もらってくれた人が口伝えで、広げてくれました。でも、今は違います。今はいろんな手段があります。私もできる範囲でフェリシモさんを通してトイさんにアドバイスを伝えていきたいと考えています。なのでトイさん、必ず取り組んでください!
自然・オーガニック栽培は農薬を使わないから虫がたくさん出ます。そのために木村さんが取られた対策方法も、この対談の時間にトイさんへアドバイスをくださいました。
そして、トイさんから木村さんへの最後の質問です
木村さんがこれからの
世代に残したいと
考えられていることは?
木村さん
お米や野菜の自然栽培はぜひ作ってくださいとお伝えしています。でも、果樹は収穫までに時間がかかるので、ぜひとは勧められないんです。コーヒー豆も果樹。トイさんがこれから取り組んでいくのは、いろいろな壁があると思います。でも、その壁はみんな答えなんだ、これからコーヒーを作っていくための答えなんだよと思って乗り越えていけば、その後ろに大勢の人がついてきてくれるんじゃないかと思います。みんなのしあわせを考えて、取り組んでいってほしい。すると知らないうちにトイさんのブランドができています。トイさんのコーヒーのブランドを作ってほしいと思います。また、必ずできるんだという気持ちをトイさんに持ち続けてほしいと思います。
対談内で木村さんがアドバイスくださった詳しい内容は、のちにベトナム語に訳して、トイさんのもとに届けられました。
今後のコーヒーづくりに生かしてくれるはずです。
対談は1時間ほどであっという間に終わりましたが、今回の対談にかかわった私たちは、トイさん、そして木村さんが並んで話す姿を画面越しですが、見ることができて、とてもしあわせな時間でした。
オーガニック栽培でコーヒーを作ることができたら、真っ先に木村さんにお送りすると約束されたトイさん。実は、大のコーヒー好きという木村さん。とても喜ばれていました。遠く離れたおふたりがいっしょにいつか、畑で仕事ができるような日が訪れることを私たちも願っています。
北海道で、ベトナムで、それぞれの信念のもと“栽培”に向き合っている
木村さん、トイさんおふたりです
木村 秋則さん Akinori Kimura
1949年青森県弘前市生まれ。株式会社木村興農社代表。1971年から家業のリンゴ栽培を中心に農業に従事。10年近く無収穫、無収入になるなど苦難の道を歩みながら、ついに無農薬・無肥料のリンゴ栽培に成功する。世間からは「奇跡のリンゴ」と呼ばれ、日々講演活動に全国を飛び回る。
トイ グエンさん Nguyen Toi
トナムで従来なかった高度な精製方法でコーヒーの生産を行う。貧しい生活から脱却するために独学で豆に合わせた精製方法を開発して高品質なファインロブスタコーヒーを生産する。高品質コーヒーの精製方法を調べているときに、木村さんの自然農法の本に出会い感銘を受ける。2019年から有機栽培を開始する。
2019年べトナムで初めてアメリカでスペシャルティーコーヒーの認定を受ける。現在は、日本のほかにも、アメリカ、ドイツ、フランス、スロバキア、韓国などに輸出している。
ベトナムでオーガニックコーヒー栽培にチャレンジ中のトイさんを
「メリーファンディング」で応援ください!
トイさんの挑戦の
サポーターを募集中!
オーガニック栽培にチャレンジするトイさんの農園の一区画、50本のコーヒーの木を2年間育てる応援にあなたも参加していただけませんか?
今回のメリ―ファンディングに
木村さんからも応援のコメントをいただきました!
誰でも一歩踏み出そうとしてもなかなかできない。踏み出すことは勇気がいることです。トイさん自身の新しい一歩、同時に心の一歩、これを踏み出してください。そしてこのことをみんなで応援していってほしい。今後ますます異常気象が多くなることが予想されるこの地球環境にも、トイさんの活動はいい影響を及ぼしてくれると私は思っています。
トイさん、みんなが応援しています。私も応援します。ぜひ突き進んでください!
オーガニック栽培に託す未来
ベトナムのコーヒー農家の挑戦を応援したい!
《Aコース》 1口 1,500merry
《Bコース》 1口 7,500merry
《Cコース》 1口 15,000merry
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