2024年1月、フェリシモ「おてらぶ」が奈良県にある安養寺にて「おてらおやつクラブ」との共同プロジェクト「みんなでおそなえギフト」の活動報告ライブ配信をしました。
フェリシモおてらぶでは、生活に困難を抱えるひとり親家庭をみんなで応援できる「みんなでおそなえギフト」プロジェクトを「おてらおやつクラブ」といっしょにおこなっています。
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また、新しい取り組みとしてスタートした「みんなのやさしさおすそ分け お坊さんとつくった野菜がごろごろ精進カレー」は、4個で1セットのレトルトカレーをご購入いただくと、3個はお客さまへ、1個は生活に困難を抱えるご家庭へ、おてらおやつクラブを通じておすそわけされる仕組みです。
おてらおやつクラブ代表理事の奈良県安養寺のご住職である松島靖朗(まつしま せいろう)さんと「みんなでおそなえギフト」プロジェクトについてのご報告と「みんなのやさしさおすそ分け お坊さんとつくった野菜がごろごろ精進カレー」の開発に携わってくださったカレー坊主こと仏教カレー協会の吉田武士(よしだ ぶし)さんにも登場していただき、企画の背景や、カレーへの情熱について語っていただきました。
▼アーカイブ配信はこちらから>>(フェリシモ公式YouTube)
~ライブ配信の模様~
2024年1月31日、ライブ配信のため、奈良県安養寺に行ってまいりました。
本堂には、阿弥陀如来坐像⦅伝安土桃山時代⦆が祀られています。
機材の準備をし、台本の流れをチェック。
配信で紹介する「お坊さんとつくった野菜がごろごろ精進カレー」もおそなえさせていただきました。
配信スタート!
配信開始とともに読経で幕が上がりました。阿弥陀様に見守られる中、煌びやかな映像です。
まずは、「おてらおやつクラブ」の成り立ちから現状まで、フェリシモとの共同プロジェクトについてご住職の松島さんよりご説明いただきました。
共同プロジェクト「みんなでおそなえギフト」のご報告では、おそなえ・読経当日の様子を写真を見ながら解説。
おそなえものをおすそわけする活動は、現在47都道府県2000寺院にも活動が広がり、支援を受けられたお子さんの数も、のべ20000人を超えました。
その中で、大きな課題となったのがコロナ禍の始まりで、全国のご家庭から支援を求める声がより一層、届くようになったとのこと。松島さんはひとつでも多くのご家庭におすそわけを送るためにも、スマートフォンを通じてスムーズにお届けができるように仕組みそのものを変えたそうです。
実際におすそわけを受け取った親御さんから届いた「子どものお菓子を買えない自分を毎日せめていたが、おすそわけが届いてとても嬉しく涙がでた」という印象深い感想もご紹介いただきました。
後半では「みんなのやさしさおすそ分け お坊さんとつくった野菜がごろごろ精進カレー」を実際に試食しながら、おすそわけができる仕組みや、味にもこだわって作った企画の裏話をいたしました。
うつわは、蓮の花びらをモチーフにしたカレーボウルです。
※実際に販売している商品です。
「お坊さんとつくった野菜がごろごろ精進カレー」は、名前通りの大きな野菜とさらに隠し味には「甘茶」も入り、独特の甘味もあって深い味わいに。
※甘茶:お釈迦様の生誕を祝う「花祭り」の法要で、境内に設置された「誕生仏」にかけるお茶。飲むととても甘い味がします。
最後はみなさんといっしょに合掌し、手を振って見送らせてもらいました。
改めて、活動報告を通して、身近な社会問題を知るきっかけや、どうすれば継続的に支援ができるかを考える機会になりました。
アーカイブ配信としても残していますので、ご興味があればぜひ、ご覧くださいませ。
▼アーカイブ配信はこちらから>>(フェリシモ公式YouTube)
〇登壇者プロフィール
松島靖朗(まつしませいろう)
奈良県安養寺(浄土宗)住職。1975年奈良県生まれ。大学卒業後、企業にてインターネット関連事業、会社経営に従事。2010年、浄土宗総本山知恩院にて修行を終え僧侶となる。2014年、全国のお寺の「おそなえもの」を「おさがり」として「おすそわけ」する「おてらおやつクラブ」をスタート。その代表理事をつとめる。その活動が認められ、浄土宗平和賞、中外日報涙骨賞、グッドデザイン大賞などを受賞。
吉田武士(よしだぶし)
長崎県長安寺(浄土宗)僧侶。1984年長崎県生まれ。北九州市立大学卒。カレー版子ども食堂「いきなりカレー」主宰。「全国カレー好き僧侶の会」会長。カレーを通して仏教を伝える「カレー坊主」として活躍。
内村彰(うちむらあきら)
1978年大阪府生まれ。大阪芸術大学卒。大学卒業後、大阪のデザイン会社を経て、株式会社フェリシモへ入社。フェリシモおてらぶの部長として社内外のお寺好きメンバーと共に、お寺文化から心豊かな暮らしを実現する企画提案を続ける。
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