2019.10.15
日本の風景を変える 畳シート
ブルーシートだらけの日本の風景を変えるため、まさに畳!な、畳柄のレジャーシートを作りました。
お花見や季節ごとの行楽で、たびたび使われるブルーシート。自然の風景を楽しみたいのに、どうしてもあの鮮やかなブルーが目に飛び込んできてしまう……そんな経験、ありませんか。
↓
※画像はイメージです
ブルーシートをこの畳シートに変えると、こんな風に風景の見え方がガラリと変わります。
サイズは京間1畳と同じ大きさ。野外で和室のように何枚も並べて使うのもおすすめです。
たたむとこんなにコンパクト! 約260gと軽いので持ち運びもらくらくです。
素材は、シワが特徴の薄くて丈夫で軽い、高機能再生紙。裏面は樹脂加工済でぬれた地面でも気兼ねなく使えます。
リアルな畳感を出すため、畳表や縁のプリントにもこだわりました。(詳しくは後ほど紹介します!)
縁は日本らしく上品な菊菱模様。模様も、織りっぽく見えるように輪郭をギザギザさせてリアルに仕上げました。
敷き詰めればまさに和室!というくらいリアルです。
近くで見ても「まさに畳」!
ござを使うより繰り返し使えて、持ち運びやお手入れももらくちんです。
~商品企画&生産の裏話~
実はこの企画、構想から商品化まで、なんと6年(!)もかかりました。
企画担当が入社する前の学生時代から考えていたアイデアです。
きっかけは、企画担当が子どものころ初めて行ったお花見。「桜を見に来たのに、ブルーシートが目立ちすぎている……」と衝撃を受け、その風景をなんとかしたいと思い続けていました。
そして6年前、「レジャーシートを畳柄にしたら風景に馴染むのでは」と思いつき、畳シートのアイデアを発案しました。
入社した後も、展示会や市販のレジャーシートの素材をずっと探し続けていましたが、”表面がマットで、畳っぽい適度な凹凸があり、畳むとかさばらず、プリントがキレイに出る素材”と素材探しにこだわり続け、気が付けば5年が経過。
そして今回、そんな夢のような素材にやっと出会い、この企画が現実化することになったのです。
その素材が、この「工業用クレープ紙」です。
もともと、電線や鉄鋼コイルを包装する紙として使用されるなど、高い強度をもった再生紙。今回いっしょに畳シートを作ってくださっている山陽製紙さんが国内シェアNo.1の素材です。色もシワ感も理想的で、まさに運命の出会いだと思っています。
さっそくこの素材を使用し、「まさに畳!」な見た目になるよう、山陽製紙さんのデザイナーさんといっしょに、プリントのデザインを作っていきます。
ファーストサンプルはこんな感じ。畳表のいぐさの印刷は無く、縁だけのプリントでした。これだけでも畳っぽかったのですが、もっとリアルにするため、いぐさのプリントを付けることに。
↓
いぐさの模様が付きました。いぐさの模様や縁の影などディテールをリアルにするため修正していきます。
↓
( ▽ 実際に使用した修正依頼 )
縁の影をリアルにしたり、
いぐさのラインのピッチを調整したり、縁の影の幅を修正したり、
縁の模様を細かく修正したり……
細かすぎる修正を何度も何度も重ねていきました。
↓
修正のかいあって、リアルな畳っぽさがかなり出てきました! 少し、いぐさの畳の模様が濃すぎたので、濃度を調整することに。
↓
濃いものから薄いものまでサンプルを作り、実物大で広げて一番畳感のある濃度を選びます。
↓
いぐさの模様が薄くなり、リアルな畳らしくなりました!
最後にヘリが少し濃かったため3%ほど薄くし、現在の畳シートのデザインになりました◎
データができたら本番の印刷にすすみます。
実はこの畳シート、印刷に1枚なんと16分もかかります。
一度、実験的にデータを軽くしてもらい、印刷時間を10分縮めることはできたのですが、「リアルじゃないのでやめましょう」と山陽製紙さんの判断で無しになりました。山陽製紙さん、ものづくりへのこだわりがすごいんです……!
印刷できたてほやほやはこんな感じ!
畳シートを見て、「いぐさの香りがしそう」と香りを確かめる人が多くいたのが印象的でした。(残念ながら香りはしません……!笑)
これを職人さんが裁断機でカット。手早いので簡単にカットしているように見えて、実はシワのある紙を正確なサイズで、さらに両端のヘリの幅を合わせて裁断するのはとても難しく、この作業ができる職人さんは限られているのだそう。
最後に1枚1枚、手作業でたたんで、完成です!
こだわりを詰め込み、これ以上ない「畳」感になったと思っているので、ぜひたくさんの方に、このシートの上で日本の風景を楽しんでもらえたらうれしいです。
お花見やピクニック、運動会など、レジャーシートを使う場面で使ったり、海外の方へのお土産としてもおすすめです。
この畳シートで一歩ずつ(1畳ずつ)、日本の風景をいっしょに変えていきませんか!
▼商品ページはこちらから
お花見や季節ごとの行楽で、たびたび使われるブルーシート。自然の風景を楽しみたいのに、どうしてもあの鮮やかなブルーが目に飛び込んできてしまう……そんな経験、ありませんか。
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ブルーシートをこの畳シートに変えると、こんな風に風景の見え方がガラリと変わります。
サイズは京間1畳と同じ大きさ。野外で和室のように何枚も並べて使うのもおすすめです。
たたむとこんなにコンパクト! 約260gと軽いので持ち運びもらくらくです。
素材は、シワが特徴の薄くて丈夫で軽い、高機能再生紙。裏面は樹脂加工済でぬれた地面でも気兼ねなく使えます。
リアルな畳感を出すため、畳表や縁のプリントにもこだわりました。(詳しくは後ほど紹介します!)
縁は日本らしく上品な菊菱模様。模様も、織りっぽく見えるように輪郭をギザギザさせてリアルに仕上げました。
敷き詰めればまさに和室!というくらいリアルです。
近くで見ても「まさに畳」!
ござを使うより繰り返し使えて、持ち運びやお手入れももらくちんです。
~商品企画&生産の裏話~
実はこの企画、構想から商品化まで、なんと6年(!)もかかりました。
企画担当が入社する前の学生時代から考えていたアイデアです。
きっかけは、企画担当が子どものころ初めて行ったお花見。「桜を見に来たのに、ブルーシートが目立ちすぎている……」と衝撃を受け、その風景をなんとかしたいと思い続けていました。
そして6年前、「レジャーシートを畳柄にしたら風景に馴染むのでは」と思いつき、畳シートのアイデアを発案しました。
入社した後も、展示会や市販のレジャーシートの素材をずっと探し続けていましたが、”表面がマットで、畳っぽい適度な凹凸があり、畳むとかさばらず、プリントがキレイに出る素材”と素材探しにこだわり続け、気が付けば5年が経過。
そして今回、そんな夢のような素材にやっと出会い、この企画が現実化することになったのです。
その素材が、この「工業用クレープ紙」です。
もともと、電線や鉄鋼コイルを包装する紙として使用されるなど、高い強度をもった再生紙。今回いっしょに畳シートを作ってくださっている山陽製紙さんが国内シェアNo.1の素材です。色もシワ感も理想的で、まさに運命の出会いだと思っています。
さっそくこの素材を使用し、「まさに畳!」な見た目になるよう、山陽製紙さんのデザイナーさんといっしょに、プリントのデザインを作っていきます。
ファーストサンプルはこんな感じ。畳表のいぐさの印刷は無く、縁だけのプリントでした。これだけでも畳っぽかったのですが、もっとリアルにするため、いぐさのプリントを付けることに。
↓
いぐさの模様が付きました。いぐさの模様や縁の影などディテールをリアルにするため修正していきます。
↓
( ▽ 実際に使用した修正依頼 )
縁の影をリアルにしたり、
いぐさのラインのピッチを調整したり、縁の影の幅を修正したり、
縁の模様を細かく修正したり……
細かすぎる修正を何度も何度も重ねていきました。
↓
修正のかいあって、リアルな畳っぽさがかなり出てきました! 少し、いぐさの畳の模様が濃すぎたので、濃度を調整することに。
↓
濃いものから薄いものまでサンプルを作り、実物大で広げて一番畳感のある濃度を選びます。
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いぐさの模様が薄くなり、リアルな畳らしくなりました!
最後にヘリが少し濃かったため3%ほど薄くし、現在の畳シートのデザインになりました◎
データができたら本番の印刷にすすみます。
実はこの畳シート、印刷に1枚なんと16分もかかります。
一度、実験的にデータを軽くしてもらい、印刷時間を10分縮めることはできたのですが、「リアルじゃないのでやめましょう」と山陽製紙さんの判断で無しになりました。山陽製紙さん、ものづくりへのこだわりがすごいんです……!
印刷できたてほやほやはこんな感じ!
畳シートを見て、「いぐさの香りがしそう」と香りを確かめる人が多くいたのが印象的でした。(残念ながら香りはしません……!笑)
これを職人さんが裁断機でカット。手早いので簡単にカットしているように見えて、実はシワのある紙を正確なサイズで、さらに両端のヘリの幅を合わせて裁断するのはとても難しく、この作業ができる職人さんは限られているのだそう。
最後に1枚1枚、手作業でたたんで、完成です!
こだわりを詰め込み、これ以上ない「畳」感になったと思っているので、ぜひたくさんの方に、このシートの上で日本の風景を楽しんでもらえたらうれしいです。
お花見やピクニック、運動会など、レジャーシートを使う場面で使ったり、海外の方へのお土産としてもおすすめです。
この畳シートで一歩ずつ(1畳ずつ)、日本の風景をいっしょに変えていきませんか!
▼商品ページはこちらから
日本の風景を変える 畳シート 1枚 ¥2,200(+税)