2019.08.06
日本近現代文学の世界へ 文学作品イメージインク・文豪イメージレターセット
「日本近現代文学の世界へ」
最近何かと話題の万年筆用インクの世界。
SNSのみなさまの真似をして、文学作品の一節を原稿用紙風のメモ帳にインクで綴ってみたら、とっても楽しい…!
いっそのこと文学作品をイメージしたインクで、そのために作られた用紙に文字を綴れたら、全身で文学作品とその著者である文豪の世界観に浸れて最高なのでは!?
と思い、
・天体・空にまつわる情景が印象的な「日本近現代文学作品の1シーン」をモチーフにしたオリジナルインク
・各文学作品の著者の性格・人物像を「便せんの紙質・書き味」に、本人にまつわる物事を「便せん・シールのデザインや紙の見た目・名称」に反映した原稿用紙風のレターセット
を作ってみました。
※便せんの書き味は、別売りの万年筆を使用した場合の感覚を基準に選択しています。
これさえあれば、全身で文学作品が持つ世界観を味わいながら、より楽しい人生を送れるはず…!
さっそくですが、ラインナップと、それぞれのこだわりポイントの紹介をさせていただきます。
宮沢賢治「銀河鉄道の夜」セット
インク「銀河鉄道の夜」
作中に登場する「南十字が浮かぶ空」をイメージしたインク
レターセット「宮沢賢治」
封筒に使用した紙:「シープスキン」
便箋に使用した紙:「ハーフエア」
裕福な家庭に生まれながら農作業に勤しむなど、自然に親しむ生活を送ったことから、ほんのり原料感を感じる紙を便せんに選びました。
岩手県花巻出身であることや、雪が印象的な作品「雪渡り」「永訣の朝」などから連想し、封筒は雪のようなテクスチャを持つ、うっすら透ける紙で仕立てました。
子ども向けの童話・児童文学が多く、独特の世界観が魅力の作風から、どことなく繊細な印象を受ける紙で揃えています。
便箋のデザイン・モチーフ
幼少期に石を集めるのが趣味で「石コ賢さん」と呼ばれるほどだったエピソードより、鉱石を散りばめました。
趣味の音楽鑑賞のエピソードから、レコードと蓄音機、楽譜を採用。宮沢賢治自身が作詞作曲した作品ものこっています。
原稿用紙風の罫線は、著書「銀河鉄道の夜」を彷彿とさせるような、果てまで続く線路をイメージしています。
封筒専用シールのデザイン
いきつけのお店でいつも注文していた、 サイダーと天ぷらそばをモチーフにしたシールです。
仲間にもご馳走するなど、宮沢賢治はかなり気前が良い性格だったそうな…。
夏目漱石「夢十夜 第一夜」セット
インク「夢十夜 第一夜」
作中に登場する「明けの明星」をイメージしたインクです。
レターセット「夏目漱石」
封筒に使用した紙:「STカバー」
便箋に使用した紙:「新だん紙」
頑固・神経質なことで有名な夏目漱石の性格を彷彿とさせる、かすれやインク溜りなどの抑揚が出やすい、一筋縄ではいかない書き味の紙を便せんに。
また夏目漱石が江戸っ子で、自身の奥さまの着物も気にするほど服装にこだわりがあったというエピソードから、封筒にはどことなく着物のような柄をしている紙 「STカバー」 の銀鼠色を使用しました。
銀鼠色は江戸時代に大流行した色・四十八茶百鼠のひとつですので、きっとファッションにこだわりがある方にもご満足いただけるはず!
そのほか夏目漱石が西洋に苦手意識を抱いていたエピソードから、和の印象がある縦型の封筒を採用しています。
便箋のデザイン・モチーフ
夏目漱石が飼っていた「爪先まで黒く、うっすら虎斑がある猫」。
そして、夏目漱石がずっと欲しがっていて、「我輩は猫である」の売上金で購入したと噂のパナマ帽も配置しました。
封筒専用シールのデザイン
メインモチーフには、夏目漱石が医者に止められるほど好んで食べたジャムを、缶まるごと採用。
※夏目漱石の時代は、ジャムは缶に入っていたそうです。
背景には、こんにゃく閻魔やこんにゃく湿布など、夏目漱石とは何かと縁があるこんにゃくがこっそり潜んでいます。
かじった跡がついたこんにゃくがこっそり混じっているのが注目ポイント!
太宰治「女生徒」セット
インク「女生徒」
作中に登場する「何よりも神々しい夕焼け空」をイメージしたインク
レターセット「太宰治」
封筒に使用した紙:「てまり」
便箋に使用した紙:「キュリアスマター」
繊細な心・不器用さが垣間見える性格を彷彿とさせる、若干ペン先への抵抗を感じる書き味の紙を便せんに使用しています。
また、太宰治に何かと縁のある「赤い糸」のエピソードを元に、赤い糸がランダムに織り込まれた珍しい紙を封筒に採用しました。
便箋のデザイン・モチーフ
著作「思ひ出」「津軽」に登場するなど、太宰治と何かと縁がある赤い糸。
太宰治の実家が一時期養鶏業をしていた繋がりで、めんどりを採用しました。
著作「桜桃」に登場するさくらんぼと、著作「女生徒」に登場するロココ料理から連想した、ロココ調の装飾デザイン。
封筒専用シールのデザイン
太宰治が好きだったらしい桃の花をメインに、「豆腐は酒の毒を消す」と言っては近所で噂されるほど好んで食べたという豆腐を背景の模様に採用しています。
豆腐がところどころ崩れているのはご愛嬌◎
なお今回開発したインクを実際に使用した作品は、SNSでインクを用いた素敵な書写作品をアップされているハコペンさん(Twitter @hakoppen2018)に書きおろしていただきました!
ハコペンさんの作品は、それぞれ、各商品に同封されている情報カード(A6サイズ)の裏面にプリントして皆さまにお届けいたします◎
是非、お手元でじっくりと作品をご覧になってください。
▽「文学作品イメージインク・文豪イメージレターセット」の販売ページはこちら
便せんの書き味は、こちらの万年筆を使用した際の印象を元に選定しています。
※「てまり」「シープスキン」 は株式会社竹尾の登録商標です
※「キュリアスマター」はArjo Wiggins Fine Papers Limited の登録商標です
※「ハーフエア」は王子ホールディングス株式会社 の登録商標です
最近何かと話題の万年筆用インクの世界。
SNSのみなさまの真似をして、文学作品の一節を原稿用紙風のメモ帳にインクで綴ってみたら、とっても楽しい…!
いっそのこと文学作品をイメージしたインクで、そのために作られた用紙に文字を綴れたら、全身で文学作品とその著者である文豪の世界観に浸れて最高なのでは!?
と思い、
・天体・空にまつわる情景が印象的な「日本近現代文学作品の1シーン」をモチーフにしたオリジナルインク
・各文学作品の著者の性格・人物像を「便せんの紙質・書き味」に、本人にまつわる物事を「便せん・シールのデザインや紙の見た目・名称」に反映した原稿用紙風のレターセット
を作ってみました。
※便せんの書き味は、別売りの万年筆を使用した場合の感覚を基準に選択しています。
これさえあれば、全身で文学作品が持つ世界観を味わいながら、より楽しい人生を送れるはず…!
さっそくですが、ラインナップと、それぞれのこだわりポイントの紹介をさせていただきます。
宮沢賢治「銀河鉄道の夜」セット
インク「銀河鉄道の夜」
作中に登場する「南十字が浮かぶ空」をイメージしたインク
レターセット「宮沢賢治」
封筒に使用した紙:「シープスキン」
便箋に使用した紙:「ハーフエア」
裕福な家庭に生まれながら農作業に勤しむなど、自然に親しむ生活を送ったことから、ほんのり原料感を感じる紙を便せんに選びました。
岩手県花巻出身であることや、雪が印象的な作品「雪渡り」「永訣の朝」などから連想し、封筒は雪のようなテクスチャを持つ、うっすら透ける紙で仕立てました。
子ども向けの童話・児童文学が多く、独特の世界観が魅力の作風から、どことなく繊細な印象を受ける紙で揃えています。
便箋のデザイン・モチーフ
幼少期に石を集めるのが趣味で「石コ賢さん」と呼ばれるほどだったエピソードより、鉱石を散りばめました。
趣味の音楽鑑賞のエピソードから、レコードと蓄音機、楽譜を採用。宮沢賢治自身が作詞作曲した作品ものこっています。
原稿用紙風の罫線は、著書「銀河鉄道の夜」を彷彿とさせるような、果てまで続く線路をイメージしています。
封筒専用シールのデザイン
いきつけのお店でいつも注文していた、 サイダーと天ぷらそばをモチーフにしたシールです。
仲間にもご馳走するなど、宮沢賢治はかなり気前が良い性格だったそうな…。
夏目漱石「夢十夜 第一夜」セット
インク「夢十夜 第一夜」
作中に登場する「明けの明星」をイメージしたインクです。
レターセット「夏目漱石」
封筒に使用した紙:「STカバー」
便箋に使用した紙:「新だん紙」
頑固・神経質なことで有名な夏目漱石の性格を彷彿とさせる、かすれやインク溜りなどの抑揚が出やすい、一筋縄ではいかない書き味の紙を便せんに。
また夏目漱石が江戸っ子で、自身の奥さまの着物も気にするほど服装にこだわりがあったというエピソードから、封筒にはどことなく着物のような柄をしている紙 「STカバー」 の銀鼠色を使用しました。
銀鼠色は江戸時代に大流行した色・四十八茶百鼠のひとつですので、きっとファッションにこだわりがある方にもご満足いただけるはず!
そのほか夏目漱石が西洋に苦手意識を抱いていたエピソードから、和の印象がある縦型の封筒を採用しています。
便箋のデザイン・モチーフ
夏目漱石が飼っていた「爪先まで黒く、うっすら虎斑がある猫」。
そして、夏目漱石がずっと欲しがっていて、「我輩は猫である」の売上金で購入したと噂のパナマ帽も配置しました。
封筒専用シールのデザイン
メインモチーフには、夏目漱石が医者に止められるほど好んで食べたジャムを、缶まるごと採用。
※夏目漱石の時代は、ジャムは缶に入っていたそうです。
背景には、こんにゃく閻魔やこんにゃく湿布など、夏目漱石とは何かと縁があるこんにゃくがこっそり潜んでいます。
かじった跡がついたこんにゃくがこっそり混じっているのが注目ポイント!
太宰治「女生徒」セット
インク「女生徒」
作中に登場する「何よりも神々しい夕焼け空」をイメージしたインク
レターセット「太宰治」
封筒に使用した紙:「てまり」
便箋に使用した紙:「キュリアスマター」
繊細な心・不器用さが垣間見える性格を彷彿とさせる、若干ペン先への抵抗を感じる書き味の紙を便せんに使用しています。
また、太宰治に何かと縁のある「赤い糸」のエピソードを元に、赤い糸がランダムに織り込まれた珍しい紙を封筒に採用しました。
便箋のデザイン・モチーフ
著作「思ひ出」「津軽」に登場するなど、太宰治と何かと縁がある赤い糸。
太宰治の実家が一時期養鶏業をしていた繋がりで、めんどりを採用しました。
著作「桜桃」に登場するさくらんぼと、著作「女生徒」に登場するロココ料理から連想した、ロココ調の装飾デザイン。
封筒専用シールのデザイン
太宰治が好きだったらしい桃の花をメインに、「豆腐は酒の毒を消す」と言っては近所で噂されるほど好んで食べたという豆腐を背景の模様に採用しています。
豆腐がところどころ崩れているのはご愛嬌◎
なお今回開発したインクを実際に使用した作品は、SNSでインクを用いた素敵な書写作品をアップされているハコペンさん(Twitter @hakoppen2018)に書きおろしていただきました!
ハコペンさんの作品は、それぞれ、各商品に同封されている情報カード(A6サイズ)の裏面にプリントして皆さまにお届けいたします◎
是非、お手元でじっくりと作品をご覧になってください。
▽「文学作品イメージインク・文豪イメージレターセット」の販売ページはこちら
日本近現代文学の世界へ 文学作品イメージインク・文豪イメージレターセット▽もっと世界観に浸りたい!という方のために、届いてすぐにインクが使える万年筆&コンバーターセットもご用意いたしました。
1セット \3,800(+税)
日本近現代文学の世界をより楽しむための万年筆&コンバーターセット※販売している万年筆は、実際にプランナーが便せんに使用する紙を選ぶ際に使用したものと同じモデルのものになります。
1セット \5,550(+税)
便せんの書き味は、こちらの万年筆を使用した際の印象を元に選定しています。
※「てまり」「シープスキン」 は株式会社竹尾の登録商標です
※「キュリアスマター」はArjo Wiggins Fine Papers Limited の登録商標です
※「ハーフエア」は王子ホールディングス株式会社 の登録商標です