好き、と大切を
そっと忍び込ませて

いらっしゃいませ、紙マニアさん。あなたのために用意した新たな恋のお相手、それは和紙のコレクション。
和紙、と言っても古めかしいイメージはてんでなくって、色も柄も質感も美しくて、なんとも深くておおらかで、見れば見るほどみるみるモダン。さわってみたり、かざしてみたり、透かしてみたりとマニア心そそるわ、そそるわ。

こんな見たことのない和紙、誰が見つけてきた？「WACCA JAPAN」さん。全国の産地とつながり、現代の暮らしの中で気負いなく使える和紙を提案する。
そんな彼らと作り上げたのは、あえて用途をもたせた雑貨ではなく、いろいろな和紙のコレクション、と直球勝負。とはいえ「これって何にどう使う？」と聞かれたら、心をこめて提案したい。
「あなたの大切を伝えるツールにしてはどう？」と。

そもそも人はみんな、大切な人に囲まれて生きている。だからこそ「あなたのことが大切」って伝えあうのは大切だけど、そんな機会ってそんなある？
欧米の人たちみたいに、日々アイラビューなんて言えっこないし。その点和紙って、そんなシャイな日本人にとってもよくできていて、やわらかくて繊細で、いかにも「大切風」を吹かせてる。たとえば手紙の封筒に一枚、きれいな和紙を挟み込めば、それだけであげる人は「大切です」の証になるし、もらった人も「大切にされてる」と、言葉にせずとも思うだろう。そう言えば、のし紙も贈りものに思いを込めるためのものだし、ご祝儀袋も、一筆箋も、和紙のほうが人の手と目がかけられている気がする。日常的にふれることが少なくなった現代だからこそ、余計にそう思える。要するに和紙は今「大切を伝える」にはおあつらえ向きだってこと。

そういう意味ではお花に似ているけれど、長持ちするし、かさばらないし、軽いし、薄い。押し付けがましくもなく、大切をそっと忍び込ませられる。つくづく思う、やっぱり紙って神。

1回分のお届けで、表情豊かな和紙をたっぷりアソート。
活版印刷されているもの、手漉きのもの、メタリックなプリントがされたものなどさまざまです。

WACCA JAPAN

和紙製品の企画デザイン会社として、伝統的な和紙のよさをいかしながら、現代のライフスタイルに合った、スタイリッシュでモダンなオリジナル商品を提案。紙博にも出店するなど、和紙の魅力をさまざまなかたちで発信している。

付属のカードには、和紙の世界にふれられるWACCA JAPANさんによる解説を掲載。