占星術師/星読みカウンセラー
新しい「風の時代」に、
「自分の内側」に目を向けて、
自分の人生の主導権を握りましょう。
あなただけの星の地図「ホロスコープ」から、本来の自分の強みと、前向きに過ごすヒントを見つけませんか? 自由や個性が尊重される「風の時代」。星のアドバイスを味方につけて、より自分らしく、しなやかに生きましょう。
2023年は、皆さまにとって、どんな1年でしたか?
占星術の観点では、2023年のハイライトは3月~4月にかけてでした。3月7日に「自立と責任の星:土星」が魚座入り、3月22日に牡羊座で1回目の新月、3月24日に「破壊と再生の星:冥王星」が水瓶座入り、4月20日に牡羊座で2回目の新月+皆既日食……など、まるで死者が蘇るかのように、「新生・始まり」のエネルギーがことごとく強調されていたのが2023年3月~4月です。まさにちょうどそのころから、コロナ禍で自粛されていた卒業式や入学式・入社式・イベントやフェスなどが再開されたり、海外旅行が解禁になったり、入国制限が解除になったりするなど、世界全体が以前の活発さを取り戻してきましたね。ChatGPTなどを筆頭に、人工知能(AI)を駆使したサービスが一般的に認知され始めたのもこのころです。
では、2024年はどんな1年になるのでしょうか?
星読み的に、2つの切り口で解説していきます。
まず最初におさえておきたいのは、「幸運と発展の星:木星」の動きです。
木星は、ひとつの星座に約1年間滞在しますが、2024年5月26日に、牡牛座(地の星座)から双子座(風の星座)へ移動します。
★木星@牡牛座期=2023年5月17日~2024年5月26日
★木星@双子座期=2024年5月26日~2025年6月10日
2024年の前半(木星@牡牛座期)は、新しいことを始めるよりも「仕上げること」に重心を置くとよいでしょう。また、頭で考えるよりも「肌身で感じること」、理屈云々ではなく、自分にとっての「快・不快」を大切にしたい半年間です。
2024年の後半(木星@双子座期)は、人との交流・積極的なコミュニケーション(発信と受信)で、開運していきます。視野や行動範囲を広げ、変化することを恐れずに、新しい世界へどんどん飛び込んでいくことを意識したい半年間です。
次に、全体像として重要な話。
2024年という1年を、如実に象徴するのが「破壊と再生の星:冥王星」の動きです。
冥王星は、ひとつの星座に約12~32年間滞在し、もっとも動きが遅く、もっとも影響力が強い「大御所の天体」。
すべて更地にしてしまった上で新しい世界を生み出すなど、根源的な変容「破壊と再生」を促す天体です。
冥王星は、2023年3月に、山羊座(地の時代の象徴)から水瓶座(風の時代の象徴)に移動したあと、6月11日に山羊座に逆戻りし、2024年1月21日に再び水瓶座入り、2024年9月2日に山羊座に逆戻りし、2024年11月20日に「完全に」水瓶座に移動。以降、2024年11月20日~2044年1月まで、約20年にわたって「冥王星@水瓶座期」が続きます。
そして、この、山羊座と水瓶座の間を何度も行ったり来たりしている冥王星が、まさに、「地の時代:旧時代」と「風の時代:新時代」を行ったり来たりしている私たちを象徴しているかのよう。
いわば、「風の時代」に完全に切り替わる2025年に向けての「最終調整の1年」といえるのが、2024年なのです。
非常に重要なことなので、繰り返します。「2024年は、新時代に向けての最終調整の1年」です。つまり、2025年からはもう「迷う余地」がなくなる、強制的に新時代へのパラダイムシフトが完了する、ということです。厳しい言い方をしてしまえば、現状に甘んじて変化や成長を先延ばしにしていたり、他力本願や他人任せで生きていると、あっという間に置いてけぼりになるでしょう。
2024年は「新時代に向けての最終調整の1年」であり、「二極化の狭間の1年」になるだろうということです。
では、どんなことを心がけたらいいのでしょうか。
「新時代に向けての最終調整の1年」である2024年は、ここまでに歩んできた道のり、築き上げてきた資産や実績など「いま自分が手にしているもの」を俯瞰して整理し、いるもの・いらないものに分別し、「自分にとって本当に必要なものだけに絞り込む1年」だといえます。
慣れた世界・慣れた居場所・慣れたやり方を捨て去ることは大変な勇気がいりますが、「地の時代:旧時代」から植えつけられ、握りしめてきた「~したほうがいい」「~であるべき」という固定観念、社会的基準、あるいはメンタルブロックから、自分を解放していく1年なのです。
つまりそれは、社会的基準や他人軸ではなく、「自分にとって、何がしあわせか」を突き詰めて考え抜く、ということ。
しあわせの基準は、人それぞれ。答えは自分の中にしかありません。
外側の世界に振り回されるのではなく、自分と向き合い、自分という人間を知り、「自分にとってのしあわせや心地よい生き方」を、自分の頭で考え、ひとつひとつ行動に移していきましょう。
自分を守るのも、自分の夢を叶えるのも、自分をしあわせにするのも、自分にしかできないのです。
「自分の人生の主役は、他の誰でもない自分自身」というあたりまえのことを改めて認識した上で、いざ、「風の時代」に完全に切り替わる2025年を迎えましょう!
新しい「風の時代」に、
「自分の内側」に目を向けて、
自分の人生の主導権を握りましょう。
西洋占星術で使うホロスコープは、性質や能力など、その人が持って生まれた道具(強みや得意なこと)を示す「お道具箱」のようなもの。ホロスコープを読み解いて自分だけの道具を生かすことで、本来の魅力が輝き、よりよい未来につながります!
テレビや雑誌で見かける「12星座占い」は、「生まれた日に太陽がどの星座に位置していたか(太陽星座)」に注目した占いです。ふだんの生活で「何座?」と聞かれて、答えているのは、あなたの「太陽星座」のこと。誕生日さえわかれば占える「12星座占い」は、最も身近な占いのひとつといえます。一方の「占星術」は、生まれた日、生まれた時間、生まれた場所の3つの情報から「ホロスコープ(生まれた瞬間の惑星の配置図)」を作り、占うもの。ホロスコープから得られる情報は膨大で、太陽星座のみの「12星座占い」からの読み解きに比べ、より深く細かく、隠された本質、潜在的な能力などを知ることができる占いです。
生まれた日、生まれた時間、生まれた場所から見た星空の配置から読み解くのが占星術です。出生ホロスコープは「本来の自分に気づかせてくる」宝の山。人生を豊かにするヒントがたくさん秘められています。
太陽星座による占いは、理想の自分、目指す自分、なりたい自分の姿を示します。「あなたらしさ」を表す重要な指針になりますが、占星術では太陽以外の惑星にも注目。自分では気がつかないさまざまな姿が見つけられます。
誰でも簡単に、自分だけの
ホロスコープが読み解けるように!
生まれた瞬間の星の配置を示すホロスコープの作成は、かなり高度な技術が必要。今回のレッスンではホロスコープをWEBで作成、鑑定シートに書き写し、読み解き方のレクチャーに重点を置いています。
本来の自分を知ったうえで、未来のことや人との付き合い方も知ることができるのがこのレッスンの特徴。セットでお届けする12星座や10惑星のカードを使って、日常の悩みや選択のヒントを得ることができます。カードで日常的に占うことで、星座や惑星の持つ意味も自然と覚えていけるように。
いわゆる「自分の星座(太陽星座)」以外の、ほかの星座の特徴を知っていますか? 占星術では12星座 すべてが自分のホロスコープの読み解きに深く関係してきます。お届けテキストではこのようなキーワード一覧などをご紹介し、あなたの学びをサポートします!
星のアドバイスを
味方につける6ヵ月
ホロスコープって?何が占えるの?など占星術の基本から。
占いに必要な「10惑星」「12の星座」「12のハウス」についても解説。
内面に関わる「月星座」やインナーチャイルドに注目し、
モヤモヤ・イライラの対処法や自分をいたわる方法をレクチャー。
自分の水星(知性)、金星(感性)、火星(行動力)をチェックして、
仕事や恋愛などにどう生かすかを学びます。
社会に見せている自分「太陽星座」がテーマ。
目指す生き方や人生最大のテーマなど、自分を総括する存在について学びます。
開運の鍵となる「木星」と、課題を示す「土星」について。
成果が出やすいもの、乗り越えるべきものを知ることができます。
オフィシャルな相手との相性は太陽星座で、プライベートな相手との相性は月星座でチェック!
月のサイクルとの付き合い方も解説。
クリアホルダー(3種)
ホロスコープ鑑定シート
貼ってはがせる
10惑星シール
カード占いの相棒
星の敷布
星のポケットブック
修了の証
シリウスのキーホルダー
テキスト
星のカード22枚
12星座の
ミニプレート(2枚)
個性が尊重される「風の時代」に
自分にとって
心地よい生き方を見つけよう
縦社会(集団意識)から、
横世界(個と個)へ
占星術において、木星と土星は「社会惑星」と呼ばれ、人間の地上社会に大きな影響を与える惑星だとされています。この2つの惑星が重なることを「グレート・コンジャンクション」と言います。グレート・コンジャンクションは約20年に1度起こる現象で、「時代の節目」になると言われています。
さて、ここからが重要な話。これまでの約200年、グレート・コンジャンクションは、地の星座(牡牛座・乙女座・山羊座)で起きていましたが、2020年の12月22日のグレートコンジャンクションは、水瓶座エリアで起こりました。
そしてこれ以降の約200年、グレート・コンジャンクションは、風の星座(双子座・天秤座・水瓶座)で起こる流れに変わります。
そのため、2020年のグレートコンジャンクションは「約200年に1度の大転機」「地の時代から、風の時代へ」と各方面で大注目されたので す。約200年に1度の大転機ということは、いま現在、生きている人間すべてにとって、かつてない「初めての大転機」を迎えたということになりますね。
これまでの地の時代は、カタチあるもの(お金・モノ・土地)を多く手にすることが成功や幸せの定義でした。高学歴・高収入・エリート・年功序列などどいった言葉や概念は、地の時代ならではの「縦構造的価値観」に基づくもの。社会的組織や集団が権威を持ち、地上世界を支配・統制してきました。
これからの風の時代は、カタチないもの(知性・情報・人間性・個性)が重視され、成功や幸せの定義も、個々に委ねられる時代になります。
年齢や性別や国籍や肩書などのあらゆる枠組みから解放され、働き方も結婚の在り方も、生き方そのものが自由になるのです。物理的制限もなくなりますから、リモートワークやオンラインコミュニケーションが主軸となるでしょう。電子マネー化も進み、所有や運用の仕方も大きく変わっていくでしょう。
約200年に1度の大転換、地の時代から、風の時代へ。風の時代は、自由と個性の時代だからこそ、自立や自己責任が問われる時代でもあります。誰も“答え”を教えてくれないし、制度も守ってくれないかもしれません。
自分と向き合い、自分という人間を知り、「自分が心地よい生き方」を、自分自身の頭で考え、自由に“創造”していく時代なのです。
占ってみよう 実際に読みといてみました!
「本来の自分」を知るために、
ホロスコープを読み解く
生まれた日・時間・場所の3つの情報から「ホロスコープ(生まれた瞬間の惑星の配置図)」を作成して占います。まずは、太陽星座と月星座をチェック! 太陽星座とは一般的な星占いで使われる星座で、「周りの人に見せている自分」を表します。月星座は「ひとりの時の自分」や「家族や親しい人といる時のプライベートな自分」を示し、性格など内面の部分を表します。
オフィシャルな場面や外に見せる顔は、ロジカルに考え、相手の意見も尊重できるバランス感覚にすぐれた人。ドタバタを見せずにエレガントに(美意識高く)、かつ主体的に行動できる人。
プライベートな面では待つのが苦手。やってみたいことをスピーディーに実行できる環境を整えるとよい。飽きっぽさを理解してくれる存在が身近にあると、安心して自由にのびのびできる。
もうひとつの自分の性質を知ることで、
自分自身をもっと愛おしく感じられ、
心の波の上下にも
客観的に向き合うことができます。
「未来のヒント」を得るために
カードを使って占う
カードを使って、迷ったときの選択や日々のアドバイスなどを占い、未来に役立つヒントを得ることもできます。12星座カードを使って、「仲よくなりたいあの人の今の状況×未来×アドバイス」を占ってみました。
今の状況は「さそり座」で、ひとり静かに考えて慎重に物事を進めたいと思っているみたい。関係をよりよくするためのアドバイスで出た「金星」から、息抜きをかねて、好きなことや趣味のことについて、こちらから話しかけてみよう。そうすることで、未来を示す「双子座」のように、会話が広がって意気投合できるかも!
家族や友だちなど、
周りの人との関係も占える
ホロスコープの読み解きを学べば、まわりの人も占うことができます。その人の持って生まれた個性を知ることで、対人関係において「あの人はどうして〇〇なのだろう?」という疑問の答えが見つかるかもしれません。 上手な付き合い方や、仲よくなるヒントも見つかります。
占星術との上手な付き合い方
星を知って、
現実に生かそう。
「占う目的」は人によってさまざまでしょう。どんな目的であっても、共通しているのは「今の状態をもっとよくしたい」という想いや願いのはず。 そのときに、大事なのが「自分の内側」に目を向け、自分の人生の主導権を握ること。運勢のよし悪しや相手の反応など「外側」に振り回されてしまうのではなく、「運勢」も「他者との良好な関係づくり」も、自分次第で、いかようにも変えられると理解することが重要です。
うまくいっていない今の状態をうまくいかせたい、あるいは、今の状態をさらによくしたいのであれば、まずは「自分自身」について理解しましょう。自分の性質、考え方や行動のクセ、弱みや強み理解してはじめて、「改善策」が練られるはずです。そうはいっても、自分で自分のことを理解することは、とってもむずかしいですね。そこで、自分を知るための「1つの方法」として、占星術があります。
「当たる・当たらない」だけで短絡的に結論づけてしまうのではなく、現状をよりよくするために占星術を「生かす」という意識が大切です。導き出された解説をただそのまま受け取るのではなく、自分の頭で考え、想像し、吟味し、「味付け」をしていくことにも意義があります。
星を通して、自分や相手に想いをめぐらせる時間は、近視眼的になりがちな私たちに、広く、フラットな視点を与えてくれます。
長所も短所も、光も影も矛盾も「個性」だと思えるようになり、自分に対しても、人に対しても、許容範囲が広がります。
占星術が、「一度きりの人生」に光や導きをもたらしてくれる、「最高のライフパートナー」になりますように。