オタクの遠征に便利な「夜行バス」をより快適に!
公開日 2022.12.23
推しとの暮らしのなかでもちょっと特別な“遠征”。ライブ、2.5次元の舞台、聖地巡礼など、遠征は推しをより身近に感じられる特別なイベントですよね。推しに近づける大切な機会だけれども、できれば交通費は抑えたいのも正直なところ。
そんなときに、活用したいのが“夜行バス”です。交通費を抑えられる高速バスを賢く使って、推しへの課金額を増やしちゃいましょう!今回は、遠征時に欠かせない夜行バスの選び方や必須の持ち物、服装などについてご紹介します。
目次
夜行バスは交通費が抑えられて便利
遠征で悩ましいのが、移動手段。車、新幹線、飛行機など、選択肢は多様です。しかし、推しに思う存分課金するためにも、交通費はできるかぎり抑えたい! 私もいろいろな手段を試しましたが、なかでもよく活用しているのが“夜行バス”です。
地方から都心へ遠征するときも、または都心から地方のイベントに行くときも、夜行バスならほかの交通手段よりも費用を抑えられます。しかも、移動中は寝ていられるので、イベント前に体を休めることも可能。前日ギリギリまで仕事をしても、夜行バスに乗り込めば次の日には推しのイベントに間に合います。
つまり夜行バスは、推しへの課金のために仕事に励む人の強い味方。もちろん帰りも、寝ながら移動できるので体力回復にも役立ちますよ。
夜行バス選びの注意点
夜行バスを利用する最大のメリットは、なんといっても「値段の安さ」。でも、値段だけに注目してしまうと失敗するかも。
実は、私も過去に値段が安いというだけでバスを選んでしまい、悔しい思いをしたことがあります。設備が充実していなかったため、移動中に眠れず、イベントが楽しめなかったという苦い過去があるのです……。値段だけではなく設備をしっかりチェックすることが、快適な移動時間を確保するポイントです!
3列シートor 4列シート
夜行バスは、大きく3列シートタイプと4列シートタイプに分けられます。それぞれのメリット・デメリットを考えながら選んでみましょう。
★4列シート……オタ友と隣同士で座れる。3列シートより比較的値段が安い。便も多め。隣の人との距離が近い。ひとりで遠征するとき、隣にどんな人がくるか分からない。
快適に過ごしたいなら、3列シートタイプがおすすめ。ただし、少しでも値段を抑えたいときや友達と一緒に遠征するときは、4列シートを選ぶのもひとつの手です。4列シートを利用してひとりで遠征するなら、すべてのバスが選べるタイプではないので、隣に座る人を同性に指定できるバスを選ぶとストレスを軽減できますよ。
電源の有無をチェック
スマートフォンのような電子機器は、推し活の必須アイテムと言えるもの。グッズの在庫状況を調べたり、オタ友との連絡に使ったり、イベントで推しと写真が撮れる可能性だってあると思えば、充電切れなんて許せませんよね。
だからこそ、高速バスでの移動時には電源となるコンセントやUSB充電が可能かどうかを確認しておきましょう。バスのタイプによっては、USB端子のみの場合もあります。夜行バスを選ぶときに、電源の有無のチェックと同時に、対応できる充電器を持参しましょう。
トイレ付きなら安心
車酔いしやすい人やトイレが近い人は、トイレ付き夜行バスを選ぶと安心です。長距離であれば適度にトイレ休憩が入りますが、万が一のときにも焦らずにすみます。
Wi-Fiの有無
移動中にもTwitterをチェックするためには、フリーWi-Fiがあると便利です。運行会社によっては、無料のWi-Fiを完備している夜行バスもあるので、予約前にチェックしておきましょう。ただし、車内の消灯後はスマートフォンの使用を極力控えましょう。
夜行バスでの遠征に必要な持ち物
推しとの対面に備えて応援グッズを用意したら、次は、夜行バスで快適に過ごすためのアイテムも忘れずに。夜行バスでの遠征に必要な持ち物をまとめてご紹介します。
1) ネックピロー(首枕)
ネックピロー(首枕)があると首の位置が安定するので、揺れる車内でも安眠することが可能です。おすすめは、手動で膨らませることができるタイプ。ちょうど良い固さに調整できるうえ、たたむと小さくなりますよ。
ミニチュアライフの田中さんと作った 見立ての世界の一部になれる カシューナッツのネックピロー
2)ACアダプター
USB端子しかない夜行バスに乗ったとしても、遠征先で充電が必要なことがあるかもしれません。カフェなどで充電できる可能性も考えて、充電用のACアダプターも忘れずに。
3)耳栓
走行音が気になる方は、耳栓も持っておくと安心です。隣の人がいびきをかいていても、静かに過ごせますよ。
4)財布などの貴重品を入れられる小さめのバッグやリュック
大きな荷物があるときは、夜行バスのトランクに預けることになります。そのため、車内で使うアイテムを入れる小さめのバッグを用意しておきましょう。マスクなどの便利グッズや財布などの貴重品は、車内への持ち込み用に事前に分けておきましょう。とはいえ、小さすぎると、持ち込みたい備品が入らないかも。そんなときは、見た目小さめ&収納力の高いバッグがおすすめ。内側にたくさんポケットがあると、バッグ内がゴチャつかなくていいですね!
5)チケットやライブグッズ
遠征に欠かせないチケットやライブグッズは、移動中にも所在が気になるもの。忘れていないか、ふと気になることがあるので、かさばらないタイプなら座席に持ち込みましょう。遠征先のことを妄想しながら移動すれば、夜行バスの時間をより楽しめること間違いなし!
ファスナー付きの大きめバッグかキャリーを用意しよう
大きめのライブグッズや着替え、すぐに使わない化粧品などは、高速バス床下にあるトランクに預けます。走行中の揺れを考えると、預ける荷物はファスナーが付いたバッグやキャリーなどがよいでしょう。
ただし、基本的に預けられる荷物は1人1つになることが多いので、バッグやキャリーは容量を確保しておくと安心です。特にライブの遠征に行く場合、お気に入りのペンライトのように、どうしても持ち物が増えやすいですよね。しかも、帰りにはグッズをたんまり買ってしまうので、確実に荷物が増えるはず。帰りの荷物まで十分入る容量かどうかをチェックして、バッグを用意してくださいね。
また、荷物が増えるたびにバッグも重くなるので、長めの持ち手でしっかりした素材のものも肩掛けの際に便利でオススメです。
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夜行バス乗車中はリラックスできる服装で
夜行バスでは、体を締め付けないリラックスできる服装を選ぶことも大切です。
エコノミークラス症候群の予防にもなり、翌日の体力維持にも役立ちます。エコノミークラス症候群とは、長時間同じ姿勢で座り続けていることで、下半身の血流が悪くなり、場合によっては呼吸困難や動機を招く可能性を指しています。できるだけ、体への負担を減らすためにもタイトな服は避け、適度にラフなものを選びましょう。
下着は、締め付けがないノンワイヤーブラがおすすめ。また、車内の細かな温度管理は期待できないので、羽織れるタイプの上着やくつ下を持参しておくと快適に過ごせますよ。下車後に着替える時間や場所がないときには、シワになりにくく肌触りの良い素材のものでコーディネートしてみましょう。
ただし、注意したいのが遠征先での衣服。例えば冬に都内から東北に移動するのであれば、想像以上に遠征先が寒いかもしれません。移動先の状況も予想しつつ、衣服を用意しておくと安心です。
利用前に持ち物リスト作成をしよう
夜行バスを定期的に利用するなら、忘れ物防止の持ち物リストを用意してみましょう!
手書きのメモもいいけれど、スマホアプリのメモ帳などに記録しておくのもおすすめ。次回の予定が決まったときに、すぐ履歴が確認できます。チケット、ライブグッズ、推しを感じるアイテムなど、絶対に外せない持ち物はもちろんですが、うっかりしやすいメイク道具や着替えなども忘れずに持っていくことができます。乗車中に「アレも持って来ればよかった!」と感じたら、すぐにでもメモに残せるから便利です。
夜行バスセットを用意しておこう
遠征が多いなら夜行バスセットを用意しておくのも、オタクのたしなみ。私は、よく使う夜行バスセットを常備して、遠征が決まったときにすぐに動けるようにしています。チケットが確保できるかどうかは運次第ですが、いざ「行ける!」と決まったときにすぐ動ける用意があれば、余裕を持てるというもの。事前準備は機動力を高めるうえで、効果的です。
夜行バスを使って推しに会いに行こう!
推しに会いにいくまでの行程もワクワク感を高める幸せな時間。ポイントを押さえて夜行バスを選べば、推しへの出会いに備えて、より快適な時間になるはずです。体力を温存し、浮いたお金を確保し、推しへの愛情に注ぎましょう!