スター・ウォーズの壮大な世界を日常に。スペシャルアイテムの制作秘話をインタビュー
公開日 2019.12.23 / 最終更新日 2023.04.05
映画完結編『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』いよいよ公開!ライトな人からヘビーな人まで、見方によっては色んな視点で魅力を感じられるのもこの映画の魅力なのだとか。
今回は、とりわけ熱い愛が実って、スペシャルアイテムを手掛けたプランナーに話を聞きました。
プランナー紹介
今回お話をいただくのはこの3方。
スタッフO
観た順番:12456378
推し:オビ=ワン・ケノービ
スタッフA
観た順番:345612345678
推し:メイス・ウィンドゥ
スタッフS
観た順番:45612378
推し:アナキン・スカイウォーカー
ーそもそも「スター・ウォーズ」シリーズって、どんなお話なんでしょう?
スタッフA(以下”A”):「スター・ウォーズ」シリーズは、「遠い昔、遥か彼方の銀河系」を舞台に、展開されるスペースオペラ、否、壮大なドラマ映画、否、爽快なSFムービー、……一言ではなかなか言い表せない程、魅力に詰まった映画です。
実写映画本編は、エピソード4・5・6→1・2・3→7・8・9(2019/12/20公開)と変則的な時系列順で公開されていることが大きな特徴でして、その他、外伝的なスピンオフ作品も多数発表されています。
―ほう…本編は今回の公開も含めて9エピソードもあるのですね!自己紹介でも観たエピソードの順番を語られましたが、どの話からスター・ウォーズを見始めたかで、印象が大きく変わりそうですね。
見方が変われば好きなポイントも変わる、スター・ウォーズ沼
ー皆さんがスター・ウォーズ沼にハマったきっかけは何だったんですか?
スタッフO(以下”O”):私は10歳のころに公開された「スター・ウォーズ エピソード1/ファントムメナス」(以下EP1)を観てパドメ・アミダラの衣裳が格好良すぎて衝撃を受けたんです!祖母に設定画集を買ってもらって、皆が可愛いイラストを描いている中、私はパドメのお洋服のデザインを模写していて(笑)
スター・ウォーズの世界だったらこんな衣裳や武器がありそうだなーって楽しみながら描いてました。そこから舞台衣装とかに興味を持ち、美大に進学しました……!
その夢が、今回お洋服を作れることになって!20年越しに作ることが出来て感激です……(涙)
ーそれは嬉しい~!20年越しに想いが形になりましたね!
スター・ウォーズの衣装の魅力が、人生に影響されている……!
(スタッフOの想い出の一冊)
スタッフS(以下”S”):僕はスター・ウォーズエピソード4~6を宇宙戦争の実写的なものとして見ていて。戦闘ものと根性論が効いてるのが良いよね。チャンバラ願望もあって。男の子のロマン目線で好きになったかな…。そもそものきっかけは映画が好きで『グーニーズ』から入りました。スター・ウォーズって、わかりやすい主人公とわかりやすい敵が成立しているのもおもしろかったのかも。日本でも楽しまれているような宇宙アニメにも共通するポイントが多いよね。
A&O:確かに!!!
S:で、昔から見ていたから、EP1は衝撃的だった。映像革新だったよね、あの頃のインパクトは大きかった。ポッドレースのシーンも衝撃的だったしね……。
ー映像美としてのスター・ウォーズの魅力は、とても伝わってきます!
A:私はちょっと遅くて、中学2年生の時に「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」(以下EP3)を見てから入ってるんですよ、あのスター・ウォーズが完結する!?みたいな流れにミーハー心が湧いて。
スター・ウォーズを見るまでは、ラブコメが好きだったんですけどね~、映像美から何から見てから「何じゃこりゃ!!」と衝撃を受けましたよ…。
で、今年結婚しまして、その際のケーキ入刀をライトセーバーで行ったという感じくらいには好きです。(笑)
ーみなさんのスター・ウォーズへの愛が三者三様で素敵です!
先程から色々名前もあがってますが、みなさんの推しキャラクターは?
A:一番は冷静沈着で強い、メイス・ウィンドゥですね。ジェダイ評議会の中の右腕的存在でもあり、厳しい存在でもある。
あとは、結構意見がわかれるんですけど、私ジャー・ジャー・ビンクスが好きなんですよ……。あんなに底抜けに明るいキャラクターがあってこそ、「スター・ウォーズ」シリーズが盛り上がるというか。
O:私はオビ=ワン・ケノービが好きだな~。ジェダイ・マスターになって責任感を持ってから渋さが増している気がする。でも、おっちょこちょいな所もあってね、格好良さと可愛さのバランスがとっても良い。
A:みんな好きだもんな~、でも、そのおっちょこちょいな所好きなのはおもしろい目線!
O:戦闘も出来て格好いいし、きちんと常識もあるし(笑)。物語の展開に振り回される感じも愛すべきところかな、なんて思うんですよね…。あとはグリーヴァス将軍も良いですよね、戦い方とか、すごく印象に残ってる。
一同:わかりみが、深い…!(笑)
S:僕はやっぱりアナキン・スカイウォーカーかな…。人間らしい!!
気持ちが動きやすいところとか、人間誰しも持ち合わせている感情を素直に吐き出しているというか…。リアルな所も多くて、そういう面で言えば、心の弱さをさらけ出すカイロ・レンも好き。人間らしいんだよな…。迷いがあって。どうなるんだろうね?
星の数ほどあるヒューマンドラマも魅力
ー好きなシーンなんてあるんですか?
O:「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」(以下EP2)の、パドメ・アミダラが現場で戦うシーンが好きです。
S:やっぱりパドメ推し!
O:そう(笑)今まで女王として現場で活躍できない殻を破って可愛さと強さをどちらも見られたのが嬉しかったなぁ……。
A:レイア姫にもいえますが、スター・ウォーズの女性は芯の強い女性が多く登場していて素敵ですよね……。
一同:分かる!確かに。
O:EP1のポッドレースのシーンは爽快!才能があふれる感じも素敵。あとは、ルークが成長してカムバックするシーンも好き。成長を感じられるシーンが好き。
一同:成長を感じられるのが好きなOさん(笑)
S:やっぱりどのエピソードにおいても戦闘シーンが好きだな、手に汗握る感じ。あとは「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」のラストシーンなんかも好きだな。でも、「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」(以下ローグ・ワン)も捨てがたい!K2が出てくるシーンは良い。
一同:わかる~~~~!(深いうなずき)
A:ローグ・ワンのようにONE TEAMで進んでいくストーリー展開は最高ですよね。一人の力だと困難な時も皆で取り組めば…みたいなこう胸がアツくなるシーンが好きですね。あとは、EP1のアナキン・スカイウォーカーのお母さんとのシーンなんかも好き。ジャー・ジャー・ビンクスが活躍するシーンも好きですよ!あげるときりがないのですが、ヒューマンドラマですからね、もはやスター・ウォーズは。(真顔)
日常にスター・ウォーズを感じたい。そんな想いをアイテムに。
ーそんなスター・ウォーズに熱い想いを持つみなさんが、今回はスペシャルアイテムを企画されたとのこと!こだわりのポイントを教えて下さい。
S:(惑星スウェットを企画)今までキャラクターに着目したアイテムはあっても、その惑星の魅力をメインにした商品は少なくて…。今回エピソードを超越してロゴアイテムに落とし込みました。
企画したスウェットは、カラーリングにこだわっていて、特にデス・スターは迷いましたが、ダークサイドの色にはせず、スーパーレーザーの黄緑色にしてみました。タトゥイーンの夕日の色もこだわって、ネオンカラーになっています。
あともう一つのこだわりは、ロゴモチーフがキャラクターグッズのビジュアルをそのままあしらった感じではなく、分かる人には分かる、スター・ウォーズの作中のモチーフを取り入れるという所を意識しました。色んなシーンでも着やすいと思います!
A:(ジェダイワンピを企画)私はEP1~EP3が大好きで、そしてやっぱりジェダイが好きなので!(笑)ジェダイマスターたちの衣裳をじっくり見ながらバランスを整えてワンピースを企画しました。こだわったのは、「普段でも着られる」ところ。けれど、袖の太さもこだわって話しを聴くようなシーンも味わえるようにしたり、楽しみながら着られるバランスにこだわりました。
Oさん企画のワンピースは、もはやスター・ウォーズ愛を体現した感じですよね。
O:(パドメワンピ&バッグを企画)そうですね。
パドメのワンピースはEP2のアナキンとの草原のシーンの衣裳から着想を得ました。普段着でどのように着られるか、再現性はどうかなんてところもプリントや刺繍にこだわっています。
作中では、きらびやかなドレスなんですが、パドメからしたら普段着の感覚で着ているドレスだと思うんですよね(笑)なので、近所の公園なんかで着てもらえると! 侍女のポーチは文字通り、連れ添って楽しめるコンセプトの立ったアイテムにこだわりました。
―壮大なスター・ウォーズの世界が、日常に馴染むかたちで取り入れられているのが、ファンにはたまらないポイントですね!そして、ふだん遣いしやすいのが嬉しい……!
今回インタビューしたスタッフのスター・ウォーズの愛がつまったスペシャルアイテムを、ぜひチェックしてくださいね!