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いざ夏フェス! 初めてでも安心の準備&参戦ガイド

いざ夏フェス! 初めてでも安心の準備&参戦ガイド

「フェス」とはフェスティバルの略で、主に「音楽フェス」のことを言います。開催場所は野外の場合も屋内の場合もあり、自然豊かな郊外型フェスやアクセスの良い都市型フェスに大別されます。音楽フェス以外にも、最近では食べ物に特化した「フードフェス」など、全国各地でさまざまなフェスが開催されています。本記事では主に夏季に開催される「夏フェス」についてご紹介します。

野外での開催が多い夏フェスへの参戦を検討する際には、いくつか気を付けるべきポイントがあります。まず一番に暑さ対策。通常の外出で熱中症になってもおかしくない昨今の気候ですから、一日中炎天下で開催される真夏のイベントでは細心の注意が必要です。次に屋内ライブとの違い。野外ライブでは、屋内では気にしなくてもいい天気の急変があり得るので、対応できるよう準備が必要になるでしょう。他にもあると便利なものや現地での食事についてなど、事前準備と当日の楽しみ方のポイントを知って、夏ならではライブを思う存分楽しんでくださいね!

フェス会場の様子

事前準備編 ~チケットを取ってから当日までにやっておくこと~

持ち物や服装、事前に確認しておくべきことについては、どんなフェスに行くのかでポイントが変わってきます。FUJI ROCK FESTIVALやRISING SUN ROCK FESTIVALなどの郊外型フェスと、SUMMER SONICやROCK IN JAPAN FESTIVALなどの都市型フェスでは、アクセスや会場での過ごし方が大きく異なるからです。基本の準備と行先に合わせた準備を組み合わせて、上手にアレンジしていきましょう。

まずは会場の現地情報をチェック

天気

郊外型フェスでは特に天気や寒暖差に注意が必要です。現地での急変も考慮しつつ、参戦日が近づいてきたらこまめに現地の天気予報をチェックしましょう。

交通手段

事前に会場までの交通手段を調べておくのもマストです。郊外型フェスは会場が最寄り駅から遠い場合も多いため、開催期間のみシャトルバスが特別運行することも。車で行く場合は駐車場の有無や予約制か否かの確認が必要です。チケットを取って参戦が決まったら、早めにアクセス情報を調べておくことをおすすめします。
逆に好アクセスの都市型フェスは、フェス初心者の第一歩にちょうどいいかもしれませんね。

手荷物

大きな手荷物を預けたいという方もいると思います。多くの会場でクロークを設置しているので、利用したい場合は事前に確認しておきましょう。ポイントは出し入れ自由かどうか、予約が必要かどうか、数に制限があるかどうかなどです。

基本の持ち物と、あると便利なもの

フェスの持ち物

チケットや現金、スマホや身分証明書などの基本の持ち物と、暑さや雨風に備えたグッズ、キャンプをする場合の持ち物など、自分の行くフェスが郊外型なのか都市型なのか、どのような環境の場所なのかを調べた上、シーンに合わせて準備しましょう。

持ち物チェックリスト

基本の持ち物
□チケット
□現金(クレジットカードや電子マネーも必要に応じて)
□スマートフォン
□モバイルバッテリー
□身分証明書
□保険証
□タオル
□帽子
□飲み物

あると便利なもの
①暑さ・紫外線対策
□日焼け止めクリーム
□サングラス
□ネッククーラーなどの冷却グッズ
□汗拭きシート
□着替え用Tシャツ(汗をかいて着替えたい場合に便利。現地でフェスTシャツを購入して着替える場合は、着てきた服を着替え用にしても◎)

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②雨対策
□レインコートやポンチョ
□長靴
□着替え(①の着替え用Tシャツに加え、下着やボトムスも必要に応じて)
□ジップロックなどの密閉性のある袋(スマホなどの精密機器を水濡れから守るため)

③虫対策
□虫よけスプレー
□虫刺され薬

キャンプインフェスの場合
□テント
□寝袋
□マット
□調理器具・食器類
□テーブル・椅子
□クーラーボックス
□ランタン
など

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夏特集

夏フェスに適した服装を選ぼう

フェスコーデ

Tシャツ+ハーフパンツにスニーカーなど、動きやすい格好が基本。いくら飛び跳ねても気にならない服装がおすすめです! お目当てのアーティストのグッズTシャツやキャップでコーディネートして、気分を上げるのもよし。また寒暖差に備えて、長袖薄手の上着が一枚あるといいでしょう。直射日光に当たっている時間も長いので、日除けとしても使えます。また、大判のストールがあれば日除けとしてかぶることもでき、休憩の際に体に掛けて体温調節することもできるので便利。

かばんは荷物がたくさん入って両手が空くリュックが基本。それにプラスして貴重品を入れて持ち歩けるポシェットやサコッシュ、ボディバッグなどのショルダーバッグがあると快適です。

雨予報の場合

持ち物の項目でもご紹介した、レインコートや長靴などの雨対策グッズを身に付けて行く、またはすぐに取り出せるように荷物に入れておきましょう。

山間部など郊外型フェスの場合

都市型フェスであれば上記の通りハーフパンツで問題ありませんが、郊外型フェスの場合、生い茂った草木で皮膚が切れたりかぶれたりするのを防ぐためにも、虫対策としても、脚は露出しない方が吉。ハーフパンツの下にレギンスを重ねたり、薄手の長いボトムスを選びましょう。都市型フェスの場合でも、紫外線が気になる方は同じように長いボトムスにするといいですね。
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イベントの最新情報をチェック

タイムテーブル

フェスの目玉、アーティストのライブを存分に観るために大事なのが、当日のタイムテーブルチェックです。出演順がわかるタイムテーブルは、事前に公式サイトで発表されています。いくつかのステージに分かれている場合が多く、規模が大きければ大きいほど会場内の移動も多くなります。観たいアーティストの出演時間を確認し、あらかじめ当日の動き方をシミュレーションしておくと「移動で間に合わなくて観られなかった!」という悲しい事態を避けられるのでおすすめです。

トイレ

盲点なのがトイレです。基本的に混んでいるので、並ぶのを前提に考えましょう。タイムテーブルを参考に動き方を考える際も、トイレへ行く時間も込みで考えておくのが安心です。

フェス飯

夏フェスでの音楽以外の楽しみのひとつが、「フェス飯」と呼ばれる現地の屋台で販売されている食事です。フードやドリンクにこだわった音楽フェスは多く、開催地の名産や地元の食材を使ったグルメ、それに各フェスに名物があったりもします。フェス会場が広ければ食事ができるエリアが複数に分かれている場合もあるので、こちらも事前に公式サイトでチェックしてお目当てのグルメを決めておくと◎。人気の屋台は長蛇の列が予想されるため早めの行動がおすすめです。
同時に休憩場所や屋根がある場所などのからだを休められるところ、またしっかり水分補給するため足りなくなった飲み物を購入できる場所を調べておくのも大事。真夏の炎天下で長丁場の夏フェス、体調管理は最重要ポイントです。

参戦当日編 ~会場で気になるあんなことやこんなこと~

フェス会場の様子

会場に到着したら、あとは楽しむだけ! と言いたいところですが、当日に注意するべきポイントもいくつかありますので、押さえておきましょう。

Q.目当てのアーティストの場所取りってしていいの?

推しのアーティストが出演するから、という理由でフェス参戦を決める人は多いと思います。ただ忘れてはいけないのは、フェスは通常の単独ライブとは違うということ。たくさんのアーティストが出演し、それぞれのファンが来場しています。野外で音楽を聴くことそのものが好きで参戦している方も多いですよね。いろいろなアーティストと音楽ファンが一堂に会する、むしろそれがフェスの最大の魅力です。
ですから「推しを最前列で観たい」という気持ちは痛いほどわかりますが、自分の気持ちだけを優先して長時間場所取りをするのは避けた方がベター。推しが出演するより前のアーティストの出番から前方に行くのであれば、ただ場所を取るためにそこにいるのではなく、そのアーティストの音楽もしっかり楽しむのがマナーでしょう。

Q他に気を付けるべきフェスの基本マナーは?

  • 通常のライブも同様ですが、基本的にはライブ中の写真・動画撮影は禁止です。限定的に許可される場合もありますが、その場合は必ず運営からアナウンスがあると思いますので、発表されたルールに従って行動しましょう。
  • モッシュやダイブなどはフェスによって禁止されている場合もあります。自分の行くフェスの注意事項を公式サイトで確認しておきましょう。許可されている場合でも、やりたくない人もいると念頭に置き、周囲に押し付けないように配慮しましょう。
  • フェスでは美味しいご飯とお酒を楽しみにしている人も多いと思いますが、酔っ払って他の参加者に迷惑をかけるのは絶対にNG。くれぐれも飲み過ぎには気を付けて。
  • ライブ中に物を投げないようにしましょう。危険な行為です。
  • ごみはきちんとごみ箱へ。会場で購入したものは会場のごみ箱へ捨て、持ち込んだものは持ち帰ってから捨てるようにしましょう。会場にポイ捨ては厳禁です。

Q.もしも具合が悪くなったら

どんなに対策をしていても、急に具合が悪くなることはあり得ます。からだに異変を感じたら無理して前方に行ったりせず、日陰や休憩場所でゆっくり休みましょう。どの会場でも救護室が設営されていますので、困ったときは救護室へ。
ライブ中にスタンディングエリア内で気分が悪くなった場合も、周囲の人に声かけをして道を空けてもらい、エリアの外に出るようにしましょう。演奏が始まっていると「邪魔になってしまうのでは」と気を遣って言い出しにくいかもしれませんが、倒れてしまってからでは遅いです。近くにスタッフさんがいれば声をかけて助けてもらいましょう。
また、会場でお酒を飲んで体を動かしていると、暑さも影響して悪酔いしてしまうこともあると思います。アルコールを飲んでいる場合は特に意識して多めに水分を摂るなど、いつも以上に気を付けて楽しみましょう。
体調不良は誰にでも起こり得ること。逆の立場として具合の悪そうな人を見かけたら、お互いさまの気持ちで助け合っていきたいですね。

Q.もしも痴漢にあったら

フェスでの痴漢被害はフェス創成期の頃からあったようですが、近年実際に被害に遭った人がSNSに投稿するケースが増え、その状況が多くの人に知られるようになりました。スタンディングエリアの前方は、人が密集して密着状態になることが少なくありません。人が重なり合うほどの密着状態にあると、完全な取り締まりは難しいのが現状のようです。
痴漢行為は犯罪であり、あってはならないのが前提です。もしも被害に遭ってしまったらなるべく運営スタッフに報告し、ケガや気分が悪くなったなど体調不良があれば救護室で適切な処置を受けるようにしてくださいね。

楽しみ方は自由でいい! しっかり備えて最高のフェス体験を

フェス会場の夜の様子

いろいろと注意点を書いたので初めての人は行く前から気負ってしまうかもしれませんが、ポイントさえ押さえれば心配することはありません。豊かな自然の中でゆったり音楽を聴くもよし、推しのアーティストに会いに行くもよし、知らなかったアーティストの演奏を聴いて新しい音楽との出会いの場にするもよし。解放感のある大きな会場で自由に音楽を楽しめるのがフェスの醍醐味です。自分だけの楽しみ方を探してみてください。安全に夏フェスを満喫するためにも、しっかり準備して当日を迎えてくださいね!

主要夏フェス一覧 ※2024年度

フェス会場の様子

6月
頂-ITADAKI- THE FINAL(静岡 吉田公園特設ステージ)※2024年が最終開催
THE CAMP BOOK 2024(長野 富士見高原リゾート)
日比谷音楽祭2024(東京 日比谷公園)
KITASAN ROLLING(群馬 Gメッセ群馬、高崎芸術劇場 スタジオシアター)

7月
京都大作戦2024(京都 立山城総合運動公園 太陽が丘特設野外ステージ)
OSEAN PEOPLES(千葉 稲毛海浜公園)
Talking Rock! FES.2024(神奈川 横浜アリーナ)
KESEN ROCK FESTIVAL(岩手 夢海公園)
バズリズム LIVE -10th Anniversary-(東京 国立代々木競技場 第一体育館)
OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL 2024(大阪 舞洲スポーツアイランド)
NUMBER SHOT 2024(みずほPayPayドーム福岡/シーサイドももち海浜公園地行浜ビーチ)
FUJI ROCK FESTIVAL’24(新潟県湯沢町苗場スキー場)
OGA NAMAHAGE ROCK FESTIVAL vol.13(秋田 男鹿市船川港内特設ステージ)

8月
ROCK IN JAPAN FESTIVAL2024(千葉市蘇我スポーツ公園)
S2OJAPAN 2024(東京 お台場R街区)
RISING SUN ROCK FESTIVAL(北海道 石狩湾新港樽川ふ頭横野外特設ステージ)
SONIC MANIA(千葉 幕張メッセ)
SUMMER SONIC(東京会場:ZOZOマリンスタジアム・幕張メッセ/大阪会場:万博記念公園)
WILD BUNCH FEST. 2024(山口きらら博記念公園)
ONE MUSIC CAMP 2024(兵庫 三田アスレチック野外ステージ)
MONSTER baSH(香川 国営讃岐まんのう公園)
Sky Jamboree 2024(長崎 稲佐山公園野外ステージ)
SWEET LOVE SHOWER 2024(山梨 山中湖交流プラザ きらら)
RUSH BALL 2024(大阪 泉大津フェニックス)

9月
ONE PARK FESTIVAL 2024(福井市中央公園 特設会場)
BERRYTEN Live 2024(栃木 井頭公園 運動広場)
New Acoustic Camp 2024(群馬 水上高原リゾート200)
ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024(茨城 国営ひたち海浜公園)
THE HOPE 2024( 東京 お台場THE HOPE特設会場)
山人音楽祭 2024(群馬 日本トーターグリーンドーム前橋)
イナズマロックフェス(滋賀県草津市 烏丸半島芝生広場)
りんご音楽祭2024(長野 松本市アルプス公園)
Mt.FUJIMAKI 2024(山梨 山中湖交流プラザ きらら)

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