ユーモアとやさしさを感じさせる、すがすがしい語り口調が人気の野々村さんをアドバイザーに迎え、「IEDIT」のお客さまから寄せられたさまざまなお悩みにお答えするこの企画。人生いろいろあって当たり前。ひとりで抱え込まず、気分を晴らしていきましょう！
プロフィール
放送作家 野々村 友紀子
1974年8月5日生まれ、大阪府出身。17歳と15歳の女の子の母。芸人として活動後、放送作家に転身。NSCの講師やコメンテーターとしても活動中。2019年に発売された「夫が知らない家事リスト」がロングセラーに。夫はお笑いコンビ2丁拳銃の川谷 修士氏。
[インスタグラム]@nonomura_yukiko
お悩み①
現在28歳、独身です。私は私！ とわかってはいるのですが周りの結婚や出産の報告に焦ってしまい無駄に落ち込んでしまうことがあります。周りのことを気にせずに、もっと楽しみながら人生を歩んでいきたい。野々村さんならどのように考えてポジティブにライフプランを立てていきますか？（ペンネーム：お団子 20代）
Answer
他人と自分は違うとわかってはいるものの、気になっている自分がいるということですよね。まずは、その気になっちゃう自分を認めてあげないといけないかな。今は楽しいけど、将来が不安っていう人は、いっぱいいます。みんなそう。周りが結婚や出産ラッシュの状況やったら、焦ったり比べたりしてしまうのは、むしろ普通のことやと思います。気になるのは悪くない。「人のことをうらやましく思ったり、結婚や出産に焦ってしまう自分でもいいやん！」と。その上で「じゃあ、自分が一番やりたいことは何なんやろう？」ということを、考えてみてください。今は仕事もがんばりたいし、プライベートも楽しみたいってことやったら、仕事や遊びを全力で。将来のことを考えて、もうそろそろ結婚したほうがいいと思うなら、全力で婚活をするしかない。ただ待っててもチャンスなんてきませんしね。いずれにしても、今、自分のやるべきことに一生懸命取り組むことが後悔のない人生を歩むコツ。目の前のことに、「やってないことはございません」っていうぐらいに、取り組んでみてください。そのうちに、それがあなたの人生のカラーになっていきますよ。
お悩み②
職場に、他人に対する言葉遣いや態度がキツめに見受けられる人がいます。本人はまじめで真剣なだけなのだと思いますが、周りは躊躇しがちです。根っこはとてもいい人なので、言葉や態度をやわらかくするだけで、ずいぶん伝わり方が変わると思うのですが角が立たないように伝えるにはどのようにするのがいいでしょうか。（ペンネーム：シュウマイ 40代）
Answer
部下から上司に向かっては言いにくいし、かといって自分が上司の立場でも、今の時代、ハラスメントとかも気になるやろうし。でも、どんな関係性であってもストレートには指摘しにくいもの。だから遠回しに諭してあげればいいんじゃないでしょうか。これは、子育て番組で共演している方に伺ったことなんですが、子どもに何か直してもらいたいことがある場合、その行動をしたときに「ダメ」と否定するより、その行動をしなかったときに褒めてあげるほうが効果があるんですって。例えば、ごはんの最中に飽きて立ち歩いてしまうことがある子なら、立ち歩かずにごはんを食べているときに「カッコいいね」って言ってあげると、立ち歩かなくなるようで。これ、大人も一緒じゃないかなと思うんです。ソフトな言い方をしているときに「なんか、最近やさしくなったね」とか。そしたらたいてい言われた方は、「以前はキツかったんかな？」と気づくもの。もしくは、「何か怒らせてしまうようなことしたかな？と気になってて・・・・・・」など遠回しに話すと、自尊心を傷つけることなく伝えられるのでは、と思います。
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