50代と60代はぜんぜん違う！
Mimiさん（以下M）：「60代のあれこれ」というトークテーマですが、50代と60代ってぜんぜん違うと思いませんか？
ponさん（以下P）：一気にガラリと変わりますよね。60代になってからは極端な話「明日はどうなるか分からない」気がするから、やりたいことはなるべくやるように心がけています。
bonさん（以下B）：年齢を重ねたことをネガティブに捉えるんじゃなくて「できるうちにやっておこう」という、ポジティブな思考に切り替えた感じですね。
M：わたしも同じです。おしゃれに関しても「他人の目を気にしていたらもったいない」って考えるようになりました。若い時は「まわりの人からどう見られるか」が大事だったけど、今は自分が着たい服を好きなときに好きなだけ着ようと思っています。
ただ、この年齢になると「清潔感」は大事だなと。
P：分かります。年齢を重ねると特に清潔感が大事だと感じますよね。着るものもそうですし、髪の毛とかもね。
M：若いころは“若さのエネルギー”でなんでもサマになって見えたけど、今はそういうわけにはいかないですよね。例えば、だぼっとした服をただ着てしまうと“だらしない人”に見えかねない……。
P：60代からは「だらしなく見えない」ということが、いちばん気をつけるポイントかもしれないですね。
M：あと、髪も肌もツヤがなくなってくるので、アクセサリーのキラッとした力を借りることもおすすめです。
でも、若いときに着けていたようなひと粒ダイヤのネックレスとか、華奢なアクセサリーは似合わなくなってくるんですよね……。
P：そうなんですよね。この歳になると、アクセサリーは大ぶりでゴツい感じのものほうがしっくりきますね。
わたしはちょっと金属アレルギー気味なので、ブローチが好きなんです。
M：わたしも60代になってからブローチを取り入れることが多くなりました。ネックレスで肩に負担を感じるようになってしまって……。ブローチなら、疲れないですしね。ネックレスは、できるだけ軽いものを探すようにしています。
60代になってからの洋服選びは？
M：おふたりはいつから今のスタイルになったんですか？
B：わたしは、仕事を退職してからですね。デザイナーだったので、かちっとしたスーツを着ていたわけではないんですけど、落ち着いた色味ばかりでした。それが数年前に娘から赤いセーターをプレゼントされたのがきっかけで、仕事ももう辞めたし「なにを着たって自由なんだよな」と思うとおもしろくなってきて……。
P：若いころから好きな色はビビッド系やモノトーンで変わらないんですけど、髪の毛が白くなったときに、娘の影響でモードっぽい服装をして赤い口紅をひいたら妙にしっくりきて。それから今のスタイルができあがった感じです。
P：Mimiさんはいろんな着こなしをされていますけど、洋服を選ぶときのポイントってありますか？
M：やっぱり「ときめき」ですかね。フェリシモでは、届いたカタログをパラパラ見て「素敵！」とときめいたものを選んでいます。
頭の中に常に欲しいもののイメージがいろいろあって、それとピタッとはまったときに「ときめき」を感じますね。
おふたりはどうですか？
B：わたしはポイントが2つあって、ひとつは「自分に似合いそうか、手持ちの服と合いそうか」という基準。そして、もうひとつは「ponさんと“ふたりセット”で着られるか」ですね（笑）。
P：このスタイルがわたしたちの基本になっていますからね。
以前は探すのも大変で、同じような柄や色味でそろえて「ニュアンスだけおそろい」だったんですけど、サニークラウズとコラボさせてもらうようになってからは、同じ生地のおそろい服ができてうれしいです。
60代からはじまったサニークラウズとのコラボ服づくり
M：サニークラウズとのコラボは、もうどのくらいされているんですか？
P：年に4回（春夏秋冬）の、かれこれ5年くらいですかね……たくさん作っていただいたので、クローゼットはもうサニークラウズとのコラボ服だけでも充分なほどです（笑）。
写真：bonponさんとサニークラウズが初めてコラボしたときに作ったギンガムチェックのシャツとワンピース（2019年夏）
M：実はわたしも今、来年の春に発売予定でサニークラウズとコラボ服づくりに挑戦しているんですけど、なかなかむずかしいです……。
生地選びとか色を決めるとか、あれもこれも気になっちゃって迷ってしまいます。
P：その気持ち、分かります。
でも、自分で裁縫して作ることができないので、好みのものを作ってもらえるのがすごくうれしくて。毎シーズンとても楽しみなんです。
それに、知り合いが毎回買ってくれていたり、街で偶然着ている方を見かけたりすると、とってもうれしくて。
Mimiさんもぜひ、コラボ服作りを楽しんでみてください！
M：がんばります！
最初の話に出たように、この年になったら遠慮せずに「やりたいことはなんでもやってみる」。
それが、60代を楽しく生きるコツですもんね。
プロフィール
bonponさん
仙台在住の60代後半のご夫婦。夫がbon、妻はponで、それぞれ幼いころに呼ばれていた愛称です。インスタグラム（@bonpon511）でふたりのリンクコーディネートを投稿し、国内外から反響を集めています。フォロワー数は約89万人（2024年11月現在）
Mimiさん
高知県の郊外に猫と暮らす64歳。61歳にしてYouTubeチャンネル「Mimi’s life」を開設し、日々のおしゃれや暮らしのアイデアには同世代を中心に多くの共感を集めています。チャンネル登録者数は約7.6万人（2024年11月現在）
『いくつになっても、サニークラウズ。』
年齢を重ねるとオンもオフもなくなって、毎日が“ふだんの日”。
だからこそ「最高のふだん着」を目指す、ブランド設立から25年を迎えたサニークラウズの服と、これからもずっといっしょに過ごしませんか。
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