石井味噌五代目当主の石井基が吟醸した「三年蔵」ブランドの赤みそと白(こうじ)みそ。初めての方も試しやすいそれぞれ300gのセットです。生きている味噌の味をぜひお楽しいください。白(こうじ)みそは、麹歩合を少し多めに仕込み、1年間熟成したものです。熟成の香りと程よい甘みの素朴な味わいをお楽しみください。赤みそは、三年蔵の名の通り、じっくりと3年かけて熟成させました。春に仕込まれ、土用、寒を越し、翌年の土用・寒を再び過ぎて十分に熟成していきます。そして、よく翌年つまり三年目より出荷される味噌を三年味噌と称し、その「味・香り」はともに最高品として重宝され、またこれが信州みそ本来の姿と言えます。大豆、米糀はすべて国産品を使用、仕込みには北アルプス山系の湧水を使用しています。
石井味噌は、慶応4年に創業の老舗蔵元。信州みその伝統を守り続けています。
関東大震災以降、特に戦後は食料不足のため「速醸法(人工的に加温し短期間で熟成させる醸造法)」で早く安い味噌を大量生産し出荷することが求められ、現在のようにスーパーマーケットなどでたくさん見かけるようになりました。しかし、短期間の熟成では、味の深みもまろやかさも出にくく、また見栄えや保存のために添加物を入れているものも見かけられます。
石井味噌では、純天然醸造の蔵元として、国産丸大豆と国産米を使用し、伝承の手造りのままに「信州みそ」本来の色・味・香りを手塩にかけて守り続けています。