【アンケート結果】下着と体形についてのアンケート〈インナー意識2024〉結果レポートその①体形編

このたびフェリシモでは、女性のインナーの選び方や体形の変化を中心とした＜インナー意識調査2024＞を行いました。ご協力いただいたみなさま、ありがとうございました！ 結果レポート「その①体形編」をご報告します。（「＜インナー意識2024＞下着と体形についてのアンケート」実施期間2024年5月20日～6月2日　回答者数567名　フェリシモ モノコトづくりラボ調べ）

「自分の体形に不満」な人は全体の８割強。「アンバランス」もキーワード？

まず、「現在の体形についての満足度」をお聞きしたところ、「かなり不満」＆「やや不満」と答えた人はなんと全体の約８３％（４７０人）。「かなり満足」は全体の1％強で、「やや満足」と合わせても合計９％未満でした。「年齢別」に見ると「30代後半から」体形への不満が上昇し、40代～50代と年齢が上がるにつれて、不満を持つ人の割合が増えています。同様に「体形別」に見てみると、「むっちり」「ぽっちゃり」型の方で高い割合での「不満」が明確。寄せられたコメントでは「更年期を終えて、体重は増え、かなり体型が崩れた」（会社員・職員(正規雇用) 55～59歳）、「年齢と共に下半身や二の腕が特に太ってきたから」（会社員・職員（非正規雇用） 50～54歳）といった加齢によるお悩みが特に多く寄せられました。またその他お悩みでは、「背が低い」「肩幅が広い」などのお悩みに加え、「上半身は細いのに､下半身にボリュームがあり、バランスが悪い」（専業主婦(主夫) 45～49歳）、「胴が長くて顔が大きい。バランスが悪い。」（会社員・職員(正規雇用) 50～54歳）といった「全体のバランス」に関する個別のお悩みが多く寄せられました。

理想の体型は「健康的な印象」「メリハリ」。現状肯定派も。

次に、理想の体型を聞いてみたところ、ダントツの１位は「健康的な印象の体形」が７割強となりました。2位は「メリハリのある体形」４６％、３位が「スリムな体形」となりました。その一方、理想の体型はありつつも、ごくわずかですが「今の体形でいい」という方も４％いらっしゃいました。コメントを拝見すると「自分の体系を誇るようなこともないし、不満に思うということもない。」（専業主婦(主夫) 45～49歳）、「日常生活に何の支障もなく、健康だと思えるから。」（専業主婦(主夫)45～49歳）、「体重をキープできていることが、健康的で大切だと思っている。」（専業主婦(主夫) 40～44歳）といった肯定的なお声もありました。

「体形のお悩み」はおしゃれを妨げる。特におなかまわりの下半身にお悩みが集中。

その一方で、多数の方がかかえる「体形」のお悩みは、洋服の着こなしに影響を与えているのでしょうか？８割以上の方が「ファッションの妨げになっている」と回答。またファッションを邪魔するの部位は、１位「おなか（下腹部）」８２％、２位「ウエストまわり」６０％、３位「ヒップ」５７％、４位「二の腕」５６％、５位「太もも」５３％と、上位軍は過半数の方のお悩みパーツであることがわかります。「バスト」は３割強とそこそこで、意外や「首まわり」が２６％と、首まわりのたるみや逆にやせによる若いころには感じなかった加齢によるお悩みもでてくるようです。具体的なお声では、「太っているから大きいサイズを選ぶが、そうすると丈が合わないことが多い。特に腕が短いので。」（会社員・職員(正規雇用) 55～59歳）、「サイズで選んでも何処か合わなかったりする事があるので、無難な物を選んでしまう」（専業主婦(主夫) 55～59歳）、「太ったまま痩せられないので、今持っている服が着られないものが多くなったが新しく買いたくない」（専業主婦(主夫) 50～54歳）といった現状も垣間見えました。

「バランスよく」＆「姿勢のよい」体形が理想。

次に、体形に関する価値観について、具体的にお伺いしました。「非常にそう思う」の比率が高かったのは、「背筋が伸びたよい姿勢に憧れる」５９％、「バランスのよい体形に憧れる」５４％、「バランスのよいファッションに憧れる」３８％となりました。特に「バランスのよい体形に憧れる」については「まあまあ」の数字も合わせると９６％とほぼ全員が同意する結果に。実際には、体形バランスに関してみなさんはどういった悩みをお持ちなのでしょうか。「若い時より下半身のむくみや贅肉がついた為、太く上半身とのバランスが悪い」（会社員・職員（非正規雇用） 50～54歳）、「気に入ったデザインの服でも、肩幅、バスト等が理由で着られないことがある。ウエストが合わないのは自己責任とあきらめも付くが持って生まれた体型を少しでも補正できるとうれしい」（公務員 30～34歳）など。

「バランスのよい体形」になるのはなかなか難しいですが、「ファッションやインナーの上手な着用」などで、「長所を活かしつつ」「短所をカバーする」ことで、よりバランスのよい理想の自分像に近づく努力や工夫はできるのかもしれません。

以上、主に「体形」に関するレポートを前編ではお届けしました。後編では気になる「インナー事情」についてレポート予定です。＜～その②へ続きます＞