【アンケート結果】車の防災についてのアンケート

この夏は、豪雨や台風の被害が例年になく多い年でした。被災された地域のみなさまには心からお見舞い申し上げます。気象庁の調査報告よると、世界の平均気温は100年間で0.73℃上昇し、特に最近50年の気温上昇は過去100年の上昇速度のほぼ2倍に相当するそうです。災害とその備えに対する私たちの認識も、今まで通りというわけにはいかないのかも知れません。そこで、フェリシモでは、「車」に注目して災害への備えの実態と意識調査を行いました。ご協力いただいたみなさま、ありがとうございました！ その調査結果を報告します。（「「車と防災」に関して、防災グッズの備えについてのアンケート」実施期間2018年6月1日～6月17日　回答者数948名　フェリシモ モノコトづくりラボ調べ）

車に防災グッズを備えている人は２割以下！

まず、「車に防災グッズを”意識して”備えていますか？」という質問をしたところ、「はい」と答えた人は約19％（184人）。これだけいろいろな災害が各地で起こっていても、車には非常時の備えをしてないという人が、実に８割を超えているという現状が明らかになりました。

防災グッズを車に備えていない理由は？

ではなぜ防災グッズを車に備えていないのでしょうか？ その理由として、他を引き離して最も多かった回答１位が「備えるべきグッズが分からない」で63％（469人）という結果に。グッズに着目して見てみると、３位「 車のどこに置いておけばいいかがわからない」27.7％（206人）、４位「 グッズがあってもいざというとき使いこなせる自信がない」18.5％（138人）という答えが目に付きます。防災グッズが必要なのはなんとなく分かっているけど、いざ具体的にとなるとどうしていいか分からない……という女性の心理が垣間見えます。

備えている人はどんな緊急事態グッズを車に備えているのか？

次に、「車に防災グッズを備えている」と答えた人に「何を備えているか？」という質問をしたところ、１位「発煙筒」79.7％（137人）、２位「三角停止板」43％（74人）、３位「脱出用ハンマー」41.3％（71人）の順となりました。しかし、分母を全回答者として見た場合、発煙筒で14.5％、三角停止板7.8％、脱出用ハンマーに至っては7.5％に留まります。ゲリラ豪雨などによる車の水没事故に対応する脱出用ハンマー（車の窓ガラスを割るための道具）などは、「使う機会もそう多くないのでは？」と考えるのも分からなくはないですが、発煙筒や三角停止板という教習所で習った基本の緊急事態グッズさえ、車に備えている人が非常に少ない現状に正直驚きも……。

8割以上の人が「車の防災対策は必要」と思っている

では、改めてすべての人に「車の防災対策は、必要と考えますか？」と聞いてみると、約83％（615人）の人が「はい」と答えています。その理由として、「最近、災害のニュースや情報をよく見聞きするから」と約半数の人が答えていて、「防災グッズが必要」という認識だけは広がっている現状が伺えます。必要と分かっているのに備えていないのは、「用意しなきゃなぁ～と思いつつできていない」（兵庫県 めもめめさま）というのが典型的な理由だと思いますが、結構ちらほら見られた回答が「家の中に準備はしていても、車の中に準備しておく意識がなかった」（三重県 wisさま）や、「”車に備える”という意識がまったくなかった。このアンケートで知らされた」（和歌山県 グリーンフィンガーさま）という人もいて、このアンケートが車と防災について考えるきっかけになった方もいたようです。

いざという時、割って脱出できるのはフロントガラス？

フェリシモでは、そんな女性のニーズに応えて、「もしもの時は素早く切る！割る！　車に一本　緊急脱出ツール」を発売しました。これは、車に乗っていて天災や事故に遭遇したとき、素早く窓ガラスを割ったり、シートベルトを切ったりして、外へ逃げるために必要なもの。ちなみにミニバンタイプの車が60cm水没すると女性の力でスライドドアを開けることは困難になるそうで（※JAF調べ）、そんなときにこのハンマーでガラスを割るのですが、みなさんはフロントガラスとサイドウインドウ、どちらのガラスが割りやすいと思いますか？ 答えはサイドウインドウです。フロントガラスは飛散防止加工が施されているので、ハンマーで叩いてもひびが入るだけで割れません。逃げなければいけないときは、迷わずサイドウインドウガラスを叩き割ってください。
車の事故や災害による水没などの思わぬ事態、いざというとき慌てないために、まずはこの一本から備えてみてはいかがでしょうか？ グッドデザイン賞受賞のすぐれものですよ。シックなカラーはフェリシモオリジナル。「いかにも」な黄色や赤じゃないところが、運転席の側に取り付けても内装に違和感なく馴染みそう。