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生活者アンケート集計結果
【アンケート結果】放っておいてもお片づけできる子は……?〔後編〕
2018/03/09
お片づけのタイミングは、親の声かけ
親が何らかの働きかけをして初めて動き出す子どもが全体の8割以上。何も言わなくてもできる子はたったの 8%。まだ小学生ですもんね。ほかに「お片づけのスイッチが入ったらする」「気分にムラがある」というお声が多数みられます。
子どもの「お片づけ意識」が低い層(自分でお片づけを一切しない)と高い層(片づけているように思う)で違いがあるのかを探ってみましょう。
散らかる部屋は、リビング5割、子ども部屋3割
グラフの左が「子どものお片づけに対しての意識」です。
“片づけているように思う子”も、”お母さんに言われて片づける子”も、”自分でお片づけを一切しない子”も、散らかっている部屋は、リビングと子ども部屋。特に差はないようですね。「わざわざ、子ども部屋(または、おもちゃ箱や本棚)からリビングに、おもちゃや本などを持ってくる」というお母さんのお声がとても多いです。そのほかには「ダイニングテーブルの上が散らかったまま」という声も目立ちます。これは、リビング学習率が高いことも原因のひとつ。(<前編>参照)
小学生が片づけられない、一番の理由は?
次に「片づけられない理由」を、小学生全体(平均)のグラフと比較しながら「片づけ意識」別に見てみましょう。
“自分でお片づけを一切しない子ども”は、「散らかったままでも気にしない」「元の場所に戻す習慣がない」が合わせて75%前後。小学生全体(平均)70%よりも、5ポイント高いです。
次に “片づけているように思う子”を見てみると、「収納場所が十分に確保されていない」が、小学生全体(平均)よりも高いのがわかります。これは、”片づけができる子”は【元の場所に戻す習慣が付いている】から、片づけができているのかも!……と推測します。ということは、【収納場所を確保し、元の場所に戻す習慣を身につけさせる】……これを親子で目指すことができれば、心地よいお部屋になる!?
お片づけができる工夫、親も一緒に考えませんか?
それでは、お片づけができて心地よいお部屋で過ごすために、親は子どもに何かしら働きかけているのでしょうか?
「声をかける」「物の定位置を決める」「いるもの、いらないものを分別させる」の順に多い回答となりました。
その他回答の中には、「きょうだいで、お片づけ競争をさせる」「お友だちを呼び、遊びに来る前に片づけさせる」「片づいてそうな部分をほめる」……など、片づけるきっかけや工夫をされている様子が伺えました。
ここでは あえて、”自分でお片づけを一切しない子ども” の親の働きかけに注目してみました。「特に何もしてない」と答えた親が18%と、小学生全体(平均)10%と比較して、8ポイント高いです。ということは、「親が何らかの働きかけをすること」が、お片づけのできる子どもになるか、ならないかのひとつの分かれ目と言えるかもしれません!
どのように片づければいいのか……小学生にはまだまだイメージができないことが多々あるはずです。もしかしたら、親には散らかって見えるけど、子どもなりに片づけをしているのかもしれません。
これを機に、お片づけのルールやお約束事などを親子で考えてみませんか?
そしてひとつできたら、「スッキリしたね~」「ピカピカになったね~」……と、ほめてあげてください。^^
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